温かい無機物迷走する闇の中で確かに感じたんだ 熱を 衝動とは呼べない程の弱い疼きが 濡れた真綿のように呼吸を妨げる 黒に同化しようとうずくまる体を 寒さに軽く揺すれば 欠片が宙に待って 差し込む光に輝いた 粉々に砕けて その光の奔流の中に熔けてしまいたい つまるところ 僕の望みはそれだけだ