暑い。いや、湿気?寝ずらいので、今が一番眠い小生です。みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?春なんての物はあっという間に過ぎて初夏?梅雨?の季節ですが、体調など崩されませんようお気を付けくださいね。

 

さて、邦画です。長谷川博已さんと綾瀬はるかさん出演の作品です。宣伝等ではドタバタコメディと思っていた記憶があります。しかし、見てみるとコメディはコメディですが泳げない事はコメディタッチでは描かれていますが、その設定がシリアスで、泳ぎを通したヒューマンドラマになっていて笑だけではない作品となっていました。

 

コーチ役の綾瀬さんは安定しているし、長谷川さんは言わずもがなで、そのほかのキャストも個性的でいい味になっておりました。とくに麻生久美子さんの役がドンピシャって感じでした。

長谷川さんの哲学者という役柄は、本当にぴったりで、泳ぐということを体を動かす前に”なぜ”という理屈から入る感じが滑稽でした。MOZUの時の悪役や、シンゴジラの議員役も長谷川さんのキャラと、役柄がどっちに引っ張られることもなく交わった感じでしたが、今回もマリアージュしていました。そんな理屈ぽい生徒をコーチする綾瀬さんの役は、どうしたら泳げるようになるかというのを、スモールステップであれやこれやと思案する感じでコーチとしてはまじめなんですが、私生活は天然というかんじではまっていました。

 

そして、変にラブコメチックなっていないとこもよかったと思いますし、コメディ部分とシリアス部分がうまいバランスになっているので、食わず嫌いしないで見てみるのはいかがしょうか。

 

題名だけでは、コメディではあるのですが、全部が全部笑える話にはなっておらずシリアスな部分は意外とハードなんで、文字通りカナヅチな人はちょっと注意してみた方が良いかもしれません。ただ、大人になって新しいことを始めるって素敵だなって思える作品で、小生も新しいことを始めるのに、あーだこーだと理由をつくって先延ばしにしたり、始めない理由ばかりを探しているようで、少し勇気をもらった気がしますって話。