原題:단, 하나의 사랑
韓国KBS
2019/5/22~7/11 放送
全16話
出典:韓国KBS
はろはろ~!菜月です。
(❁´ ︶ `❁)✲゚
「ハンムラビ法廷 ~初恋はツンデレ判事!?~」(2018)を挫折したものの、エルくん見たさに選んだ今作。
相手役の女優さんがわたし好みではないものの(ファンの方ごめんよ)、天使なエルくんとのラブストーリーということでバレエには全く興味が湧かぬまま観始めた作品です。
なにげにヒドイ言い方だな
ステージ上の不慮の事故で視力を失ったトップバレリーナ イ・ヨンソ。彼女は両親が遺してくれた広い屋敷で一人孤独に生きていた。
そんな矢先、父親代わりの秘書 スンワンが運転する車に同乗中、ヨンソは事故に巻き込まれる。
助けを求めるヨンソの声を偶然耳にした天使ダンは、人間の生死に関わらないという掟を破りヨンソを助けてしまう。
掟を破ったダンはその罰として “100日以内にヨンソに愛を見つける” というミッションを課せられる。
人間のふりをしてヨンソの新しい秘書となったダンは、やがてヨンソが気になる存在に。
ヨンソもまたダンに心を許し始め...
今回はそんなドラマ「ただひとつの愛」最終回のあらすじと感想です。
※ネタバレ含みますので、
スクロールするか否かは
ご自身の判断で!
相関図
出典:韓ドラデラックス
最終回(第16話)「天使ダンがついに...」あらすじ
公演の前日、報告書に想いを綴っていたヨンソ(演:シン・ヘソン)。
彼女は公演中、ダンの身代わりとなりニナの姉・ルナ(演:キル・ウネ)に刺される。
血の滲む衣装のまま最後まで演じ切ったヨンソは、舞台袖で待機していたダンの腕の中で
「あなたを助けることができて嬉しい。愛してる...」
と言葉を残し意識を失った。
ヨンソが搬送された手術室の前で、血に染まった天使のハンカチを見つけ拾い上げるダン。
3時間もその場に立ち尽くした彼は自責し、現れたガンウ(演:イ・ドンゴン)に天使のハンカチを差し出しヨンソへの伝言を頼む。
『目覚めるまで一緒にいられず、最後の別れも言えないままいなくなって、本当に...すまない』 と。
ガンウは「まだ終わっていない」と自分で伝えるよう説得するが、ダンは自らを犠牲にしてヨンソを救うため消滅した。
ヨンソに付き添っていたガンウに執事のユミ(演:ウ・ヒジン)が公演をするよう促す。
ガンウは、こんな時に...と消極的な姿勢を見せるが、ユミは
「お嬢様は今年の定期公演を無事に終わらせることを願っている」と代弁する。
その言葉に突き動かされたガンウは、通常通り公演を行うと共に、ニナをジゼル役に任命する。
姉の思うツボだ...と拒むニナ(演:キム・ボミ)に
「クム・ルナの妹としてではなく、バレリーナとして舞台に立て」と説得し、団員たちもニナを取り囲み励ました。
ルナの母ヨンジャ(演:ト・ジウォン)と父ギチョン(演:キム・スンウク)が謝罪をしにヨンソの病室を訪れる。
ヨンジャはダンから
「本当の母親なら罪を償わせるはずだ。悔やむことで新たな道が開ける。機会が与えられる。ヨンソに心から謝ってください」と忠告されたことを思い出す。
二人は跪き、あなたの目の前できちんと罰を受けるから...早く目を覚まして...と泣きながら謝った。
留置場でルナ(演:キル・ウネ)は、ニナがジゼル役を務め公演を成功させたとのニュースを聞き、ハッピーエンドね...とほくそ笑む。
しかしその直後、家族としての道義的責任を取り引退を発表したと知り、崩れ落ちながら狂ったように泣き叫んだ。
一命を取り留めたものの未だ昏睡状態のヨンソ。
その傍らにはガンウと涙ながらにヨンソを見守るユミの姿が。
消息不明のダンを責めるユミに事実を伏せ漠然と答えるガンウ。
ベッドサイドに置かれた天使のハンカチを目にしたガンウは驚く。
ダンが消滅すれば黒く焦げるはずの刺繍の羽根に変化がないことに。
病室で眠るヨンソの元にダンが現れ、その呼び声に目を覚ましたヨンソは嬉しそうに微笑む。
『君が行きたい所に連れていってあげるよ。どこがいい?』
ダンの言葉に、ヨンソは甘えるように彼に抱きつき
