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当時、「箸が持てないゆとりちゃん」やるるーちゃん程では無いがお母ちゃんより特性が顕著な子も居たので多少の事では動じず、むしろワクワクしていました。
ある時
そしたら、るるーちゃん
真面目にバリバリ仕事してる
複数の指示は通らないか混ざるけど
不器用でゆっくりなので溜まる
そのままじゃまずいので
この下げた食器の片付けと生ゴミの処理はお母ちゃんが最初の1年くらいずーっとやらされてた俗にいう「できない子」やスタッフが足りなければ上司が買って出る「実は凄く大事だけどみんながやりたがらない仕事」
これね、ただの生ゴミまみれの仕事に見えますが、ここが回らないと宴会場が回らなくなる大事な仕事。時期や場所によっては接客するには語学力の足りない頭脳と腕力のある大学院の外国人留学生や1度定年退職した元本職のウェイターなお爺ちゃん等の出来る人が回してた仕事です。
フツーのひとにとって
予告通り
特性のある子との関わりのお話を
このお話は
お母ちゃんが学生時代のバイト先での出来事です
職種は、サービス業。
ある年のこと
るるーちゃん(仮名)という女の子が入ってきました。
学生の単発の子からプロ志望、主婦のライフワーク、社員、派生業種まで道が繋がって居るお仕事なので、日々沢山の新人が入ってきますが、その子は今まで見た誰とも違いました。
一応ハレめな場面も多く、めでたく無いのは会議と法事くらいという飲食関連の場に
あたまぼうぼう
すっぴん
おばちゃんの履くマッドなストッキング
で登場しました。
入りサインする時に、誰も注意しなかったのか?
見た瞬間
周りはもちろん呆然または嫌な顔しましたが
お母ちゃんは正直に
キター!
と思ってしまいました。
特性のある子へのアプローチは多少わかるし
知ったかぶりの器用な子よりよほどいいから
とは言ってもるるーちゃんはだいぶ顕著でしたが。
要領の良い優等生や
読モ的な美人・イケメンが優遇される世界
職人技や芸能人的なカリスマ性が大事にされる部分もある世界
お母ちゃんも自身の発達凸凹の特性や紹介してくれた友達にトンズラされて後ろ盾が無い事などでだいぶやっつけられて育ちましたが(笑)
彼女がやってきた当時はもう後輩を指導したり使う立場(まだ先輩も沢山いる)になっていました。
るるーちゃん、なんとその業界の専門学校生だったのですが、、顔つきは小学生、表情は無くぎこちない。お皿は片手に1枚ずつ、トレーもフラフラして持てない
1年生でも、それじゃまずいっしょというレベル。
今思えば仮に18歳として7割の精神年齢だとすると小6か中1レベルだったのだろうと推察しますが。
周りの体育会系で「生き馬の目を抜くような」実力争いをしている、どちらかというと「パリピ的な」人達がこの子を普通に受け付けるわけがありません
ある時
いつも厳しい上司のチームになった日に
るるーちゃんも一緒になりました。
ところが
るるーちゃんはずっと無表情だし
怖い先輩方はるるーちゃんに時々厳しい口調でばーっと喋るだけで、具体的な指示や指導はしません
そしたら、るるーちゃん
泣き出してしまいました
真面目にバリバリ仕事してる
イケイケの先輩方は更に怪訝な顔して
「突っ立ってないでよ、邪魔」
とか言うわけです。
お母ちゃん、とりあえず
「まず、髪型直しに行こうか。そんで、顔洗ってこよ!」
とるるーちゃんの手を引いてトイレに連れて行き
本人に鏡を見せながら髪をちゃんと結って、
エプロンを結び直して落ち着かせて戻りました。
それを見ていた上司が
「◯◯(母ちゃんの名前)、そうだな。」
と通りすがりに口角だけあげて言ってくださった時
ああ、この上司もこの子何とかしなきゃ、してあげたいと思ってたんだと上司の人間味を見た気がしました。
