昨日の天気から一転今日は台風一過のような天気、熱中症にはご注意を!昨日は皆さん大丈夫でしたか?小生はタイミングよく指導している際は小雨程度に済んで、なんとkなりました。今回の大雨で被災されて方には一日でも早く普通の生活もどれるようお祈り申し上げます。

 

さて、暑くもなってきましたので、ヒヤッとホラーでもといことで今回は忌怪島ということでジャパニーズホラーの巨匠清水さんの作品です。清水さんといえば中田さんと並んでジャパニーズホラーの二大監督と言っていいのではないでしょうか。そんな清水さん監督の作品は、中田さんと方向性の違いはあれど、洋画のホラーとは一線を画すありそうでなさそうな微妙なラインをついて来るので見た後は引きずってしまうものばかりです。そして、何と言っても深夜のバラエティで楽しい気分になっている所への不意打ちのCMは、いつも驚かせて映像がきっちり鮮明に残るものばかりで、床につくまで気が抜けない。というか電気を消して目を瞑ると、あの映像が!と言う具合に、まんまと怖いもの見たさも相まってわかっているのについつい気になって見てしまうというのが常であります。


清水さんの作品は閉じられた空間が特徴で、呪怨しかり、村シリーズしかりで、閉鎖空間で逃げ場がない状態で追い詰められるというのが強さ倍増になります。また、それだけではなく、ホラー以外の作品もあったりして、魔女宅も彼の作品ですが、やっぱりホラーが得意なのかなと全体的な感想です。

さて今回は?島が舞台となっており、メタバースも取り入れられて新しい作りとはなっていました。これからの時代のホラーと言った感じでしょうか。

清水さんの特徴である驚かせとあとからくるジワジワホラーの掛け合わせで、映像を上手に使った演出のイメージのほか、日常の延長線上にあるという所が怖さの見どころになっています。今回も両方がちゃんと加味されていましたが、島ということで身に覚えがあるというか、ちょっと小生には感情移入が難しかったです。島国なのになんでかな?と思うと四方が海に囲われている状況に陥ったことがないので、なんとなくは理解できるけど肌身に感じることはなく淡々と話を聞いている(もちろんビクッとなることはある)感じと似ていて、至って冷静に見れました。

演者は人気どころですが、ストーリー上邪魔にはならず、エンドロールで気づく人もいました。生駒さんはストーテラーのような役で、説明セリフが多かったけど、場をかき乱すことなく雰囲気があっていました。
笹野さんベテランの味でしょうか。好々爺からのオドロオドロしい演技のグラデーションがたまらないです。

作品からして深夜に見てみたくなる気持は分かりますが、ビビリな小生としては昼間見ることを勧めします。トラウマ級ではないにしろ、たぶん時代が追いついてきた暁には思い出させる作品にはなろうかと思いますので、昼間に、そして何人かで見ることをおすすめしますって話。