街が騒がしくて、なんだか車やバイクがいつも以上にスピードが出ているように感じるのは気のせいか。はたまた小生の心が師走でざわめいているのだろうか。分からないけど、目に映る景色が早く感じるし、時間も早く過ぎていくような。年末に向けて坂を転げるような時間の過ぎ方で一層忙しく感じる。みなさんにはどんな景色が見えていますか?
さて、2010年の作品ですが、前後して小栗旬さん同名作があったりしますけど、今回は生田斗真さん主演の作品です。
映画となると時間制限とかあったりとなかなか表現しけれない部分はありつつも、年月も経ち解釈のしがいがある点においては、映像化するに監督、脚本にやりがいがある作品かと思われます。
太宰作品でも人気がある作品で、太宰の自叙伝的作品とされて来ましたが、近年はその解釈も疑問視されており、知っている本人だけで語る人はいないことからも、色々と想像力を掻き立てる作品になっています。
逆に言えば、原作を知っている人も多くて、なかなか映画として納得させるものを作るのは難しいとも言える。
で、本作はというと女性にまつわる部分がクローズアップされており、生田さんの甘いマスクが女性がほっとかないという設定の説得力を生んでいるので「なんでこんなにモテる?」という疑問を払拭させてくれている効果は絶大です。
そうなってくると女性もまた魅力的な人ではなくてはならんのですが、皆さん実力派揃いで、彼だけに見せる女性の部分は魅力的であり、ギャップがすごい。坂井さん、小池さん、石原さん、三田さんも、それぞれ陰と陽のように、妖艶さとそれぞれの年代と立場の演じ分けがギャップで女性としての魅力を感じます。そして、時代背景を鑑みているのか、台詞回しとかカットが小津風なイメージ。
ストーリーはちょっと早足には感じてしまいましたが、前期の通り原作は読まれている人が多いので、あまり問題はないかと思います。なんで、原作を読んでない方は、読んでから見るとわかりやすいかと思います。
なかなか重たい話ではありますが、人間の弱さを前面に出した作品でばあり、心が弱っている時には見ないほうが良いかもです苦笑
でも、家族で見るというわけでも、誰かと見るというよりは一人でゆっくりと見ることをおすすめします。
寒くて外に出たくないなあとか思う日に暖かくしながら、一人で見て文学してみるのはいかがでしょうかって話。