グウェ
「うぐぐ…何故知ってる!
そんな事言ってる場合では無いだろう!
あの巨大な牛!いゃ魔物を私一人の力でくい止めろと言うのか?!」
アニ
「うふ♪手伝って欲しいのですか?
全く貴方ときたら、図体に似合わず寂しがりやさんですねぇ」
グウェ
「ちがぁう」
アニ
「では…あぁ、ちょうど良い実験機会です
これを使いなさい
わたくしの発明した超瞬間的筋肉増強剤
飲むと瞬時に肉体が大改造され瞬間的にですが
ウルトラスーパーマッチョになります
副作用として皮膚が緑色になりますが、どんなに巨大化しても下着は破れませんから
自信のない物も安心です」
グウェ
「うぅ…」
アニ
「ほらグウェンダル、躊躇している暇はありませんよ?
さぁ~マッチョになぁれ、マッチョになぁぁれ~
…どうしたんですか?
早くお飲みなさい
ささぐいっと」
グウェ
「そんな危険な物を私に飲ませると言うのか」
アニ
「あったりまえでしょ?他に誰で試せますか?」
グウェ
「お前自身で試せ…だめだ、言えない…」
アニ
「わたくしはその隙にこのツノカワ辞典で効果的な呪文を探します…さ、早く飲んで、スーパーマッチョになれますよ?」
グウェ
「アーダルベルトよりもか?」
アニ
「それはもちろん…え?あなたがそんな妙な劣等感を持っていたとは…わたくしちっとも知りませんでした」
グウェ
「てぇい!ままよー!」
グウェ
「ゆし、角を!おぉぉおぉおい!あっと言う間に筋肉が萎んだぞ!」
アニ
「だから言ったでしょ?超瞬間的だと」
グウェ
「それでは意味が無いだろうが
うっまずい!魔物が突進してくる!」
アニ
「ありました!
これです!ツノカワに効果的な呪文は…
冷やし中華始めやがれ!」
グウェ
「そうか!いくぞぉ
冷やし中華始めやがれ!
おらぁ!冷やし中華始めやがれ!
くっそぉ!一向に効き目がない!」
アニ
「どうやら時期外れだったようですね、次いってみましょ
仏の顔をサンドバック…ん?あらいけない、これはツノカワ辞典ではなく陛下語録…怒りにかられて百のマが球でした
通りで言葉使いが乱暴なはずですぅ
本物はこちら、おや?」
グウェ
「どうした!?」
アニ
「おやおやこれは…まぁ…なんという…」
グウェ
「だからどうした!」
アニ
「ツノカワが魔物になったのには、涙無しには語れない悲しい理由があったそうですよ
しかし今でも昔優しく接してもらっていた飼い主の事が忘れられず
同じ口調で話しかけられるとつい大人しくなるそうです
いわゆる、馬鹿飼い主口調ですね」
グウェ
「ん?馬鹿?飼い主?口調?」
アニ
「あなたの得意のするところじゃないですか
犬や猫相手に
さぁにゃんこたぁんごはんでちゅよぉ
とか
おちり綺麗綺麗しまちょうねぇ
とか、それで話しかけてやりなさい」
グウェ
「やりなさいと言われても…あんなにデカくて可愛げの無い奴には無理だ
私にだって、許容の限度という物が」
アニ
「そんな薄情なことでどうしますか
ほぉら、何となく待ってるみたいですよ?ツノカワ、巨体に似合わずつぶらな瞳で」
グウェ
「う…うぅ…っ」
アニ
「フォンヴォルテール卿?あなたの動物愛護精神はその程度で砕かれてしまう上弱な物だったのですか?」
グウェ
「わかった、よし
『よぉし、よしよし、魔物たん?良い子でちゅね~
ど~ちたでちゅかぁ
はぁいはい、もう大丈夫でちゅよ~
怖くないでちゅう
おにいたんがちゅいてまちゅからねぇ』」
アニ
「良い格好ですねグウェンダル
だ~んだんみている私の方が情けなくなってきました
はぁ…やれやれ
貴方には自尊心と言うもの無いのですか?
庭の池にでも捨てて、骨魚どもに食べさせてしまったのですか?
