月明かりの下
微かに葉の香り
波紋揺らし
微かに蓮の香の
咲き誇る如き



遠く空に
小さく光るのは
青き月
白さに染まり
蓮の香に
触れようと降る

水底の
隠した想いは
恋か無か
探ろうと
触れる

水面に波紋消えて
月に願う
貴方に逢いたいと


蓮の香に酔うように
瞼の裏にだけ
隠されている
光の感覚の赤さ
血液の流れていく
無意識の赤さ

目を閉じて感じる
風の過ぎるのが
肌でわかる

いくつかの風が過ぎ
開く瞬間の青
透き通る青の中に
景色は沈んでいた

瞼を深く閉じる
薄紅は雫に落ちて
地を染める花

咲き誇り
儚く散る
瞬くその間に
朝焼けは
雨を喚ぶと
聴いたことがある?


あなたがあまりにも
綺麗だから
言葉を飲み込んでしまう
天を仰いでは
独白の仕種
溜め息をついては
透明な嘘が宙に舞う

好きと
言えない嘘

色のない透明が
頭上から降り
あなたを包み込むでしょう


朝焼けが綺麗で
それはとても
羨望の眼差しにひとしくて


無色透明モノローグ

そしてそれを
隠してしまう