久しぶりの号外です。以前取材させて頂いたTerraceさんから、
新しくギャラリーを開いたというNoteを頂きまして、Terraceさんということで
ドキドキ期待をして行ってきました。


そしたら沢山の素晴らしい絵と、SIMの雰囲気が融合して、期待どころの騒ぎじゃない。
あまりに素晴らしかったので、その場で号外の依頼をさせていただきました。
本日の号外はTerrace Ormanさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: 改めて自己紹介お願いします。


Terrace Orman: Heaven4DのTerraceです。
自己紹介は過去ログ を参考にしていただいて
SLの中では服、スキン、ヘアテクスチャーを売ったりショップやブランドのロゴを受注したりしています。


emo8889 Xeno: 今回Gallery SIMをオープンさせたんですね。


Terrace Orman: Heaven4D ULTRA DOME 3DCG Gallery



http://slurl.com/secondlife/Velbert/190/128/26


スノードームというガラスの球にマンハッタンのミニチュアがあり
そこに雪が降りそそぐレトロなおもちゃがあります。
わたしはそれが好きでなにかと暇があれば、振ってよく眺めていました。
うっかり手を滑らせて床で砕け散ったガラスと水になるまで...........


Web ■HEAVEN4D■3DCG Gallery のSL版SIMを作るという時それを再現しようと思いました。
300点以上のアートポスターの展示販売と私や友達の商品の販売をしてます。


emo8889 Xeno: 凄くセンス溢れるSIMですね。


Terrace Orman: ロープリムなので、ヒュージプリムを大まかに使ってます。
全体の景観はスタート位置から割り出したアニメのセル画のような構成です。

スタート地点は10年来のファンだったクーロンズゲートの中華街のオマージュです。
中央の広場の青い看板にそれぞれの絵のジャンルがありますから
ワンタッチで広いSIM内の建物を移動できます。


また映画【鉄コン筋クリート】のクロとシロがとびまわる宝町のように、
プレーヤーも電線やビルの上やクレーンにぴょんぴょん飛べたらと、
看板やビルをワンタッチでテレポできるシステムを採用しました。
あとレーザーポインターが移動するプレーヤーを追いかけるものとか、
これらは友達のpoidowl Poikolainenさんのスクリプトです。


emo8889 Xeno: これだけの物作るの大変だったんじゃないですか?


Terrace Orman: SLの仕様で透明アルファー同士が重なると見えなくなってしまいます。
それが難問でした。


emo8889 Xeno: そもそもSIMを作ろうとしたきっかけは?


Terrace Orman: いままで、絵はKABUKI STRIP THEATERや自分たちの店に少し置いてまして、
あと知り合いのSIMに大きめのギャラリーを間借りしてきましたが、なかなか思うようにはいかず。
アダルトギャラリーOn Art SIMのドイツ人オーナーさんと、会話はうまくいかずとも(^_^;
絵を通じて知り合いまして環境シムをレンタルして貰いました。


わたしはSLはベーシックアカウントなので土地をリンデンから買う事はできません。
だからレンタルできる最大サイズが環境シムなんです。



「絵の持つ意味を色々想像して貰ったり、くつろいで貰えれば」

emo8889 Xeno: では読者の方にメッセージをお願いします。


Terrace Orman: Heaven4D ULTRA DOME 3DCG Galleryは、
巧妙な沢山のプリムの構造物で見せるというSIMではありません。
だれでもできる大きな箱を配置しただけで、本当に見て欲しいのはギャラリーの絵です。


お暇な時に眺めに来ていただいて絵の持つ意味を色々想像して貰ったり、

くつろいで貰えればうれしいです。


あと、広場やシムの外周のスペースで、ハードコアテクノやGOAで踊ったり。
バイク屋に置いてるレンタルスクータで人を故意に轢か無いように気をつけて
レースごっこをして遊んで貰っても結構です。
らくーなSIMって事でよろしくー(@_@)
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並んでる絵を一つ一つ見たときに感動すら覚えたのは私だけでしょうか?
3DのSFを素晴らしい技術で製作されて、それをSLで見事に展示されているのは
本当にさすがとしか良いようがありません。
個人的な話ですが、私の住処にはこの方の作品がいっぱい飾られています。


この記事を最近読み始めた方は是非、過去のTerraceさんの記事を読んで、
そしてプロフェッショナルの美術を感じにHeaven4D ULTRA DOME 3DCG Galleryに
行ってみてください!素晴らしい感動を感じる事が出来るでしょう!