まったくこれだから男は愚かだと言うのです
だいたい貴方は昔からそうでしたねグウェンダル
わたくし忘れてはおりませんよ?
まだ幼い時、カーベルニコフの領地内であなたは…」
グウェ(語り)
「貴方の鞄がいつも安全だとは限らない
危ない、その鞄の中には毒女アニシナが
赤い髪を振り乱し、みっしりと詰まったまま目だけをぎょろりとこちらに向け持ち主の喉元を狙っている…
なんなんだこれは…」
アニ
「えぇ?
大人気♪魔動朗読シリーズ第三段♪毒女アニシナとある鞄の修理♪
の予告編に決まっているでしょ?」
グウェ
「決まっているのか
ん?まだ続きがあるようだな
夜は墓場を彷徨う毒女だが、昼間は仕事のできる女モードだ
危ない、毒女アニシナの腰に、上司の男の脂ぎった指が
ぎやぁぁあ、野太い悲鳴が響きあがる
上司の身にいったいなにが
ますます目が離せない毒女アニシナシリーズ、最新作
毒女アニシナと煩悩のコルセット、もよろしくね
これ…これは、本当に児童書なのか?」
アニ
「それ以外の何だというのです?」
グウェ
「アニシナ、さっきからなにをやっている」
アニ
「できた、さてグウェンダル
お待たせして申し訳ございませんでした
この椅子に腰掛けて体を楽にしなさい」
グウェ
「ま、まて、何故私の膝に登る
うぉ!動けん!」
アニ
「んふふふ、緊張しているのですね」
グウェ
「アニシナそれで、その手の中の器具はなんだ」
アニ
「大丈夫これは改良型ですから」
グウェ
「改良型?!」
アニ
「流血は必要最小限で済む計算です、では!行きますよ!」
グウェ
「ままままて!なにをする!ああ!なにをする!よせ!服を剥ぐな!服を!」
アニ
「問答無用!魔動腸内洗浄器…発進!」
グウェ
「うぉぉぉぉぉぉおあああああああああ…」
グウェ(語り?)
「毒女アニシナと、秘密の研究室。
墓場は何者かに荒らされていた。
まだ新しく柔らかい土からは、ウキキウキキという不気味な鳴き声と共に白骨化した腕が次々と現れる。
骨飛族が栄養補給をしているのだ。
彼らは埋まるのが大好き、晒されるのも大好きだ。
墓場の隅では好奇心から迷い込んだ愚かな恋人達が、一人の巨大な女に見下ろされ、震えていた。
男の方はとうに気を失い、白目をむいて舌をだらりと出している。
一人正気のふちに取り残された女は、勇気を振り絞り目の前に立つ赤毛の猛女に向かって叫んだ。
『わ…私達をどうするつもりなのぉ?』
『ふふふ…知れたこと、墓場で逢い引きをしようなどという不謹慎な男女はここにこのまま放置の刑だ。
娘…お前は夜が明けたら村に戻り、今夜ここで見聞きしたことを、人々に告げるがよい』
『い…いやぁ、誰も知りたくもない謎に包まれた骨飛族の生態を村人に正しく理解させようと言うのねぇ。
知りたくない、誰もそんなこと知りたくないのにぃ
うぅ、なんという残虐な人なの、鬼、悪夢、毒女』
『ふふふ…その通り、私は毒女アニシナ、毒が欲しいときはいつでも呼んでくれ』」
アニ
「おまちなさいグウェンダル
毒女の台詞部分、もう少し達者に読めないのですか?
ただでさえ女性の声がそれらしく聞こえないというのに、加えて主人公が迫力不足では、
泣く子も…あくびをしてしまいますよ」
グウェ
「くっ…何故私が女の台詞まで」
アニ
「決まっているでしょう?
無駄に威厳の漂う声、そして適度な恥じらいによる隠し味こそ魔動朗読寝る寝る子供に必要不可欠という、利用者からの強い要望があったからです」
グウェ
「どこからそんな要望が…」
アニ
「大好評♪魔動朗読シリーズ第一弾、毒女アニシナと患者の意志♪に寄せられた世の母親の貴重な意見です」
グウェ
「いつの間にそんな物を…」
アニ
「言っておきますがこの先には、老人も赤ん坊も…幼女も出てきますから!」
グウェ
「よ…幼女?!」
アニ
「大好きでしょう?小さくてかわいい物…
おや?こめかみから何か垂れていますが…まさか汗ですか?
