まぶしくて -私たちの輝く時間-(最終回) あらすじ、感想 | ゆないろデイズ ❤️ 韓流ときめきスマイル探し

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まぶしくて -私たちの輝く時間-
原題:눈이부시게

韓国JTBC

2019/2/11~3/19 放送

全12話

 

はろはろ~!菜月です

(❁´ ︶ `❁)✲゚

 

『まぶしくて -私たちの輝く時間-』最終回(第12話)のあらすじと感想です。

 

 

*ストーリー*

幼い頃に “時間を巻き戻せる” ふしぎな腕時計を拾ったヘジャは、突然の交通事故で亡くなってしまった父を救うため、何度も時計の力を借りて時間を戻す。
泣きながら数えきれないほど試みた矢先、成功と引き換えに待っていたのは70歳くらいのおばあさんに変わり果てた自分の姿だった...。


 

  予告編*

出典:ポニーキャニオン WE LOVE K

 

 

※ネタバレ含みますので、
スクロールするか否かは
ご自身の判断で!


 

相関図

 

出典:BS朝日

 

 

 11話ラストは?

 

出典:「まぶしくて -私たちの輝く時間-」より

 

認知症の母ヘジャを懸命に支え、足の悪い自分を気遣う妻ジョンウンを思い離婚を切り出すテサン。ジョンウンは離婚届を破り捨て、気持ちは変わらないと反発する。

いつものように施設のヘジャに会いに行ったジョンウンは、ヘジャが自分を忘れてしまったことにショックを受け泣き崩れる。

ある晩、ヘジャは地下の部屋に入り、ベッドに横たわる高齢男性の腕時計を意味ありげにじっと見つめるところまでが描かれた。

 

 

  最終回(第12話)あらすじ

 

最終回は現在と過去の記憶を行き来して進む。

 

 

深夜、療養型施設の地下の部屋を訪れたヘジャ(演:キム・ヘジャ)

寝ている老人とその腕にはめられた腕時計を、神妙な面持ちで見つめていたヘジャは突然意識を失ってしまう..。

 

テサン(演:アン・ネサン)は担当医(演:ナム・ジュヒョク)から、母親のヘジャが時計に固執していることを聞かされる。

「時計に関するトラウマや特別な記憶があるのか?」 と投げかけられるが、テサンには思い当たる節が無かった。

 

テサンはヘジャとの思い出を振り返る。

幼い頃、事故で片足が義足となったテサンは学校でいじめられ、母親のヘジャに愛情を求めても冷たくされ、ずっと孤独を感じながら生きてきたことを。

 

 

一方過去では、幸せな結婚生活を送っていたヘジャ(演:ハン・ジミン)とジュナ(演:ナム・ジュヒョク)

ジュナは報道記者として忙しい日々を送る中、息子のテサンが生まれる。

しかしジュナは、テサンにどう接していいのかわからないでいた。

父親に愛された記憶がないジュナは、息子にどう接していいのか悩みヘジャに打ち明ける。

するとヘジャは、

「私も母親役は初めてなのよ。一緒に頑張ろう」と励ました。

 

 

テサンをお風呂に入れてあげるジュナ。

体を一生懸命洗ってあげるとテサンがジュナの指を握ってきた。

自分を慕う小さな手に、胸に温かなものがこみ上げてきたジュナは、「かわいいでしょ?私たちは家族なのよ」と言うヘジャの言葉に、目に涙を滲ませ嬉しそうに微笑んだ。

 

 

これからも続くと思われた幸せは、ある日突然無残にも奪われてしまう。

普段と変わらない朝。

その日はヘジャとジュナにとって大切な “結婚記念日” だった。

 

仕事に追われすっかり記念日を忘れていたジュナは、ふくれっ面のヘジャをなんとかなだめ、

「今日は早く帰るよ」と笑顔を見せ約束する。

 

しかしジュナは二度とヘジャとテサンの待つ温かな家庭に戻ることはなかった。

 

 

