浜松街中の商業施設 ZaZa City
1997年まで西武があった場所に、2000年~01年にかけて、市の再開発事業として開業。
スーパー、レストラン、書店、洋服、雑貨、映画館、クリニック、塾などが入居。
良い施設なのだが、浜松が車社会なのが残念なところ。駅を中心とする街中に人が集まらず、味気ない郊外生活で人が満足してしまえば、このような施設は宝の持ち腐れ。本当にそれで良いですか?
東京、名古屋、大阪その他の大都市と比較したとき、この点浜松は少し寂しい。
都市圏では例えば鉄道会社や不動産デベロッパーが駅を中心に都市開発に積極的である。
浜松もJR東海や遠州鉄道が駅周辺で商業施設を構えているが、物足りなさを感じざるを得ない。
両社はほぼ独占状態なのだから地域基盤にもっと投資して需要基盤を自ら開拓してもよいのに、小さくまとまっているように感じる。
だからイオンのような全国統一規格の物量で勝負してくる大手の郊外大規模SCにいい様に顧客を攫われて、結果的に長い歴史によりはぐくんできた都市文化を破壊されてしまったのだ。
浜松の有識者たちよ、目を覚ませ。
ドーナツ化して郊外のイオンモールにしか人が集まらないような、住民は日々ただ仕事して生活するだけの典型的なすすたびれた地方都市に甘んじるのか、独自の都市文化を備えた住民が誇れる街として再び成長するのか、浜松市長や市議会議員、地元実業家の本気度がここにきていよいよ試されているのではないか。
ただ、近年駅周辺の市街地に高層集合住宅が次々と新築されており、中心市街地の人口は着実増えているようだ。
まちなかにぎわい協議会という機関も活性化を推進しており、こうした地道な活動の成果を期待したい。
また、こうして地域をレポートして盛り立ててくれる方もいる。
【浜松】中心部の「あの空き地」に大手企業移転、一体何が建てられる!?(たまちゃん) - エキスパート - Yahoo!ニュース
車は公共交通機関の少ない地方では必須だが、維持費や税金などの金銭的な負担やメンテナンスの手間もかかる。
その点、中心市街地徒歩圏内に住めば、駅もデパートもスーパーも歩いて行けて、大変便利な選択肢だと思う。
願わくは、その市街地が益々再生・復活に向かってほしい。