不思議ですねぇ
この研究室は醗酵中の毒に合わせて温度管理は万全なのに」
グウェ(小声)
「毒か…人ではなく毒に合わせているのか…」
アニ
「はは~ん…」
グウェ
「なんだ、その嬉しそうな顔は」
アニ
「グウェンダル…さては貴方、わたくしに実験されたいのですね?」
グウェ
「なにぃ?!」
アニ
「そうならそうとはっきり御言いなさい、フォンヴォルテール卿?
良い歳をして今更恥ずかしがる事でもないでしょ?」
グウェ
「誰が!誰が実験されたいなどと」
アニ
「ふっふっふっふ…
いくら否定しても体は正直です
されたいされたいと涙を流して喜んでますよ?」
グウェ
「ぐっ…これは汗だ!」
アニ
「そうと決まれば話は早い、ちょうどここに従順な実験台…いえ、協力的な被験者待ちだった新型の魔動腸内洗浄器が」
グウェ
「決まってない、決まってないぞ」
アニ
「と思ったら、おやいけません
この機械は差し込み口に改良が必要でした
このまま使用してはちょっとした流血沙汰です…
はぁ、仕方がありませんね
変わりと言ってはなんですが
貴方には、ある画期的な儀式に参加させてあげましょう」
グウェ
「いや、遠慮しておこう」
アニ
「陛下のお育になった国に古来より伝わる、一撃必殺百発百中、奇想天外四捨五入出前迅速落書き無用の占いの儀式です
そのパートナーを只今絶賛募集中!」
グウェ
「あぁ…パートナー?」
アニ
「そう、パートナーです
この儀式は必ず複数名で行うしきたりなのです」
グウェ
「実験台ではないんだな?」
アニ
「えぇ、されたがりな貴方には気の毒な話ですが」
グウェ
「うぅん…パートナーなら、まぁ付き合ってやっても良かろう」
アニ
「ではこの硬貨の上に、わたくしと一緒に指を乗せて」
グウェ
「人の話は最後まで聞け
え?うん?なんだこれは、はいといいえ?」
アニ
「陛下のお話では儀式の名前は、え~たしか~…こってりさん
それを魔族用に改良してみました
世の中の疑問難問オブジェクションをその辺に居る全知全能の精霊、もしくは人間のいう所の神とやらにぶつけて、激しくこってりと議論しあうのです
この、お返事用紙を使って」
グウェ
「全知全能の精霊や神が、その辺にいるのか?」
アニ
「居ますとも
例えば、そう
乾き損ねた洗濯物や脱ぎたての革靴の中に」
グウェ
「気取ったところのない神だな…」
アニ
「さぁグウェンダル、はやくここに指を乗せなさい
いいですか?精霊を呼びますよ?
こってりさんこってりさん…
いたら来い!すぐに来い!」
グウェ(小声)
「いいのか?地位の高い精霊なんだろ?」
アニ
「こういうことは最初が肝心です
ビシッと言って主導権を握るのです!
あっ…来たようですですね
よろしい…ではこってりさん質問に答えなさい
今年の小麦は豊作ですか?」
グウェ
「ふぉお?!硬貨が勝手に動いている!」
アニ
「はい…
そうそう、なかなか良い返事です
では次の質問、ズウズウ鳥の毒は3日に一度しか出ない糞に最も含まれる、○か×か!
ブー!ハズレです!勉強が足りません!もっと真面目に考えるように」
グウェ(小声)
「質問の趣旨が変わってきているぞ?」
アニ
「では次、こってりよこってりよ、この世で一番恐れられている毒女はだ~れだ?それは、アニシナ様です…○か×か!
いいえ?今いいえを指しましたか?
