宙
『宙』

ある日
あの時
私は海を見続けた

ただぼーっと海を見続けた

陽の灯りが優しい

潮風はとても冷たい

でも その優しさに溶かされていく
塞ぎこんだ心

だから また
ある日
その時
私は海を見続けたい
ベースが揺るがされる
今の私のベースは あなただ

あなたの言葉に左右され 一喜一憂する


抱かれているとき 私は泣いた
あなたを感じる喜びと
強烈な切なさ
強烈な寂しさからだった


たとえ ここで私が声を荒げて
「愛している」と叫んだところで
手に入るものなんて何もない


一緒に居るときの安堵感は
離れた瞬間恐怖に変わる


あなたの「特別」でいたい

あなたにとって「特別」な「存在」でいたい
昨日、一緒にお食事をしていた方から言われた言葉
「価値ある人になりなさい」

仕事をしていて、それは自分の価値があがるのか?
付帯してくるお金に価値はあるのか?
誰か、その人と会うことで価値があるのか?

自分の価値観をしっかり持てば、淘汰され
私の価値に合った物・者だけが集まってくるんだろう。