エンパスの人で聴覚がとてもすぐれている、
という人もいるようです。
実際には、あまり聞きたくない音でも、
耳に入ってきて、すごくよく聞こえて、
しんどく感じることもあるのかもしれません。
私は以前、あるNPOに所属していたことがあって、
そこで、何人かの精神に障害のある方と、
お友達になりました。
一見しただけでは、
そういう病気があるようには見えない、
普通のかわいらしい女性たちです。
また、そのNPOで、
ある精神障害者が犯した殺人事件についての見解を述べる、
という活動があった時に、
その分厚い看護記録の写しというものを、
見る機会がありました。
その犯人は統合失調症と診断されていました。
その人はとても聴覚が鋭くて、
入院していた病院の、
エレベーターや空調機械の音が、
ものすごく気になっていたようだという記載があります。
本人は何度も何度も、そのことを訴え、
病室の場所を変えて欲しいなどとも言っていたようです。
例えば、子ども時代から両親の不仲や、
両親の過干渉があったり、
誰かに意地悪されるようなことがあった人は、
大きな不安感に包まれることがあるかもしれません。
そんな時に聴覚が過敏であれば、
空調機械の音が、
誰かのささやきに感じられてしまうことだってあると思います。
いったん、そうい風に感じてしまうと、
その不安な状況に、持ち前の高い想像力がプラスされて、
何やら、誰かが自分に命令する声のように感じることだって、
あるのだと思います。
その上、精神科の薬を飲んでいると、
もちろんその良い面も沢山あるのでしょうけれど、
副作用としても、
色々な症状がでてくることが結構あるようです。
精神的に困った状況になりそうな時は、
初期の段階では、精神科を受診した上で、
能力が高く人柄の良いカウンセラーなどに、
話を聞いてもらうことがとても重要と思います。
最初から、薬だけの治療をするというのは、
あまり良いことではないなと私は感じています。
急性期として、
どうしても薬が必要な場合はあると思うのですが、
薬の治療だけではなく、
本来の病気の原因をさぐることや、
長年の本人の心模様の状態について知ることや、
家庭環境などについての冷静な解釈をすることは、
病気を長引かせたり、悪化させないためにも、
非常に重要と思われます。
エンパスが心の病気になりやすい、
と言うつもりはまったくありませんが、
感覚が鋭く想像力の発達している人で、
機能不全家族などの中で育った人は、
心のバランスをくずしやすいということは、
あるのかもしれません。
むずかしい環境の中で育った人は、
困難を乗り越える方法がうまく見つけられなくて、
心にひずみが出る場合もあるのだと思います。
心のバランスをくずしそうだと感じた時に、
早期に適切な対処をすることができれば、
本当の心の病にならないで済むことも、
あるのではないでしょうか?
あなたはどう思いますか?