私的おもしろ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
窪美澄さん、初めて読みました。
初めての作家さんって、どうなんだろうと身構えて読み始めるんですが、、、
これは、最初からすーっと入り込んでしまいました。
で、一気読み

題材が身近で、読みやすかったからでしょうね。
フツーの主婦のお話なんですが、
子供を産んでから、少しづつズレていく夫婦。
すごーくリアルでした…

まさに、私もそう感じたので。
産後クライシスに陥った私の事を書かれているようでした。
まあ、今も少し引きずってますが…

そして、息子が高校生になり、
息子目線にストーリーが変わります。
ここも、今問題の家計苦、ヤングケアラーを思い浮かべる状況…
心苦しみながら読んでいました…
前半は、母の苦しさ
後半は、息子の苦しさ
どちらもリアルすぎて、泣けてきました

そして、ラスト。
堪えても、涙が溢れて…
電車の中で、泣いてしまいました





(ほぼ読書は通勤電車の中です)
誰も悪い人はいない。
だけど、傷つけてしまう。
頑張ってもどうしようもない時もある。
でも、幸せも必ず訪れる。
苦しんでいたお母さん。
少し、というか、すごくうらやましいと思いました。
なぜかというと、、、
ネタバレになるかな?












最後は好きな人が出来て、
流れでなんとなく好きかも、
で結婚したのとは違う、
きちんと好きな人が出来て、
うらやましかったです。
そりゃもちろん、流れで結婚するのは全然アリ
だし、むしろそのパターンが多いかも


結婚って、勢い大事だし

私も勢いで、流れのままに結婚に至ったモノです。
だけど、今。
ダンナとは、意思疎通がビミョー
一緒にいても、話してても楽しくない

てか、イライラすることも…
いないと、すごく気楽

息子と2人の方がスムーズに事が進む…
そんな感じで今思うこと。
息子が巣立ちできたら、もう一度恋愛したい…
(暴露…笑)
この本を読んで、余計にそう思いました…
「ははのれんあい」の『はは』って、
主人公の母親のことではなく、読者(今、母である私)のことかもね
