花粉症の方は、いかがお過ごしでしょうか。ようやく収まってきたとのお話を聞きますが、毎年大変だなあと見ているところです。今年に限ってはマスクの自由化ってことで外している中でのくしゃみや鼻水は誤解を生むようで、例年よりより厳しかったのではないでしょうか。今週末から天気が悪くなるようで、もう梅雨時なんすね。そんな日は、映画でも見てすごしてはいかがでしょうか。

 

さて、今回はおばけずかんといことです。原作は児童書ということですが、まったくもって知らない。小学生ではブームらしいです。

そんでもってガッキーですよ。ガッキーの先生振りはなんともほほえましい限りです。それにしても、この手の原作物のキャラを実写化するとガッキーと神木くんの再現度とそれ以上に役になっている感じがして、小生の中では実写化でこの二人が出ていれば間違いないと思っているくらいです。特に神木くんは、さまざまな役を演じておりますが、文字通りのカメレオンではないかというくらいに演技をしているので、どれが本当の神木君なんだろうと本人ももよってしまうのではないかと思うくらいです。

 

山崎監督の得意技というかVFXがなければ、実現しなかった作品ではあるかと思います。ただ、バーンとVFXを押しているわけではなく、リアルとの融合さ加減が絶妙なのが山崎監督の業かと思います。今回も、リアルな夏休みとお化けたちを融合させてしまいました。

 

また、お化けたちの声優さんが豪華だった。聞いただけでだれかと分かるくらいに。

 

さてストーリーは、少年少女の成長物語だったりするのですが、こういった少年少女の冒険ものにつきものなのが、大人というリアルな壁ですが、今回はその大人が味方であるのが特徴かと思いました。その代理教師のガッキー先生も一緒に成長するという物語。バトルシーンは迫力があってドキドキもするし、ちょっとした淡い恋心もあったりと盛沢山です。なんかなつかしさすら覚えてしまい。こういった冒険ものの大人側になてしまったのだとなんだか痛感もさせられて、ノスタルジー・・・やっぱり、山崎監督はこういったノスタルジーな心理を表現するのが上手なひとなんだなと思ったし、鎌倉物語に代表される怪異てきなものに対する見方が憎めない。なんで怪異も理由なくして悪さをするんじゃないし、実は愛らしい存在なんだということを教えてくれた。今回も、怖くて愛らしい怪異が出てくるので、お楽しみを。

 

小生は、水木先生の作品で怪異に惹かれていったのですがマインドは一緒で、画はおどろおどろしくても水木作品でも妖怪たちは怖い一方で、間抜けなと言ったら語弊があるかもしれませんが、愛らしい一面をみな持っている。それは、われわれ人間も完ぺきな人間はいないと言っているかのようであり、それは山崎監督の作品でも共通する部分です。

 

休みの日に、出かけるのが億劫になる梅雨時期に、すかっとお子さんたちと見る作品にはちょうど良いかと思いますって話。