ちなみに私のお気に入りの絵はこれです!

TATU

Pet_ScorpionTrip_on_Lights
Reload

かなり前にMetabirdsのメタモールを見に行った時に、この方の商品を見つけ、
メイドの服とスキン、シェイプ諸々がセットでめちゃくちゃ安かったので
友人と店の前で話していた所、この方に出会いました。


その時から、この方はいずれ取材するだろうな、と思っていたのですが
みるみる間に有名になって、ついにその機会が訪れたというわけです。


本日はその「KIKI No.18」のオーナーKisskiss Zemljaさんにお話をお伺いしました。

http://kiki.slmame.com/  http://ameblo.jp/kikino18/
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emo8889 Xeno: SLを始めたキッカケを教えてください。


Kisskiss Zemlja: 2006年10月か11月ごろにテレビ東京でチラッと紹介しているのをみました。
その時印象に残ったのがRMTの話題で、RMTというとあまり良いイメージは無く、
でもそれをゲームの運営会社が管理するとどうなるんだろうということが気になりました。


それでたまたまお正月に実家に帰った時に、
「テレビもつまらないどうしよー」・・・そしたら偶然にも、
妹が「友達が変なゲームやってるんだーそれやってみようか」って。


emo8889 Xeno: その偶然出会ったSLの印象はやってみてどうでしたか?


Kisskiss Zemlja: 運が良かったのか悪かったのか、妹の友達がblogを書いていたお陰で、
その友達のblogを頼りにフリーアイテム漁りから初められたんですよ。


SLの中で先人たちの作った色々な物をみてるうちに、
凄く自由に物が作れるという事がわかって、物を作りたくてウズウズでした。
元々物作るとか、絵を描くことが好きだったので。


emo8889 Xeno: 最初はどんな感じで遊んでたんですか?


Kisskiss Zemlja: それまでずっとFFXIというネットゲームをやっていて、
それを辞めるつもりは無かったんで、片手間に覗いてみるゲームにお金は一切使わないぞと。
中で稼げるって言うからには使う分は、全部中で稼ぐ。
で、あわよくば儲けも出したいwと言うことで自分ルールを決めました。


「リアルマネーは一切投入しない。必要経費は全部中で稼ぐ」

emo8889 Xeno: そのルールって?


Kisskiss Zemlja: 1)リアルマネーは一切投入しない。必要経費は全部中で稼ぐ。
L$=経験値と思ってできるだけ減らさない。


2)物を作るための経費・アップロード代金等は稼ぎにかかわらず使ってよし。


3)他でお金を使うときは、基本1ヶ月で必要な金額のの2倍稼いだら買ってよし。
稼ぎきれなかったら、カウントし直し。


これは後ぐに1週間で2倍稼ぐ⇒最近は1週間で3倍稼ぐにレベルアップしました。
お陰で今でも高額な買い物は滅多にしませんw


emo8889 Xeno: 結構シビアですねw


Kisskiss Zemlja: しばらくはblogとwikiを頼りにキャンプで稼ぎながら、

フリーや1L$のアイテム集めつつ、キャンプと、マネーツリーでお金を集める毎日でした。


そしてもっと情報を・・・と2chを見たら、vippershopがあるというのを見つけて、
そこで今までの濃い派手な顔のアバターでも、 頬骨でまくりのしわくちゃ子供アバターでもなく、
日本人の好きな感じのつるんとした ほっぺの自然な少女アバターが写ったポスターをみて、

衝撃を受けました。


emo8889 Xeno: といいますと?