ジュナが警察に連行されたという話を聞いたヘジャは、ヨンヒョン警察署へ駆け付け何度も会わせてほしいと頼む。

ようやくガラス越しに対面できたジュナの顔には、何度も殴られたかのような痛ましい傷が。

取り乱したヘジャは、泣き叫びながらジュナを釈放するよう求めた。

 

 

やがて帰りを信じ待ち続けていたヘジャの元へ、一通の死亡通知書が届く。

それは愛しい夫ジュナが亡くなったとの知らせだった。

 

遺品を引き取りに警察署を訪れたヘジャは、刑事の腕にジュナの腕時計がはめられているのに気づき血相を変え激しくなじった。

 

 

現在───

 

夜。ベッドに横たわるヘジャに車いすの高齢男性が謝罪と共に腕時計を手渡す。

ジュナの腕時計を奪った刑事だった。

ヘジャが腕時計を返すと男は声を上げ泣いた。

 

 

ヘジャはジュナの祭祀に遺影に向い、好きだった腕時計を持ってこれなかったこと、独りで逝かせてしまったことを謝った。

 

 

雪がぱらぱらと積もり始めたある日。

ヘジャがいなくなったと施設からの連絡に、駆け付けたテサンは雪かきをするヘジャを見つける。

足が不自由な息子が滑らないよう雪かきをしている..と語るヘジャに、朝滑らずに登校できたのは母のおかげだったと気づき、足のせいで母に嫌われていると思っていたテサンは、その深い愛情に涙する。

 

 

柔らかな日差しが降り注ぐ中、車椅子で一人景色を眺めていたヘジャにテサンが話しかける。

「一番幸せだと思ったのはいつですか?」尋ねるテサンに、ヘジャは 「特別な日ではない」こと。ごく普通の日常が幸せであることを話し始める。

 

 

まだよちよち歩きのテサンの手を取り、夫のジュナを出迎えに外で待つ。

二人の姿を見つけ、嬉しそうに微笑むジュナ。

 

 

「あれは誰かな~?」

ヘジャはテサンに話しかける。

「おいで~」 とジュナが大きく手を広げると..

テサンは大喜びで大好きなお父さんの元へ。

テサンを抱き上げるジュナ。

その姿はかつて “父親に愛されたことがないから、この子の愛し方がわからない” と悩んでいたジュナではなかった。

 

 

「昼間の日ざしよりも夕日が好き」

「僕も」

親子3人できれいな夕日を見る。

こんなごくあたりまえの普通の日常が、ヘジャにとっては “一番幸せな時” だった。

 

 

いつの間にか目を閉じていたヘジャはゆっくりと瞼を開く。

揺らぐ陽炎の中、ヘジャは驚いたように何かを見つめる。

目線の先にあったのは、会いたくて会いたくてたまらなかった愛しい人の姿、ジュナ。

すがるようにヘジャはジュナの元へと歩み寄る。

 

 

夕暮れの中。一人浜辺に佇むジュナの元へ..

25歳の姿のヘジャが駆け寄る。

涙を滲ませるヘジャと、そんな彼女を優しく見つめるジュナ。

 

 

「おいで」 と言うように、笑顔で両手を広げるジュナ。

ジュナは力強く、そして優しくヘジャを包み込む。

ずっと恋しくて恋しくてたまらなかったジュナのぬくもり。

 

 

ジュナは抱きしめていたヘジャの体をゆっくりと離し、呟く。

「一緒にいよう。ずっと」

その言葉に驚いたようにジュナを見つめるヘジャ。

二人は見つめ合い、そしてまた抱きしめ合うのだった..。

 

 

 

ラストに現在のヘジャが締めくくる。

 

 

今の生活が苦しいあなた。

この世に生まれた以上、その全てを、毎日楽しむ資格があります。

平凡な1日が過ぎて、また平凡な1日が訪れても、人生には価値があります。

 

 

後悔ばかりの過去や不安だらけの未来のせいで

今を台無しにしないでください。

 

 

今日を生きてください。

まばゆいほどに。

あなたにはその資格があります。

 

 

誰かの母親であり姉妹であり、娘であり、

そして...私だったあなたたちへ

 

上記画像全て「まぶしくて -私たちの輝く時間-」より

 

 

fin.

