やっぱ、美術館に行くっていいですね。
今回は、初めての「北九州市立美術館」
ワクワクしながら行って来ました。
自宅から美術館まで2時間以上。
結構遠いんですが、どうしても行きたかったんです

なぜかというと、横山大観の『無我』を
見たかったからです。
初めてこの絵の存在を知ったのは小学生低学年の頃。
百科事典にこの絵が載っていて、すごーく気になって
よく眺めていたのを覚えています。
あまりのシュールさに惹かれたのかもしれません。

正直、『無我』さえ見れればいいと思っていましたが、
見ごたえある展示でした。
上村松園の『夕べ』
美しい日本髪を結った女性の美しさと
すだれの1本も乱れない線の美しさがすばらしい
菊池契月の『流鏑馬図』
屏風に描かれた迫力ある絵でした。
勢いがある馬の毛並みに目が惹かれました。
児玉希望の『吹雪(平等院)』
墨彩画で平等院を書いたあとに乾ききれない状態で
なにもつけていない筆でなでて吹雪を表現。
そのすばらしい技法にただびっくりでした。
加山又造の『猫と牡丹』
つい最近の作品です。1990年頃。
猫の繊細な毛並みと本物かと間違えるほどの牡丹の
美しさに、間近でいつまでもじっくりと見たい絵でした。
そして横山大観の『無我』
『無我』という仏教の教えを子供を使って
表現しようというその発想がすごいです

こんなに心惹かれる絵はなかなかないです。
本物見れてよかった~

見終わったあとはお約束のポストカードを購入。
もっと買えばよかったかな~


そして、この美術館は高台にあるので景色も素晴しいです。
遠くに北九州の工業地帯が見えます。

そして、帰る途中、こんなかわいいオブジェが
「ぐるぐる」という作品名でした。
作者は忘れました・・・


あっというまでしたが、楽しいひとときでした