Kisskiss Zemlja: それがフェイスライトマジックだとは露知らずに騙されてたんですが、
あんなスキンが可能なのかと、今まで見たお店には無かったぞと。
まぁ、あるわけ無いですよね、フリーやL$1しか見てないんだから。


emo8889 Xeno: なるほど、そこから物づくりが始まったんですね。


Kisskiss Zemlja: 運良く我が家はフォトショップが使える環境だったので、
テンプレートをダウンロードして、その後はダンスパッドにキャラをのせたら後は裏で

ひたすら顔を描いてました。
でも、いつまでも納得行かないので、次は髪の毛作ってみようと・・・


ところがプリムいじるのには土地がいるので、桃源郷のスタジアムに通うようになりました。

同じように物を作りに来る色々な人の話を聞くうちにちょっとづつ仲良くなる人が出来て、
物づくりばかりじゃなく、会話を楽しんだり、遊びに行ったりやっとMMOらしくなってきました。


そして1月の終わりか、2月の初めか、GINZAというSIMにメタバースが

新しいモールを作るというポスターを見つけ、
10プリムまでなら、タダでお店にアイテムを置かせてくれると書いてあったんです。


emo8889 Xeno: メタモールですね。


Kisskiss Zemlja: で、「あ、そうだお金稼ぐんだっ!」遊ぶ金欲しさに思い出しまして、
これは、だらだら物作りしてる場合じゃない。とにかくまず1つ商品に 纏め上げなきゃ。
10個までタダならオープンまでに5~6個は形にしなくちゃいけないと。


今まで見てきた感じでは、外人の方が御金持ちだから、外人をターゲットに作ろう!
外人が日本人SIMで買うんだっら、ゴスロリか秋葉系だろう・・・ じゃあ、メイドにしよう!


emo8889 Xeno: 色々考えてこのメイド服が出来たんですね。


Kisskiss Zemlja: そこから大急ぎでメイド服を仕上げて、出来は初めてにしては大満足だったんですが、
なんとなく初めて形にした商品を高額で売ることに 引け目を感じて、
じゃあせっかくスキンと髪の毛とシェイプ有るんだし、もう洋服だけじゃないから、メイドセットにしよう。
価格は最近した一番高い買い物は60L$・・・おなじぐらいでOKだろう。

この時にまさか続編が出るとは思いもせずにメイドールが出来上がりました。


今はメイドールが安すぎると、アドバイスを受けまして、半信半疑でL$100に値上げしてます。


emo8889 Xeno: それでも安いですよ。


Kisskiss Zemlja: 一個作ってしまえば勢いが付いて、手袋の単品と、色違いセット、ワンピース・・・etc
商品が出来れば、タダでおかせてくれる所を他にも探そう!と、

メインランドのフリーヤードを渡り歩いて、それからSLCOMさんもWebでみつけてすぐ登録して、

今もAkiba店に置かせてもらってます。


emo8889 Xeno: Kisskissさんはそれから一気にメジャーになった感じですよね。


Kisskiss Zemlja: うーん、その後ですかね・・・。
徐々にお金も入ってくるようになった3月の頭ぐらいに、
無茶苦茶大きな出会いが連続してあったんですよ。
たまたまAkibaのアラレカフェに立ち寄った所に、「Little Heaven」のChikoさんがいて、
ご自分の作った靴の話をしていました。


さっき私が作った靴と雲泥の差なのを見てしまい、
お話が終わった頃「うわー凄いですねー」と話しかけて、
「お店どこにあるんですかー?」とお店のランドマークもらって見に行くと、
お店の前にセカコレの看板が立っていました。