言い度胸ですこってり
なんという反抗的な態度
この私に向かって首を横に振ろうとは
よろしい、そちらがそのつもりならわたくしにも考えがあります」
グウェ
「おい…おい待て、これは精霊や神相手の儀式では無かったのか?全知全能の…なんだアニシナその機械は!一体なにをするつもりだ!」
アニ
「こってり、そんなわがまま言う子はお母さん許しませんよ
魔動腸内洗浄器で吸い込んでくれます
見ていなさい…Let's吸引!」
グウェ
「腸内洗浄…吸引するつもりだったろ
いったいなにを!
いやそれは聞くまい
だが待て、そんな恐ろしい物を私に試そうとしていたのか!待てと言ったら待て!待つんだアニシナ!差し込み口を宙に向けてなにを吸い込むつもりだ!」
アニ
「よぉし!かかった!」
グウェ
「一本釣りか?!なんだこの巨大な角の化け物は!」
アニ
「とうとう正体を表しましたね」
グウェ
「どっから出てきたんだこれは!先ほどまではなにも居なかったはずなのに!」
アニ
「くっ、これはそんじょそこらの精霊ではありません
どうやら我々は
こってりと間違えて散歩中のツノカワを引っ掛けてしまったようです」
グウェ
「ふぉっお!?おい!ツノカワと言うのはなんだ!よ…ヨダレ!ヨダレを垂らして舌なめずりしているぞ!」
アニ
「胃が9つもある珍しい魔物ですよ
摂取した食物をひたすら反芻し続けるという恐ろしい個体です、けれど弱点があったはず!
こうしてはおられません!急いでツノカワ辞典を探さなければ!」
グウェ
「そんなもんがあるなら早く出せ!
ほら!
牧草の変わりに絨毯を食い始めているぞ!
はっ!顔を上げた?
あ、いかん!お口に合わなかったようだ
鼻息が荒い、突撃直前という顔をしてる!
アニシナ!剣を!いや赤い布!赤い布がどっかに!」
アニ
「落ち着きなさいグウェンダル
どのみちあの頑丈な魔物に剣など通用しませんよ?
とりあえず、両手でしっかり角を抑えて暴走をくい止めなさい!」
グウェ
「わたしがか!」
アニ
「そうです!」
グウェ
「素手で掴めと?!」
アニ
「当然でしょう
そもそも指と言う物のは編みぐるみを作ったり新たな趣味としてビーズ細工にハマったりするためにするためだけに存在するわけではございません
それから、こっそり商標を付けて自分の作品を売り出すのもおやめなさい
底の浅いブランドなど、すぐに正体が知れます!」
「毒女アニシナと、秘密の研究室。
墓場は何者かに荒らされていた。
まだ新しく柔らかい土からは、ウキキウキキという不気味な鳴き声と共に白骨化した腕が次々と現れる。
骨飛族が栄養補給をしているのだ。
彼らは埋まるのが大好き、晒されるのも大好きだ。
墓場の隅では好奇心から迷い込んだ愚かな恋人達が、一人の巨大な女に見下ろされ、震えていた。
男の方はとうに気を失い、白目をむいて舌をだらりと出している。
一人正気のふちに取り残された女は、勇気を振り絞り目の前に立つ赤毛の猛女に向かって叫んだ。
『わ…私達をどうするつもりなのぉ?』
『ふふふ…知れたこと、墓場で逢い引きをしようなどという不謹慎な男女はここにこのまま放置の刑だ。
娘…お前は夜が明けたら村に戻り、今夜ここで見聞きしたことを、人々に告げるがよい』
『い…いやぁ、誰も知りたくもない謎に包まれた骨飛族の生態を村人に正しく理解させようと言うのねぇ。
知りたくない、誰もそんなこと知りたくないのにぃ
うぅ、なんという残虐な人なの、鬼、悪夢、毒女』
『ふふふ…その通り、私は毒女アニシナ、毒が欲しいときはいつでも呼んでくれ』」
アニ
「おまちなさいグウェンダル
毒女の台詞部分、もう少し達者に読めないのですか?
ただでさえ女性の声がそれらしく聞こえないというのに、加えて主人公が迫力不足では、
泣く子も…あくびをしてしまいますよ」
グウェ
「くっ…何故私が女の台詞まで」
アニ
「決まっているでしょう?
