12月に日あっても日中は20度を超える日があったりしましたが、ようやく冬の季節を感じる肌寒さや朝布団から出るのが億劫になるようになりました今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて今回はリーアム・ニーソン主演のスパイものです。
知ったこっちゃないとは思いますが、リーアム・ニーソン作品は小生の大好物です。ああいうぶっきらぼうで、寡黙なオジはたまらなく好きです。
96時間シリーズなんてたまらない。「この親父に不可能って文字はないのかっ?」てね。しかも、スパイなのに家族大好きっていう設定で、ミッションインポッシブルも何のその、全部まとめて解決するけど、スマートじゃないところがまた良い。お時間ありましたら三部作をご覧あれ。

相変わらず鑑賞前に下調べはなしで、リーアム・ニーソンの名前だけで鑑賞。楽しかった…。というか今作はどちらかとバッドエンドとも取れる終わり方で、少し哀愁が漂う作品でした。

普段内容には触れないようにしているのですが、少し触れると今回は殺し屋役です。いつも通りめっちゃ強いです。ただこの殺し屋は記憶障害があるとの設定で、そこが他の作品にはない面白どころです。

リーアム・ニーソンが、記憶障害を乗り越えつつもミッションを達成する姿は、そのままでも哀愁があるのに倍増されます。

泣くまではいかなくとも、ジーンとするものです。ストーリー自体は設定に即しているので、アクションが波のようにザブンザブンは来ないのですが、一つ一つ丁寧に描かれており、見ごたえはあります。

裏稼業とはいえ、様々な病魔は等しくやってくる。だけど普通な生活は望めない。なぜなら殺ししか知らなかったから。というアンチヒーローの話。

新しい記憶が定着しないのに、昔の記憶だけは鮮明にある特徴を表現しており、そのギャップは誰しもあること。わかってはいるけどいまいち実感がない小生にとっては、記憶のギャップに苦しむ姿は恐怖すら感じます。だけど、主人公はそんな記憶よりも、今を確かに生きている。

リーアム・ニーソンだから、スカッとアクションと思って気軽に見始めたのですが、なんか色々考えさせられる作品でした。

最初に記しましたが、バッドエンドのような終わり方ではありましたが、かと言って気持ちがどんよりとするわけでもなく、爽快ではないにしても、良い作品でした。

明日は休みだという夜に見ていただけると合うかも知れない作品ですって話。