「出品者募集!そして、セカコレにて使用したアイテムは、
後日SLing Hokuriku中央広場にて販売をさせていただきます。」


あ、タダで物が売れる!即、看板のメールアドレスの主、渋谷の神様って人にメールをして、
その場にいた関係者の方にも念押しでお願いして・・・。もう返事が待ち遠しくて待ち遠しくて。


emo8889 Xeno: そしてセカコレに出場したんですね。




Kisskiss Zemlja: でもChikoさんと同じイベントに出す事になるということはすっかり忘れていて、
顔合わせで「うわーしまった!!私はなんて場違いなところにいるんだ!!」と、
初めて事の重大さに気づきました。
でも、お陰でChikoさんやSLingオーナーの神様や、SLJCI SIMのオーナーのNOW2000さん、
シリアスギグルのKirinさん等とつながりを持つことができました。


emo8889 Xeno: 第一線で活躍してる人ばかりですね。


Kisskiss Zemlja: そして、その数日後に今度はBabaで別な看板を見かけました。
今度はableseedってSIMで フリーマーケットコンテストを開催するとの事。


あ、タダで物が売れる!再び!ってw
とにかく急いで、SNSのコミュに登録して、
それだけじゃ空きがあるか不安で問い合わせまでして。


半分勢いでしたが、セカコレのチャンスもあるし、
上手くすれば相乗効果でコンテスト上位にいけるかもしれない、
それに中身の評価は個人差があっても、当時、商品のPOPは白地に商品、
SSとシンプルに必要事項というのが定番でしたんで、
派手派手なアイキャッチだけでもかなり票が稼げるんじゃないかと踏んでました。
で、名前を売って宣伝効果をあおろうと。



http://slurl.com/secondlife/ableseed/82/102/28


emo8889 Xeno: 凄いっ!めっちゃ考えてますね~。


Kisskiss Zemlja: 更にそのableseedのコンテストのお陰で、
いずみさん、いちごさん、ぶどうさんと仲良くなって、
今のふぁーが村(ferguson)に関わるきっかけになりました。


http://slurl.com/secondlife/Ferguson/145/201/90


実は、最初のうちはIzumiさんを超ライバル視してました。
ウチとかぶる!!向こうもメイドが!!!ってw


「色んなKAWAIIを具現化していけたら良いなと」
emo8889 Xeno: 今はとても仲良しじゃないですか。


Kisskiss Zemlja: それが話すうちにいつの間にか意気投合するようになって、
おなじF4のショッピングモールにも出店してたりで色々相談もするようになり、
まだ、ふぁーが村に大きく関わっていないうちから、グループにも招待してもらいました。


それからableseedとの関わりで、M2J coreのグッズを作ったりしたこともあり、
M2J ProからPiattoの衣装のお話を頂いたんです。
M2J MODE M2J Production の話題性、piattoの人気等のお陰で、
アイドルの衣装を作ったKIKI No.18という大きな肩書きが出来、やっとブランドらしくなりました。


http://slurl.com/secondlife/ableseed/201/92/28


emo8889 Xeno: Piattoに提供した衣装は本当に素晴らしかったです。




Kisskiss Zemlja: ありがとうございますm( __ __ )m 

お披露目の会場のテーマが「花」ということでしたので、衣装は「花びら」をモチーフにして纏めました。
他にも、その辺りから苺屋のアンリアルがお目見えして
苺屋アンリアルアバターに関わる事に。
商品のコンセプトに凄く魅力を感じていたので、先ずは互換性のある瞳の作成して販売を始めました。

交換する事で、かなりイメージが違うものになるということで、
Ichigoちゃん本人から好評を頂いて暫く使っていただいたり、売り上げも実に順調で。


それから、苺屋をベースにKIKI No.18で表情が変わる、
且つスキンタイプの違うアンリアルアバターを開発しました。





人形っぽいスキンと、 表情が変えられるという特徴を評価していただけたのか、
L$800でありながらぼちぼちと、売れております。


emo8889 Xeno: これがそうですね。


Kisskiss Zemlja: 通常アバターでは人形っぽくなってしまう私のスキンの弱点が、
逆にアンリアルではベースのアニメ調との個性の差ということで 長所になりました。


そうやって作ったアンリアルや、ぶどうさんのタイニーや、

いずみさんのロリータテイストなパンツ等が海外のサイトで取り上げられたりして、
http://nwn.blogs.com/nwn/2007/09/ophelias-gaze-t.html

