先日会議に出席した際に、やたらと横文字を使う人がおった。なにゆえにそういうことをしたのだろうか。だいたいにして、ビジネス用語という言語を開発したのは、いったい誰なのか?はなはだ疑問である。
しかし、誰もそのことに言及せずに頷いていると言う事は自分以外の人たちは理解しているのだろうと思ったが、分からないまま頷けるほどは、自分は出来た人間ではありませんので「すみません。それってどういう意味ですか?」と馬鹿な振り。いや、実際知らないんだから、馬鹿なんですけどね。
相手は「ごめんごめん」と得意げに(私の目から見て)日本語にしてくれた。まあ、だいたいそんな意味だろうと思っていた通りだったが、周りを見渡すと「へ~」みたいな顔をしている人、メモを取る人など、なんだ同じじゃん。でも、なんでわからないまま頷いていたんだろうと不思議になる。
そもそも言葉は伝えるための道具であって、伝わらないのでは言葉ではないと思う。外国の方ならつゆしらず、日本人同士でそりゃないぜ。それはもう会話ではなく一方的なもので通じるものではない。
話を戻すといつの間に、横文字が増えて、ビジネス用語としての常識を勝ち取っている。「今日のアジェンダは?」なんて普通に使っている。まあ、書くいう私も使ってしまうし、新人には教えているつもりだが、たまに知らないで使っている人も居て、逆に知らないことが悪のように「アジェンダはアジェンダなんだよそれくらい常識だろ。自分で調べろ」なんて奴がいる、知らぬのに使っている。まさに裸の王様ですな。
むかし、メディアに身を置いていたことがあり、それは一種のステータスのように業界用語が飛び交っていた。今は、メディアと大衆の距離感がなくなってきているので、巷でも使われるようになってきた。でも、それは隠語であって、知識をひけらかすものではないのである。ちなみに語源などもあるようだがそこまでは教えてもらえなかったけど、その当時は業界用語を使っている先輩がかっこよく見えたものであるが、すぐに慣れた。
だいたいにして逆さ言葉を使っている人はそうそう見なかったのが実情でして、どちらかと言うと、美術さんが使う用語が多かったし、舞台から派生した言葉がそのほとんどを占めていた。
食べ物のことを消え物という。食べたら消えるからだそうだが、ジュース、ご飯って言えばいいのにねとも思ったりする。あごあしまくら付き。ご飯と交通費と宿泊費がもらえるって!という話。
まあ、舞台用語は、それこそお客さんがいて「ごめんご飯取って」とか言えないし、そのところで「消え物出てないよ」と言う事なんだろうと思う。
でも、舞台でも、隠語でもないのに横文字並べて話す人って自己顕示欲が強い気がする。結局、伝わらにゃ言葉でもないし、気持ちがこない。皆さんも話すときには気を付けましょうって話。