 

 

 

  感想*

画像はイ・ジュナ(演:ナム・ジュヒョク)

出典:JTBC

 

「麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~」 で高麗第13皇子ペガ(ワン・ウク:王郁)を演じたナム・ジュヒョク。

彼の演じるペガが魅力的で 「ハベクの新婦」「恋のゴールドメダル」 と立て続けに彼の主演作を観て虜になりました🐹💜

 

 

特徴的なのがセリフ回しより目線の動き一つで、見ている人の心を掴んでしまうところ。

哀愁漂うようなまなざしが彼の特徴であり、最大の魅力です。

 

 

正直個人的にはあまり 「演技が飛びぬけてうまい」 とは感じられないのですが、目の動きひとつでキャラクターの心情を表現する、とても貴重で魅力的な役者だなと感じました。

この 「まぶしくて」 もそんなナム・ジュヒョク観たさに観始めた作品です。

 

出典:JTBC

 

最初はファンタジードラマだと思って見始めた今作。

ヘジャが時計の力により70歳くらいのおばあさんになってしまい、友達や大好きな彼と共に数々の窮地や困難を乗り越えやがて元の姿に戻る。

そんな冒険活劇的なストーリーを想像していたんですよね。

 

 

ところがどっこい!そんなフワフワなおとぎ話ではなかった!

いい意味で裏切られました。

 

 

この物語は、突然年老いてしまった25歳のヘジャのお話ではありません。

アルツハイマー病を患っている現在のヘジャの “せん妄” により生まれた世界。

そして、「過去の記憶と現在の状況」 が複雑に絡み合った中でヘジャは生きていました。

 

 

 

ヘジャは想像の中で生きていて、ヘジャを取り囲む人たちは現実を生きている。

 

 

 

「なにそれ」 って思うかもしれませんよね。

ただね、このドラマはラストシーンまで見ると、アルツハイマーという病を通して、現代社会で悩み苦しみながらも生きている人たちに、「本当の幸せの在り方」、「いまを大事に生きる大切さ」を教えてくれるような温かいドラマに感じました。

 

 

現実では、ヘジャは療養施設にいて人の認識がうまくいかないほど病状が悪化。

息子の嫁ジョンウン(演:イ・ジョンウン)だけでなく、息子のテサン(演:アン・ネサン)すらわからなくなっていました。

 

 

ヘジャの担当医(演:ナム・ジュヒョク)

 

担当医は、ヘジャが25歳の時に亡くなった夫ジュナ(演:ナム・ジュヒョク)にそっくりで、ヘジャが見ている世界は夫によく似たこの男性医師が引き金で始まったのかもしれません。

 

 

25歳のヘジャが父親を助けるために時計の力を使うシーンや、年老いたヘジャが老人ホームの仲間たちとコミカルに奮闘するシーンも含め、全てにちゃんと意味があり、過去の記憶、現在とも繋がっていました。

それがわかるたび、ちょっと切なくなるんですよね。

 

 

ヘジャは人生で一番幸せだった時間の中を生き、そしてジュナの元へと旅立ったのかも。

 

 

ヘジャのラストのメッセージは、心にグッと刺さる温かで優しいメッセージでした。

いやぁ~。このセリフはほんと泣けたわ。

自然と泣けてきた。

 

 

 

で、結局号泣した(笑)

╭(°ㅂ°`)╮ほげっ

 

 

 

過ぎてしまった時間は尊いもの。

一瞬一瞬を大切に、自分らしく生きること。

 

 

決して派手で目立つような作品ではないけれど、心に残る良作だと私は思いました。

 

上記画像全て「まぶしくて -私たちの輝く時間-」より

 

 

ラストシーン

 

 

 

*最終回予告*