無駄に威厳の漂う声、そして適度な恥じらいによる隠し味こそ魔動朗読寝る寝る子供に必要不可欠という、利用者からの強い要望があったからです」
グウェ
「どこからそんな要望が…」
アニ
「大好評♪魔動朗読シリーズ第一弾、毒女アニシナと患者の意志♪に寄せられた世の母親の貴重な意見です」
グウェ
「いつの間にそんな物を…」
アニ
「言っておきますがこの先には、老人も赤ん坊も…幼女も出てきますから!」
グウェ
「よ…幼女?!」
アニ
「大好きでしょう?小さくてかわいい物…
おや?こめかみから何か垂れていますが…まさか汗ですか?
不思議ですねぇ
この研究室は醗酵中の毒に合わせて温度管理は万全なのに」
グウェ(小声)
「毒か…人ではなく毒に合わせているのか…」
アニ
「はは~ん…」
グウェ
「なんだ、その嬉しそうな顔は」
アニ
「グウェンダル…さては貴方、わたくしに実験されたいのですね?」
グウェ
「なにぃ?!」
アニ
「そうならそうとはっきり御言いなさい、フォンヴォルテール卿?
良い歳をして今更恥ずかしがる事でもないでしょ?」
グウェ
「誰が!誰が実験されたいなどと」
アニ
「ふっふっふっふ…
いくら否定しても体は正直です
されたいされたいと涙を流して喜んでますよ?」
グウェ
「ぐっ…これは汗だ!」
アニ
「そうと決まれば話は早い、ちょうどここに従順な実験台…いえ、協力的な被験者待ちだった新型の魔動腸内洗浄器が」
グウェ
「決まってない、決まってないぞ」
アニ
「と思ったら、おやいけません
この機械は差し込み口に改良が必要でした
このまま使用してはちょっとした流血沙汰です…
はぁ、仕方がありませんね
変わりと言ってはなんですが
貴方には、ある画期的な儀式に参加させてあげましょう」
グウェ
「いや、遠慮しておこう」
アニ
「陛下のお育になった国に古来より伝わる、一撃必殺百発百中、奇想天外四捨五入出前迅速落書き無用の占いの儀式です
そのパートナーを只今絶賛募集中!」
グウェ
「あぁ…パートナー?」
アニ
「そう、パートナーです
この儀式は必ず複数名で行うしきたりなのです」
グウェ
「実験台ではないんだな?」
アニ
「えぇ、されたがりな貴方には気の毒な話ですが」
グウェ
「うぅん…パートナーなら、まぁ付き合ってやっても良かろう」
アニ
「ではこの硬貨の上に、わたくしと一緒に指を乗せて」
グウェ
「人の話は最後まで聞け
え?うん?なんだこれは、はいといいえ?」
アニ
「陛下のお話では儀式の名前は、え~たしか~…こってりさん
それを魔族用に改良してみました
世の中の疑問難問オブジェクションをその辺に居る全知全能の精霊、もしくは人間のいう所の神とやらにぶつけて、激しくこってりと議論しあうのです
この、お返事用紙を使って」
グウェ
「全知全能の精霊や神が、その辺にいるのか?」
アニ
「居ますとも
例えば、そう
乾き損ねた洗濯物や脱ぎたての革靴の中に」
グウェ
「気取ったところのない神だな…」
アニ
「さぁグウェンダル、はやくここに指を乗せなさい
いいですか?精霊を呼びますよ?
こってりさんこってりさん…
いたら来い!すぐに来い!」
グウェ(小声)
「いいのか?地位の高い精霊なんだろ?」
アニ
「こういうことは最初が肝心です
ビシッと言って主導権を握るのです!
あっ…来たようですですね
よろしい…ではこってりさん質問に答えなさい
今年の小麦は豊作ですか?」
グウェ
「ふぉお?!硬貨が勝手に動いている!」
アニ
「はい…
そうそう、なかなか良い返事です
では次の質問、ズウズウ鳥の毒は3日に一度しか出ない糞に最も含まれる、○か×か!
