これはノーマルブログでは【箸休め】に該当する、子育て以外のお話。お父ちゃんと婚約した前後の本当にあったお話です。
妖怪が出て来るのでメンタルが弱っている方、ご自宅や職場で子泣き爺、砂かけばばあなどの可愛い同居人をお世話されている方は、ご了承の上大丈夫であればご覧ください。

その人はやってきた

ある日、お母ちゃんの働くお店の近隣店舗の事務員さんが総合職へのご栄転となり、一緒に働いていた仲良しの事務員さん(お母ちゃんより少しお姉さんなので、ベテランの中で若い方)がそちらに回り、間接部門から「その人」はやってきました。「その人」は前任者より10歳前後歳上のいわゆるお局世代の方。

ヒールを鳴らし、背筋を伸ばして、髪をポニーテールに纏めて。

前触れ①引き継ぎを受けないヒト

転勤が決まって、「引き継ぎがある」という名目でその人は半月遅れでやってきました。

「できる先輩」が来ると信じていた私は、「重要な部門だからだ」とその時は思っていました。
こちらの前任から引き継ぎを受けないのも、「熟知している仕事」であり、前任者と「メールででもやり取りしたのだろう」と思っていました。

半月の間に前任者から私宛に電話があって、「引き継ぎしたいけど、まだいらっしゃらないし、こっちも引き継ぎ無しでスタートして余裕が無くて困っちゃった。とりあえず、色々よろしくね。何かあったら連絡してね。」
と言われて
ベテラン同士でも、お客様と営業職と現場職を相手に様々な商品の管理や経理や雑務・精神的な柱までをになっているのに引き継ぎを全くしていない(来る側にその気が無い)ことには「ハテナ??」が湧きました。

前職ノ引継ハシテキタハズナノニネー

他では異動や配属の状況に合わせて、一定期間一緒に働くか店舗間を何度も行き来し合ったり、メールや電話で業務内容を擦り合わせたり、プライベートでランチやお茶して引き継ぐのを見ていましたが、それでも完璧は無くて、本人や他に携わっている人に聞きながら進める人が多いのにな、とお母ちゃんは密かに疑問を持ち始めました。

前触れ②臭いの元は何処?

ある晴れた初夏の暑い日ににそれは起こりました。

店舗の下水が壊れていて(地盤や災害、改築などの関係で前からおかしかった)異臭がしていたのです。
「その人」が来た気配を感じた私は
「おはようございまーす!」
と声を掛けました。
そこへ現れたその人は、下水の異臭を凌駕するような「ギャル用の香水を瓶ごと被ったような臭気」を纏って現れ
「あんた、臭い。お風呂入ってんの?」
と言いました。

キツネにつままれた私。

私は接客業が長いのでお客様のクレームやフランクな下ネタ、政治ネタ、ちびっこや痴呆気味の方にも楽しく安心して過ごしていただく事、その他業務内容外のお困り事にもある程度対応してきています。
また、発達凸凹の関係で行間やブラックジョークの汲み取りに少し時間を要するので、その絡みで自分が何かご迷惑お掛けしたのかしらと考えました。

けれど、それでも、脳みそ雑巾絞りして考えても思い浮かびません。

しかも、こちらは挨拶したのにおはようの前にその言葉。
思えばこの時初めて「『その人』のコミュニケーション能力と人格を疑った」ように思います。
まだ「まさか。きっと勘違いか他の事で機嫌が悪かったんだろう」と思い
言われっぱなしも喧嘩も嫌なので、イライラや驚きは抑えて、ここは事務的に言い返してみようと思いました。
私、当時は夜はお風呂朝はシャワーで1日に2回入浴してたんです。
だから
「出がけにも入ってきたとこですよ?臭いの、ここの排水前から壊れてて、明日業者さん来ることになってます。早く直るといいですよね。」
と答えると
「嘘つき。あんたが風呂入んないから臭いのよ!」
とはっきりと被せてきました。

決メツケ来ター!

何ならオマエノ香水ノ方ガ鼻ガ曲ガルワ…そう思いながらも、お客様お迎えの準備もあったので朝からくたびれたままその場を離れて業務に戻りました。