日本人のKAWAIを特徴としたコミュニティーとして、ふぁーが村自体が活気付いてきました。


そこで、今ふぁーが村が唯の日本人村から、
お互い協力し合って観光地として 新しい方向へ進化させようとして、
機関車や、公園フリービーなど 訪れた人がより楽しめる村作りを進めています。


emo8889 Xeno: いるだけで楽しい気分になりますよね。


Kisskiss Zemlja: またChikoさんとのつながりのお陰で
LITTLE HEAVEN のSIM作りにもちょこっとだけですが参加させていただけたり
M2J MODEでは、Piattoの新衣装を作成したり、
9/29に新メンバーと共にその新作衣装はお披露目を控えています。
大きな転換期にまた私の衣装をピックアップしてもらえたのは凄い事ですよね。


emo8889 Xeno: では改めてKIKI No.18のご紹介を改めてお願いします。



http://slurl.com/secondlife/Ferguson/99/231/91


Kisskiss Zemlja: 本来可愛くないはずの物までもを貪欲に
「キモカワ」「エロカワ」・・・と繋げてすべて飲み込んでしまう、貪欲なKAWAII精神を目指したいです。
KIKI No.18の中に色んなジャンルを飲み込んで、色んなKAWAIIを具現化していけたら良いなと思います。


emo8889 Xeno: 商品のコダワリとかはありますか?


Kisskiss Zemlja: 「雰囲気を壊さなければ後は何を壊してもよい。」
ナースドールで学んだのですが、リアルのルールに縛られてると、
リアルのスキルがある人に負けちゃうので、
スキルが無いので逆に自由に出来るんだと自分を 騙す言い訳ですw


emo8889 Xeno: 他にはどうでしょうか?


Kisskiss Zemlja: あとは、「カッコ良い事はなんてカッコ悪いんだろう」
どこかで読んだ言葉なのですが、自分への戒めで、物を作る時は必ず頭のどこかにおいておきます。
カッコいいものって本当に難しいデリケートなもので、
安易にカッコ良いをなぞっても、あれ?これカッコ良いの?って
とても恥ずかしいものになってしまうような気がして。


その恥ずかしいものになってしまう落とし穴に落ちないように。
そして恥ずかしい落とし穴に落ちるぐらいなら、カッコ悪いほうが面白いぞと。


「巻き取られるように色々な事が飛び込んでくるようになる」

emo8889 Xeno: Kisskissさんは本当に色々考えて行動されてらっしいますよね。
KisskissさんにとってSLはそれほど魅力あるものでしょうか?


Kisskiss Zemlja: 最初はルールを決めたことで、ゲームとしての小銭をためる快感だったのが、
制作費0で具にも付かないアイディアもすっごい難しいと思った考えも、
やりようで具現化できるお陰で、ランナーズハイのように作り続ける事が快感に変わったんです。


それから作っても、作らなくても、誰かと交わした一言でも、起こした行動が、
周りからの評価を得ることで、何らかの次の物を生み出しちゃう不思議に悩まされているうちに、
それも快感になっちゃって、よくわからないうちにどっぷり箱庭遊びに浸ってると。

そんな感じです。夢中になりすぎて困りますw


emo8889 Xeno: では最後に読者の方にメッセージを!


Kisskiss Zemlja: 今、情報が無くてSLの中で遊び方がわからなくて、

迷子になってる状態の方がいたら、Big6というルール以外に、本当に何も無い世界だから、

自分でルールや目標を決めてみてはいかがでしょう?
私みたいに始めは小銭稼ぎとか、わかりやすくて良いですよ。


そうやってSLの中で過ごしているうちに徐々に繋がりが出来てくると、
良くも悪くもつながりで巻き取られるように色々な事が飛び込んでくるようになるので、
そうしたら新しい世界が開けるかもしれないです。


私もそうやって今は自分の小銭稼ぎルールから飛び出して、
KIKI No.18というブランドを育てるという新しい目標みたいなものができましたし、
ちょっとづつそれも唯一の目標じゃなく、また新しいロープになって、
また次の世界に引っ張っていってくれそうな予感がしてます。


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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今回の取材でかなり久しぶりにお会いしたのですが、あまりのご活躍ぶりにビックリです。
ただ取材中強く感じたのは、Kisskissさんは本当にSLの世界で一生懸命に努力されて
その努力をみんなが見ていたからこそ、色々な案件の際に声をかけたのではないでしょうか?