『私の家。うちに帰りたい』と返す。
ヨンソの望みを叶えるため、2人は家へと帰った。
本当に帰って来たようだと不思議に思うヨンソにダンは説明する。
人間となり “ヨンソに愛を見つける” という任務を成功させたダン。
人間(ヨンソ)を愛すという罪を犯したが、大天使フの祈りに加え、ルナの殺害を踏みとどまったこと、ヨンソが公演で美しい踊りを披露し捧げたことを考慮され、天国に復帰することを許されたのだった。
今は天使であることを知り俯くヨンソに『がっかりした?』とほほ笑むダン。
しかしヨンソは首を振り『いるだけでいい』と愛おしそうに首元に抱きついた。
ほかには誰もいない、2人だけの空間。
幸せな時間が流れる。
ベッドでダンの腕に包まれたヨンソは、胸元に抱きつき「人魚姫」の絵本を読む彼の声を夢見心地で聴いていた。
彼の体を通して直接耳に響く、聞きなれた温かくて優しい彼の声。
しかしヨンソは突然、これは夢ね...と口にする。
ダンの胸に手をあて
『心臓の音が聞こえない...私がダンに会いたくて作り上げた幻なのね...』と。
ダンは首を振り微笑みながら『本当の僕だ』と否定する。
困惑するヨンソに、ダンは天国へは復帰しないこと、自分がいなくなってもこれからの人生をヨンソが歩めるよう、自分の想いと “最後の願い” を伝える。
ヨンソが事故に遭ったあの夜に死なず、100日間の猶予を与えられたことは自分にとってプレゼントだと思っていること。
子供の頃に出会った “あの子” だと気づくことができ、愛せた、これだけで十分だと...
そして最後の願いは
『君が僕の代わりに生きること』と口にするダン。
ヨンソは言葉を失い、目に涙を滲ませダンを見つめる。
ダンはヨンソの頬をそっと両手で包み引き寄せ、髪を撫でながら耳元で囁く。
『愛してるよ。これからもずっと......愛してる』
見つめ合う二人。
ダンは愛しさを込め、ヨンソに優しく口づける。
閉じたヨンソの目からは一筋の涙が零れ落ちた。
現実の病室でも、ダンは眠っているヨンソにそっとキスを落とす。
ダンは再び与えられた天使としての命をヨンソに捧げることにしたのだった。
「さようなら......イ・ヨンソ......」
ダンの目から落ちた一粒の涙は、ヨンソの頬に吸い込まれるように消え、天使のハンカチの羽根は黒く焼け焦げた。
呼応するかのように長い眠りから目を覚ましたヨンソは、ダンのいない現実を実感しむせび泣くのだった...
3ケ月後―――
ヨンソはファンタジアの理事長に就任。
自分を心配するガンウに「またダンに会える気がする」と希望を持っていることを伝えるヨンソ。
ガンウはハンカチの羽根が黒くなったことを指摘するが、ヨンソは黒くなってもガンウが生きている事実を挙げる。
さらに天使として再会した時のように記憶を失っていても、自分が覚えているから大丈夫...と気持ちが揺らぐことはなかった。
結審の日。
ニナの母ヨンジャは懲役17年、ニナの父ギチョンは懲役6年、そしてルナは無期懲役に処された。
刑務所でルナと面会したヨンソは自殺に逃げず生きて償うよう言い放ち、愛とはなにかを説き明かす。
誰かを本当の意味で愛したことがないこと、その心の隙間を埋めるためにもがいていることを指摘されたルナは、苛立ちを隠せず怒りを露わに噛みつくように身を乗り出した。
誰もいない部屋で独り言を呟き、雨が降るたびダンとの想い出のベンチを訪れるヨンソに、ユミは困惑し医師を引き連れる。
ヨンソはダンの幻が見えることを打ち明けた。
ある晩、薬を飲もうとしていたヨンソを執事のユミが酒に誘う。
部屋から無くなったハンカチのことを執拗に訊くヨンソに、ユミはダンの部屋で見つけた箱を差し出す。
中には未来のヨンソにあてたメッセージカードが複数入っていた。
ダンが今もそこに居ると無邪気に言うヨンソに治療を勧めるユミ。
このままダンの幻を見ていたいと訴えながらも、ダンの分まで生きなければならないと相反する思いに葛藤し泣きじゃくるヨンソを、ユミは抱き締めなだめた。
ヨンソが見たダンは幻ではなかった。
