何ひとつ望まないなら
何ひとつ手に入らない代わりに
何ひとつ失わない
そんな虚言
持ってたものすら落としてきたから
ずいぶんやつれた僕がいて
君に贈る言葉ひとつすら無くて
誰かが誰かに宛てて書いた愛の歌を借りて歌ってみた
ここにきても確立されないリズム不自由を嘆くのは本能に逆らう痛みを伴って
入り切らないで諦めたモノこそ僕には必要だった
偶然に運命と名付けて不安を拭う
そうやってまたひとつ弱くなった
見誤った距離感はついに僕を殺すんだ
絶えず望むモノはつまり
いつまでも手にすることはできなくて
おかしな夢を見たあとのように
揺れて歪む街に僕はひとりだった
優しくされたいのにな
優しくなりたいのにな
なんて戯言