その結果、彼女は素晴らしい実績を残し、そして今後も活躍をされていき、
SLの世界をどんどん盛り上げてくれるはずです。

9/29にKisskissさんが制作した「Piatto」の新衣装の発表会を控えていますので
この記事を読んだ方は是非足を運んでみてください。


そしてこのKisskissさんのショップ「KIKI No.18」も是非チェックしてください!

SLには色んなジャンルの世界があって、基本的にはリアルなアバターが多く
そしてFurryが続くと思うんですが、みなさんこうゆうジャンルはご存知ですか?
私が思うに、この分野に関しては日本人が結構得意とするジャンルかもしれません。


ちなみにこの方の作品は何度か見たことはありますけど、インパクトは抜群で
印象には強く残っていました。個性溢れるSLならではの表現です。



http://ichigoya.slmame.com/


今回はそんなアニメ調のアバターのクリエイター
Ichigo Mayoさんにお話をお伺いしました!
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emo8889 Xeno: まずSLを始めたきっかけを教えてください。


Ichigo Mayo: 昔は韓国製のネトゲとかで遊んでたんですが、
Vistaにしたら動かなくなっちゃっいまして、
調べてみたところWindowsのライセンスハック対策と
ネトゲの不正対策ツールが喧嘩してるのが原因と分かりました。


emo8889 Xeno: Vistaとゲームは問題アリアリですからねぇ。


Ichigo Mayo: んで、そんなアホらしいのには付き合ってられんなと
思ってた時に、Second Lifeはクライアントがオープンソースになっていることを知りました。

これはつまりクライアントを自由にいじってもかまわないということですから、
怪しい不正対策ツールを入れられる恐れは無いと判断しました。



「コンテストよりは面白い物を探したりとかの方が興味がある」
emo8889 Xeno: キッカケが凄いですねw


Ichigo Mayo: で、SL始めて最初は空を飛べるのが珍しくて飛び回ってました。
なんというか、空とか雲とか風とかそういった物の表現に
こだわりがあるなぁと思いました。


emo8889 Xeno: 例えばどこが印象に残りました?


Ichigo Mayo: Luskwoodかなぁ・・・。
でっかい木があったりとかで、印象といえば斜面の所に

大きな木の家があるのを見たのを覚えていますが、
どこだか分からないので再度行ったことがないです。
進入禁止で頭打ちながら飛び回ってました。


emo8889 Xeno: イベントとかには参加されたりとかは?


Ichigo Mayo: ableseedフリマとTinyアバター展くらいです。
こっちから積極的に動いたりとかはしてませんので。
フリマはizumiさんが参加してたので私も参加してみようという流れです。


http://slurl.com/secondlife/ableseed/181/121/27


Tiny展はせっかくTinyアバター作ったのだからというのが理由でしたが、

結局その後もTinyは増えていません。もともとイベント系は苦手というか面倒というか、
そもそもクリエイターのつもりじゃなくて、あくまで「苺屋」という店の店主として色々やってるので、
コンテストに参加するよりは面白いものを探したりとかの方が興味があるんです。


emo8889 Xeno: では改めてその「苺屋」のご紹介をお願いします。


Ichigo Mayo: ども苺屋です。苺とか売っています。
と、当初はそうだったのですが最近はアンリアル中心ですね。
本店は急ごしらえなので建て付けが悪く、ちょっと傾いていますが気にしないでください。


http://slurl.com/secondlife/Waring/236/190/171

emo8889 Xeno: 何故アンリアル中心に制作されようと思ったのですか?


