読売新聞で、著名人がおすすめする本に
紹介されていました。
キョンキョンのおすすめだったかな~
高峰秀子の現役時代をほとんど知りません。
JRのフルムーンのCMくらいしか思い浮かびません。
とりあえず、借りてみた本でしたが、予想以上に余韻深いものでした。

大女優と呼ばれる人が、一般人だけでなく、社会の下層の人たちとも
インタビューもする。
会話、噛み合ないでしょう~と思うんですが、
高峰さんは、たくましく生きる下層の女性たちに敬意を示す。
そして、自分の生い立ちも告白する。
彼女の意識の高さに尊敬しました。
大女優という位置にいるからこそ、”普通”の感覚を持ちたい。
あくまでも”普通”のこだわる姿は容姿とともに美しく見えました。
戦後まもなくの時代背景も興味深く。
セールスウーマン
サーカスで働く女性
原爆で被災した少女の治療渡米
生き別れし、再会できた家族
ニコヨンさんと呼ばれる貧乏ギリギリの女性たち
最近復刊されたんですね、これ。
今読んでも心に響く良い本です。
高峰秀子にも非常に興味を湧きました。