暑さと雨の6月。気温もさることながら気圧も乱高下でしっかり頭痛がひどい小生ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。雨の中出かけるが億劫に感じ始めたのはいつの頃からか。それまでは雨の日に出かけるのは仕事でなければ、どちらかというと好きな方でした。街はどことなく沈んでいるように人もいつもよりも少なくて、歩くのも水たまりを気にした、道路の車の飛び跳ねを気にしたりするので気持ちもっていかれてきゅうけいをちょっとづつ取りながら歩くなんてのも乙でした。それに、周りの見え方も傘越しだったり、少し靄がかかっていていつもと違う感じがして特別感があったものです。特に旅行の時などは。しかし、最近は靴とか荷物とかのことを考えると、億劫になってしまい予定も延期に。好みが変わったのか、それとも感覚が変わったのか。まあ、頭痛のせいもあるんですけどね。
さて今回は久々の劇場ではありませんが、会場で鑑賞した作品です。とはいえ鑑賞したのはたまたまで、チラシをするっと取ってみたらなんと500円と言うことで、これはとばかり鑑賞しました。見ようと思ったのは金額もさることながらキャスティングが豪華だったので、鑑賞に至りました。
そんなキャスティングですが、六角精児さんが主役で、柄本明さん、江口のりこさんも出演しており、他にも高島礼子さん、中村育二さんと曲者揃い…ではなく芸達者の方々で名前だけワクワクさせられます。
ストーリーはホームドラマのごった煮と言った感じでお腹いっぱいです。ホームドラマでよくある風景とか、間を表現するような日常パートは少なめなので、そこそこコメディも挟んでいたから、飽きずに最後まで鑑賞できました。ただ、ホームドラマの展開エピソードが五月雨式に出てくるので、逆に落ち着かず終始バタバタ感が否めないです。時間経過の表現が薄いのか、それとも小生の見方がいけなかったのか心情描写のシーンが少ないのがアダとなり、心変わり方が急カーブのようで、えっ?となる。それを役者さんが熱演するもんだから、通して見ると情緒不安定のようにも。
題名になっているくらやみ祭は伝統と格式があるような事は理解できる。全国にも祭はあり、地域の特色があってだんじりや、よさこいのように派手なものもあれば、中には奇祭と呼ばれるものまであったりするが、くらやみ祭と言う、いかにも奇祭のような名前で何かあるのではと期待してしまう。でも、夜に神輿が出てくるシーンだけでは、なにゆえに暗闇なのかがぴんとこなかった。たぶんホームドラマ部分が盛りだくさんだったから劇場サイズには収まりきらなかったのだろうけど。
しかしながら、演者は力のある方々でシーン事には、見事な演技を見せてくれており、見応えはあります。六角精児さんのダメおやじぷりとか、柄本明さんの長老とか。
ホームドラマについては、昨今の世を映し出した課題をおしなべて網羅している感じはある程度理解はするが、問題提起だけして解決してないままに話が進んでいくので、どうにも腑に落ちない部分があったのは小生だけなのだろうか。
役柄も疑問符がつく事がある。このエピソードを描きたいから、役を置いている感があり、エピソードが終わると出たり出なかったりするので、一言で二言で終わる人もいれば、また出てきてビックリする。エピソード上では必然性があるものの、それっきりになりモブになったり、なんだりしているので役を活かしきれていないのが勿体ない。
テーマとか、扱っているものが良いだけに勿体ないお化けでも出そうな勢いではある。B級だったらB級として楽しむこともできるが、出ている役者さんが豪華すぎて、そういう目では見れなくなっている。
勿体ないから、色々と気になってしまう。主軸のストーリーに集中すればとか、祭を中心に据えるとか、何かしらやり方はあっただろうにと。