シャチョウ。 | 沖縄いちゃりばちょ~で~移住記

シャチョウ。

不器用だが純朴な男だった。
内定者での研修旅行へ行く時も、ヒゲヅラの汚い学生の中に何故か
1人パリッとお堅いメガネにスーツ姿。
そして、ついたあだ名は当然ながら社長(シャチョウ)。
最初は区役所とか言われてたけど、ランクアップしてシャチョウに
落ち着いたっけ。


慣れない飲み会で、強いお酒飲まされて、3文字しりとりゲームでは、
思わず「プンコ」。大爆笑したなぁ。


なつかしいぃなぁ。内定決まって順風満帆の大学4年生の2000年7月。


内定時から含め6年たった今でも、僕らは親しみを込めてこの純朴な
男を“シャチョウ”と呼ばせて頂いていた。


本日、彼の送別会。
この激動の通信業界の中、入社当時同期50人弱いた同期は既に半分弱。
うち、今日集まった20人弱の半分は既に違うグループ企業で働いている

ヤツらだ。
既に僕らが入社した会社は、統合、分割しているので、今日集まった20名

のうち、純粋に同じ会社のヤツは確かに数人だった。


独立して頑張ってるヤツ、アメリカで頑張るヤツ、同業他社で頑張るヤツ、
異業種で頑張るヤツ、結婚して子供ができたヤツ。
みなそれぞれの道を歩んでいる。


でも、人生一回きりの新入社員同期。
入社当時飲み会にこなかったヤツで、転職したヤツも、同期の大切さ
を知って、ここ最近は出席するようになったヤツとか。
やっぱ、社会人同期は素敵。大切だよ。


そんな激動の通信業界、統合、合併、分割等々、荒波の中、同期として、
シャチョウの名に相応しく、財務経理部にて職務を勤め上げた。


ちゃっかり同期の女の子と結婚したりして。


主賓の彼は照れながらも3回の挨拶をこなしたが、やっぱり最後まで
カタかったね。シャチョウらしいや。
最後まで“らしさ”を貫いてくれた。


syatyou


そんな彼が、「心の友よ」と僕らに言った。
そんなプライベートまでカッツリ付き合った仲ではなかったけど、
そういえる理由は、やはり同期の誰もがわかっていると思う。


最後に皆がFCバルセロナのサッカーボールに書いたメッセージは
心の友としてのメッセージだと思った。


これからも、同期はまた1人、また1人と旅立っていくと思うけど、
でも、こうやって、その旅立ちの時は、皆で祝福できる環境があって
それはそれで素晴らしいことだと思う。


僕らの代は、「キャラ重視の採用」と言われてきたけど、みな、
その“らしさ”をそのまま貫けば、次の世界でもきっとうまくいく。


いつ誰が辞めても、この会は続くと思う。
実際、この月曜にこれだけ集まったのはすごいこと。


みんな頑張ろうな!