ブー!ハズレです!勉強が足りません!もっと真面目に考えるように」
グウェ(小声)
「質問の趣旨が変わってきているぞ?」
アニ
「では次、こってりよこってりよ、この世で一番恐れられている毒女はだ~れだ?それは、アニシナ様です…○か×か!
いいえ?今いいえを指しましたか?
言い度胸ですこってり
なんという反抗的な態度
この私に向かって首を横に振ろうとは
よろしい、そちらがそのつもりならわたくしにも考えがあります」
グウェ
「おい…おい待て、これは精霊や神相手の儀式では無かったのか?全知全能の…なんだアニシナその機械は!一体なにをするつもりだ!」
アニ
「こってり、そんなわがまま言う子はお母さん許しませんよ
魔動腸内洗浄器で吸い込んでくれます
見ていなさい…Let's吸引!」
グウェ
「腸内洗浄…吸引するつもりだったろ
いったいなにを!
いやそれは聞くまい
だが待て、そんな恐ろしい物を私に試そうとしていたのか!待てと言ったら待て!待つんだアニシナ!差し込み口を宙に向けてなにを吸い込むつもりだ!」
アニ
「よぉし!かかった!」
グウェ
「一本釣りか?!なんだこの巨大な角の化け物は!」
アニ
「とうとう正体を表しましたね」
グウェ
「どっから出てきたんだこれは!先ほどまではなにも居なかったはずなのに!」
アニ
「くっ、これはそんじょそこらの精霊ではありません
どうやら我々は
こってりと間違えて散歩中のツノカワを引っ掛けてしまったようです」
グウェ
「ふぉっお!?おい!ツノカワと言うのはなんだ!よ…ヨダレ!ヨダレを垂らして舌なめずりしているぞ!」
アニ
「胃が9つもある珍しい魔物ですよ
摂取した食物をひたすら反芻し続けるという恐ろしい個体です、けれど弱点があったはず!
こうしてはおられません!急いでツノカワ辞典を探さなければ!」
グウェ
「そんなもんがあるなら早く出せ!
ほら!
牧草の変わりに絨毯を食い始めているぞ!
はっ!顔を上げた?
あ、いかん!お口に合わなかったようだ
鼻息が荒い、突撃直前という顔をしてる!
アニシナ!剣を!いや赤い布!赤い布がどっかに!」
アニ
「落ち着きなさいグウェンダル
どのみちあの頑丈な魔物に剣など通用しませんよ?
とりあえず、両手でしっかり角を抑えて暴走をくい止めなさい!」
グウェ
「わたしがか!」
アニ
「そうです!」
グウェ
「素手で掴めと?!」
アニ
「当然でしょう
そもそも指と言う物のは編みぐるみを作ったり新たな趣味としてビーズ細工にハマったりするためにするためだけに存在するわけではございません
それから、こっそり商標を付けて自分の作品を売り出すのもおやめなさい
底の浅いブランドなど、すぐに正体が知れます!」
声真似練習をしてて思う
こんなんで良いのだろうか
本当に声真似出来ているのだろうか
少しでも似せれて居るのだろうか
不安要素ばかりで正直、自分は声真似主だなんてハッキリ言える自信はない
でも自分が好きなキャラだからやりたい、演じたいと思う
声優さんが同じでもできないキャラはある
周りから勧められても好きにならなきゃ声真似はできない
実際に見て、好きになれないかぎり声真似をやるのはそのキャラを好きな人達に失礼だろうと思うからだ
ただ、流行ってるから、人気だから、そんな理由だけで演じるのはただ人気が欲しい、構って欲しいとも捉えられる
これは私の勝手な思い込みだと思うけども私はそう思う
人気だから、流行ってるから
そんな理由だけで演じて、聞いてる側は楽しいの?
演じるきっかけ、好きになるきっかけになるなら良い
でも演じ続けて好きにもな らず、ただ人気だったから、流行ってたからって理由だけでしてたのだとすれば私はそのキャラを好きな人、それを聞きに来てくれた人達に申し訳ないと思う
もう一度言うがこれは私の勝手な思い、私の考えだ
人それぞれにいろんな思い、考えがあるだろう
それを全部否定しようとは思わない
でも、好きにならなきゃ
好きじゃなきゃ心から演じられないと私は思う
