リストランテ RE （アールイー）
沖縄北部は本部半島。
半島の外周を海沿いに走る505号線の本部町と今帰仁村のちょうど境に
今年の11月3日にオープンした、ランチ、ディナー1組限定の素敵な
レストラン『リストランテ RE （アールイー）』。
白い壁の建物に、白い琉球石灰岩がよくマッチした
シンプルでおしゃれな建物。
琉球石灰岩の石畳の道を建物に向かっていくと、2階にまっすぐと伸びる
「手すりを低く作ってみた」という圧迫感のない階段。
結婚式でこんな階段で写真を撮ったな～と思いだしていると、
「そんなこともイメージしている」ということ。
ドアの向こうは、1組だけをお迎えするレストランスペース。
シンプルでありながら随所にこだわりが見え隠れする素敵なお部屋。
1組だけというにはもったいないくらい広々開放感があるけど、
シェフが「自分1人だけで完結してお料理をご提供したい」ということで、
このスペースに1組でゆったりとお食事を頂ける。
東京でもイタリアでも修行を積み、東京の有名レストランや沖縄の高級リゾート
でシェフをしていらしたご主人がリストランテをお一人で担当。
同じフロアに今後オープンしていく予定のエスティックのお部屋も。
そちらのお部屋では、エステティシャンの奥様が、エステを担当。
産まれたばかりの8ヶ月のお子様の子育てが一段落したらエステも
本格的に開始するらしい。
だから、『RE』の“R”はリストランテ、“E”はエステティックなんだとか。
窓から見える風景もまた格別。
いっきにこの空間の虜になる。
淡い水色と深い青のグラデーションが素晴らしい。
太陽の傾き方や光の差し込み方雲の流れによって、目の前の海は
刻一刻とその色を変えていく。
お料理の合間、会話の合間に、眺めているだけで飽きない。
そして、お待ちかねのお料理がスタート。
▲自家製のパン
▲北海道産鴨胸肉カルパッチョのサラダ クルミ風味
▲今帰仁村産フルーツトマトのジュース
（この色と味にビックリ、うまい！）
▲海老とごぼうのスパゲッティーニ
▲和牛すじ肉の赤ワイン煮のフジッリ
▲軟らかく蒸したあぐーバラ肉のソテー
赤ジャガイモのグラタン添えからし菜のソース
▲食後のデザート。みかんとキャラメルソースのプリンは絶品。
うちは1歳5ヶ月のちょろちょろする子供がいるので、
こんな素敵なお料理が出るレストランになんてまず行けないけど、
他のお客さんに気兼ねすることも無いし、シェフも少しお料理が
落ち着いた時に遊び相手になってくれたりするので、
お料理をちゃんと楽しむことができた。
もちろん、“子連れのため”というイメージではなく、
いろんな層のお客様に、お料理もシェフの対応もサービスも変化
させながら、対応してくれるから、まさに1組ならではの、それぞれの
お客様にあったおもてなしをしてくれるよう気遣いしてくれているんだと思う。
それに、お料理は、仕込みから調理まで、1組のお客さんのことを
頭に思い浮かべながら、そのお客さんのためだけに作って頂いているので、
おいしい！プラスで、お料理からのその思いの伝わり方が違う。
なんか、うれしい。
沖縄には、特別な日にこういうお料理や雰囲気を味わえるお店が
少ないけど、ホテルのレストランにいくより断然いい！
個人的にも、一緒のくくりで語るのはおこがましいんだけど、
お店のオープン日も、1組だけをお迎えする営業形態も、
名護に住んでいた時期も、小さい子供を抱えながら開業をしたことも、
自宅兼店舗を構えていることも、その建物の建築開始と終了の時期も、
やんばるでこれから頑張っていくということも、いろいろ同じ。
なんだかんだと夫婦ともども、全く別の世界で生きてきたけど、
お互いに共通の話題が多くって、12時過ぎにお店に入って出たのが4時。
なんと4時間も長居してしまうほど居心地もよい。
お腹も胸もパンパン。
県産の食材も多く使われているので、ｔｉｎｔｏ*ｔｉｎｔｏにご宿泊の
お客様にも、ご旅行中に何か記念日を迎える方々など、
是非行ってみて欲しいお店。
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