5月も10日を過ぎましたが、5月病などは召されてはいないでしょうか?ニュースでは新入社員が「話とちがう」と退職代行サービスを使うという話題になっていましたが、立鳥後は濁さずで辞めるんだったら最後ぐらいはと思うのは昭和な考え方なのでしょうか。会うのも嫌な上司って、どれだけなんだろうかと、はたまた会って一か月でその人とは合わないや~とか決めちゃうのも、なんだかなとどっちの気持ちも理解できるし、理解できない部分もあるのはどっちも経験したからでしょうか。まあ、仕事って内容よりも一緒にやる人間関係なんだなとつくづく思う今日この頃ですが、GWで小休止した皆さんは今週はきつかったのではないでしょうか。夏休み明けの授業のように、昼からの時間がやたらと長く長く感じるのではなかったでしょうか。たぶん、来週には元通り!社会人の適応力ですね。学生さんさんも辛いところでしょう。しかも1年生はそうも言ってられないでしょう。小学校から中学生になった時の授業時間の5分の長さ、中学から高校なった時の5分、そして大学生にあった時の90分って休み明けは特にキツイ。まあ、そうやってんン現適応していくんですね苦笑

さて、前置きはなくなりましたが、そんな鬱々した気持ちの時には、こんな作品はいかがでしょうか。

 

探偵マリコって誰やねん。ってことで題名だけで気になって見てしまいました。マリコは伊藤沙莉さんでした。いや〜コレはもうけもんです(笑)

内容はB級かと思うぐらいに貧弱ですが面白いです。舞台は新宿。新宿を舞台にした作品は数あれど、なかなかにエッジの効いた描きかたをしています。小生が思う新宿のイメージそのままというか、あの綺羅びやか世界と一歩通りを間違うと雑多で混沌としている街を表現されています。
そんな街で探偵とくれば、もうご想像どおりの流れです。コメディ色が強いもののストーリーはオムニバスのような感じで、どんでん返しのような衝撃はないものの飽きずに楽しめます。

新宿って、なかなか馴染みがなくて、上記のようなイメージもあったりして怖いとか思って気付くけば避けて生きてコレてしまいました。でも、人によっては馴染のある落ち着く場所なんだろうなと、この作品を見て思いました。すいません。食わず嫌いでした苦笑

とはいえ、人物描写とかはしっかりしていて、テイストだけチープにしており、その感じがジュクを表しているのだとしたら、それは見事にマッチしていて映画全体の雰囲気を作り出している。

その雰囲気に飲まれない俳優陣も見逃せない。伊藤沙莉さんのハスキーボイスがジュクのスナック感をましましにしているだけでなく感情がすっごく動く役で、しかも喜怒哀楽どれともつかない感情でも演じちゃうのがすごい人。竹野内豊さんもイケメン俳優の影すら見えぬ役柄ですが、ちゃんと深い役でそれをしっかりと見せてくださいます。様々な俳優さんが乱取りのようなめくるめく演技をされているので、見ごたえたっぷりです。

小生、スナックやらキャバなど行った事があまりなく、元来のヒトミシラーとしては雰囲気を想像しただけで、クラクラしてしまうのてますが、伊藤沙莉さんがやっているとされるスナックは、最初こそクラクラしてしまうものの、常連客さんなどに気を使われて、そのうちに居心地が良くなってしまいそうで、行ってみたい架空の場所ランキングがあるなら、ベスト5ぐらいには入るかなと言う場所です。

街をテーマにした作品ってありますが、その街の雰囲気を知ってたり、イメージがあったりして、なかなか表現が難しかったり、説明を要したりしますが、ジュクと言う世界でも知られている歓楽街の裏の顔をうまく表現している作品です。しかしながらマリコにとってそんなに悲惨だったかははなはだ疑問は残りますがご愛敬ということで(笑)

とはいえ考えたりしなくても楽しめる作品なので、休前日の夜にお酒を片手に見るのが合っている作品です。間違ってもお子さんとは見ないよう申し添えておきます。色々と説明が必要ですし、説明も…そういうことです(笑)

見たからと言ってジュクに行きたくなるかといえば、まあ行きはしないかなと、未だに苦手な街でしたって話。