SaaS(Software as a Service)は、ソフトウェアをインターネット経由で提供するクラウド型サービスです。
そして、Anthropic(アンソロピック)とは、「SaaSの死」と言われる時代に登場した“AI時代の黒子”です。
最近、「Anthropic(アンソロピック)」という名前を見かける機会が増えてきました。
ChatGPTを開発したOpenAIと並んで紹介されることも多く、「結局この会社は何者なの?」と感じている方もいるかもしれません。
さらに最近は、「SaaSの死」という少しショッキングな言葉も話題になっています。
この文脈の中で、Anthropicはどんな役割を担おうとしているのでしょうか。
【大暴落】Anthropicが$285B(42兆円)を吹き飛ばした!Claude Coworkの衝撃 - あなたの仕事は大丈夫? #AI - Qiita
Anthropicは「AIをつくる会社」。AnthropicはアメリカのAIスタートアップで、人と自然に会話できるAI「Claude(クロード)」を開発しています。
文章の要約をしたり、質問に答えたり、仕事の下書きを手伝ってくれたりする点では、ChatGPTとよく似た存在です。
ただし、Anthropicの特徴は「性能」だけではありません。特徴は「安心して使えるAI」を重視していること
Anthropicが特に力を入れているのは、**AIの“安全性”や“信頼性”**です。
AIはとても便利ですが、間違ったことを自信満々に言ってしまう、望ましくない内容に答えてしまうといった問題もあります。
Anthropicは、こうしたリスクをできるだけ減らし、「仕事や日常生活の中で、安心して任せられるAI」を目指して開発を進めています。
この会社はこれまでAI代替が難しいとされてきた法律相談について、一定の信頼性を確保したアプリケーションや、金融情報について現在は有料のサブスクなどで入手する水準の分析を実行するアプリケーションを開発しているようです。
AIのできる範囲がますます拡大していきますね。
ただし、最近よく聞く「SaaSの死」という言葉は、「SaaS(クラウド上のソフトウェア)が本当に消える」という意味ではありません。
ここで言われているのは、主に次のような変化です。
これまで:人が画面を開いて、ソフトを操作する
これから:AIに「これやって」と頼むと、AIが裏側で自動的に処理する
つまり、人がSaaSの画面を操作する時代から、AIがSaaSの機能を“部品”として使う時代へ移っていく、という意味合いで「SaaSの死」と表現されているのです。
「SaaSの死」時代におけるAnthropicの位置づけという点では、この流れの中で、Anthropicはどんな役割を果たそうとしているのでしょうか。
一言で言うと、Anthropicは、「AIが仕事を代行する時代の“頭脳”をつくろうとしている会社」です。
将来、私たちはこんなふうにAIに頼むようになるかもしれません。
「今月の売上レポートをまとめて」 「このメールに返信を書いて」「このデータを整理して報告書にして」
するとAIが、裏側でいろいろなソフトや仕組みを使いながら、人の代わりに仕事を進めてくれる――
そんな世界が想定されています。
Anthropicは、このときに必要となる「安全で、信頼できるAIの頭脳」を提供する立場にあります。
つまり、SaaSの画面の前に人が座るのではなく、AIが“見えないところ”でSaaSを使いこなす世界。
その中心に位置しようとしているのが、Anthropicだと言えます。
私たちが直接Anthropicの名前を意識しなくなる未来が来るかもしれません。
それでも裏側では、AnthropicのAIが、さまざまなサービスをつなぎ、仕事を動かしている
――そんな“黒子的な存在”になる可能性があります。
「SaaSの死」という言葉の裏にあるのは、ソフトウェアの終わりではなく、「人とソフトの関係が変わる」という大きな転換点です。Anthropicは、その転換点の中心に立とうとしているプレイヤーの一つなのです。