男の上司だったから髪とか何もするわけに行かなかっただけで。
そこからが仕事の本編
定型の子でも専門学校生でも最初から使える子なんてそこまで多くない世界。
とりあえず、準備中は1つの作業に集中できる仕事をさせました。
一気に言われてできなかったるるーちゃん
1つずつ教えれば、ちゃんと覚えるんです。
お客様がいらしてからは
裏方で下げた食器の始末をさせたけど
不器用でゆっくりなので溜まる
罵られて泣く、泣いて怒られる
の繰り返し
そのままじゃまずいので
一品毎の最初の1つをやって見せてあげて
具体的に指示を出し
ポジティブな声掛けしつつ
他の子へも指示出ししつつ
合間に手を貸して処理を手伝ったら
最後まで乗り切れました。
これね、ただの生ゴミまみれの仕事に見えますが、ここが回らないと宴会場が回らなくなる大事な仕事。時期や場所によっては接客するには語学力の足りない頭脳と腕力のある大学院の外国人留学生や1度定年退職した元本職のウェイターなお爺ちゃん等の出来る人が回してた仕事です。
特性のある初心者の子に1人でレクチャー無しにさせるのは無理です。
(たまにADHDの人だとキレッキレに動きますが)
泣きべそのるるーちゃんに
帰りのミーティングがはけた時
「さ、仕事終わったんだからもう泣くのやめようね。叱られた事の中身をなんでかなって考えるのは大事だけど、お仕事終わったら自分の時間なんだよ」
と伝えると初めてニッコリ笑ってくれました。
童顔だから、これまた可愛い
そんなこんなで何ヶ月かは続いたるるーちゃん
一応髪はちゃんと束ねられるようになり、バッシングと掃除機とテーブルにお箸を並べるくらいはゆっくりならできるようになっていたと思いますが
「◯◯さん、お仕事もらいたい時ってどうしたらいいんですか?」
と聞いてきたので
「帰りに相談してみたら?ずっと先の事?」
と聞くと
「夏休みで実家に帰るので、その後の約束ができなくて」
もしかして、今までカレンダー片手に体面口約束だったのか?まあ書面交わすことなんてなかったけど。
「××さん(人員手配係)に電話すると相談できるよ。面接の時に電話番号聞いたよね」
「はい」
「電話じゃなくても、こっち戻ったらすぐに直接事務所まで来てもいいと思うよ」
「はい」
しかし
結局るるーちゃんをその後見かける事はありませんでした。
おそらく
るるーちゃん→電話苦手、行くタイミングがわからない
手配係→他の子で足りた。使えないから優先度が低い。休み明けは辞めたい子やズラかる子が多いのでその類だと思った
のでしょう。
(寛大で、遅刻魔や喧嘩上等な奴や多少特性のある子には上手にアプローチするやりてのオバちゃんなんですけどね)
彼女にそこで働く意思はあったのに。
お母ちゃんがるるーちゃんと番号交換をしておかなかった事が悔やまれました。
わかってたはずなのに、と。
フツーのひとにとって
平らなはずの地面が
特性のある子にとっては
ゴツゴツの岩場だったり
フツーのひとにとって
フツーに通じる言葉や文字が
特性のある子にとっては
難解な外国語や騙し絵みたいに見えてたり
見えない人、見たくない人、知らない人
には全く見えません
少しの知識を持てば
たぶん少しはそういう子が救われて
組織の為にちゃんと働いて貰えるようにできるはず。
お互いにwin-winの関係になれますよね?
保育科を無資格卒業して
今の本業の資格を取る為に専門学校に通っていた頃の話です。
目標を持って学校に大枚叩いても
資質やイジメや傷病で
達成できなかった先には何があるのだろう?
夢と適正と努力という
本人の問題と
採用する側の見る目
適正を見抜いて
採るなら相応のフォロー教育を
責任持てないなら採らない
はっきりすればいいのにと思う。
とりあえず採って
使えなければ窓際へ追いやる
そんな時代はもう終わりです。