邦画週間が続いていたので、ライブラリーから引き出してみました。

 

名作として知られている小津安二郎作品ですが、現代見ていると面白い発見というか、見る年代によって感じ方も違うものです。

 

それで改めてみた感想として、面白かった。やっぱり名作といわれる所以がある訳ですね。

 

ストーリー等は、いろいろな方が評論されているのでひとまず置いておくとして、時代背景としての面白さがあります。隣の家にお酒を借りに行くとか、家の屋根の上に物干しがあるとか、いろいろと昭和なところがあり、これは将来歴史の授業に出てきそうな資料映像として使えるような気がしました。

 

それから、改めて驚いたのが、白黒だった・・・。いや、知っていたのですが、カラー世代の小生としては、幼少に見た時は、見ずらいなとか思ったのですが、今回見ているうちに色が見えてくるような映像でした。どうしてそうなのかは、わかりませんが確かに見ている映像は白黒なのに目に入ってから、脳に到達するまでに色がついているような感じがしました。それは不思議な体験でした。

 

小津さんの独特なカット割りですが、ローアングルからのソロショットなんてのは、昔はぶつ切りに感じていたのですが、入り込むと自分が話しかけられているような錯覚に陥るほどです。なるほど、これが狙いでしたか。

 

大勢が、とはいっても数人ですが集まって話しているシーンは、傍観者というか、窓の外から覗き込んでいるような感じです。

 

この年齢になって発見できたのは、よかった。少しでも小津先生の意図をくみ取れると良いのですが、また10年後に見てみたら感じ方も違うのかもしれませんね。

 

みなさんも、過去に読んだ本や、映画や音楽を引っ張り出してみてはどうでしょうか?

 

年齢もそうですが、今時分が置かれている環境とか、世間とかによって、作品は変わらずとも感じ方が変わって、発見があるかもしれませんねって話。