報告書に、天使としてヨンソのそばにいられることを感謝し、想いを綴るダン。
ガンウは団員たちに見送られファンタジアを去る。
そしてガンウはある場所を訪れる。そこはニナが子供たちに教えるバレエ教室だった。
舞台に立たないかというガンウの誘いにニナは
「子供たちと楽しく踊るのが好き。満足している。今度はバレリーナではなく1人の人間として会いたいです」と晴れ晴れとした表情で断った。
薬を飲み続けたおかげで、いつしかダンの幻が見えなくなっていたヨンソは、思い出のベンチに腰掛ける。
そのそばには、ヨンソには見えないダンの姿が。
ヨンソは舞い落ちる1枚の葉っぱに手を伸ばし掴むと、またハズレ...と落胆する。
続けて「本当に葉っぱに書かれてるの?」と恨みがましく天を見上げると、ペンを取り出し “今日 ここで” と自ら予言を書いた。
ダンが恋しくて恋しくてたまらずヨンソは涙をこぼす。
隣に寄り添っていたダンはその涙をそっと拭った。
その瞬間、ヨンソは何かに気づいたかのようにダンのいる方へと振り向いた。
ヨンソと目が合うダン。
しかしヨンソはすぐさま目をそらし、しっかりしなさい...と自分に言い聞かせる。
突然の出来事に戸惑うダン。
再び互いに向き合うと、ヨンソは目を閉じ祈るよう唱え始める。
「キム・ダン...キム・ダン...現れて...」と。
ゆっくりと目を開けたヨンソは静かにダンを見つめた。
確実に自分を見ている彼女。
凝視したまま立ち上がるヨンソにダンも立ち上がる。
ヨンソはゆっくりとダンに歩み寄ると、まるで鼓動を確かめるかのように彼の胸元に手を添える。
トクン...トクン...波打つ鼓動。
その瞬間、上着の胸ポケットから天使のハンカチが消滅し驚くダン。
「僕が....見える?」
ダンは恐るおそる訊ねる。
しかしヨンソは答えることなく、じっとダンを見つめたまま。
「どうして、こんなことが...」
困惑するダン。
「来ると....思ってた」
瞳を潤ませダンを見つめたヨンソは、たまらずダンに抱きつく。
ずっと触れたかった...この世で一番愛しい人......
懐かしい彼のぬくもり、においを感じることができ喜ぶヨンソ。
再び人間になれたダン。
喜びに感極まったダンもまた、しっかりとヨンソを受け止め、優しく彼女の髪をなでるのだった...
そして最後に、ダンが物語を締めくくる。
『これは最後の報告書です
人間は興味深い存在です
天使の時間が白黒なら
人間の時間は
キラキラ輝いています
だから面白いんです
任務を終えたら
元どおりになります
人間は死に
天使は永遠に飛び続けます
それが神の摂理なのだから
摂理の中で与えられた
奇跡的な愛で
幸せに暮らします
もろいけど
キラキラ輝きながら』
上記画像全て 出典:『ただひとつの愛』より
fin.
感想
ラストシーンに、思わず “ほろり” ときてしまう、感動的で明るいハッピーエンド🐹💜
一度はリタイアしてしまった今作だけど、最終回があまりにも良くて、ダンがなぜ天使になったのか?など、見る前に録画を消去してしまった話を改めて観たくなりリベンジしました
全体的にしっとりとした流れなので、展開がリズミカルにサクサク進むラブコメが好きな人には不向きかもしれません...
コミカルなシーンは “ほぼない” しっとりとした流れに、中々感情移入が難しいヒロイン ヨンソ。
エルくん扮する、イケメン天使ダンの明るさが唯一の救いだったけど、どうしても世界観が重くのしかかるストーリー展開でした。
最終回で一番泣けたのは、やっぱりベッドで寄り添うヨンソに、ダンが 「人魚姫」 の絵本を読み聞かせるところから別れのキスシーンですね...
あれは無茶苦茶泣いた。
(´;ω;`)ウゥゥ
鳥肌が立って感動的だったのはラスト、ヨンソが隣に座る天使のダンに気づいたあの瞬間からでした。
バックに流れる挿入歌も相まって、自然と涙がこぼれたしね。
素直にラストはとても良かったです!
やっぱりハッピーエンドでなくちゃね!って感じでした。
明るい曲調に転調した中迎えたエンディング。スッキリ晴れ晴れとしましたよ!
🐹💜
予告編
2023/4/24