Ichigo Mayo: もともと自分の好みがリアル系とは正反対でして、
初期アバターの選択でも、一番デフォルメが効いているFurryを選んだんですね。

それでどうやってるのかを調べてみたらプリムで出来た被り物と分かりまして、
それならアニメっぽい頭をプリムで作ってみようと思い立ちました。




「自分で実例を作る必要があると思った」
emo8889 Xeno: なるほど、それでこの世界に挑戦したわけですね。


Ichigo Mayo: ただ当時はSculpted Primの話すらありませんでしたので、
通常のプリムで作ってみたわけですが、とても見られたものではありませんでした。
そこで一旦頓挫した訳ですが、たまたまTinyアバター製作キットが出まして
頓挫した材料を流用して作ったのが「苺Tiny Avatar」です。


その後Sculpted Primが実装されましたので、

以前Blenderで作ったモデルの顔部分を改造して取り込こみました。
それをSculpted Primのサンプルとして配布してみたわけですが、さっぱり反応がありませんでした。


それならば、自分で実例を作る必要があると思い、慣れないながらも
テスクチャ塗りなどをして売りに出したものが今の「Unreal Avatar Base」です。




emo8889 Xeno: それがこの商品なんですねー。


Ichigo Mayo: そんな流れですのでType-AのスカルプテスクチャとBlenderデータは
最初から無償提供可です。
このデータを利用して作ったものを販売することも特に制限はありません。
実際に他の方が作られたGoth版とDoll-Like版というものがありますので、
そちらの方もよろしくお願いします。

(お知らせ)

http://ichigoya.slmame.com/e25150.html


emo8889 Xeno: 是非Ichigoさんの商品を何か紹介してください。


Ichigo Mayo: ではあえていちご椅子を選ぶぜ!・・・じゃなくて、
うちの主力といえばやはり「Unreal Avatar Base」でして、
これを使えばアニメっぽいアバターになります。服と髪は付いてませんが、
服は普通のアバター用のが普通に使えます。


ちなみに髪についてははよく質問されますが、髪は普通のアバター用のを大きくすれば大体合います。


emo8889 Xeno: ちなみに商品を作る際のコダワリや等があれ教えてください。


Ichigo Mayo: 自分はたいして凝ったものは作れませんので、
素材の良さを生かすことでなんとかしています。
たとえばこの目ですが、これは目玉にアタッチしているだけで、スクリプトは一切使用していません。
あと、Sculpted Primと普通のプリムはそれぞれ利点と欠点があるので、使い分けにはこだわりがあります。
耳も実はトーラスなんです。


emo8889 Xeno: 利点と欠点って?


Ichigo Mayo: 実のところスカルプじゃないと無理な形状以外は普通のプリムを使っています。
で、逆にスカルプだと無理な形状もありまして、具体的にはトーラスとかを上手にひねると
直径10m以上の曲面も作れたりします。


あとタイニープリムもスカルプでは使えない手法ですし
髪なんかもトーラスとかをひねってるからシャープに形状がでているので、
スカルプではそうはいかないと思います。


emo8889 Xeno: アニメ調のアバターの表現の難しさって他にもありそうですね。


Ichigo Mayo: 自分としてはこれはやりやすい方法でやってるので、特に難しいとか思ったことはなくて、
むしろスキン作者の方は顔の表現に良く頑張ってるなという印象です。
私はその方向では無理と思いましたから。


ただ、アニメっぽいという特徴がありながら、それ以上は特に特徴が出ないようにはしています。
それもあったのか、同じベースを使用していても
みなさんがそれぞれ工夫して個性的な格好をしていますので、それを見るのが面白いです。


「Kawaiiは正義!!」
emo8889 Xeno: 今後の活動にあたって計画や予定があれば教えてください。


Ichigo Mayo: せっかくだからSIMを目標にしたいなぁと。これって全然計画とか予定じゃないですよね。
まぁでも、予定は未定ってことでよろしくお願いします。
基本的にはサプライズ、でも実は未定あたりで今後も頑張りたいと思います!


emo8889 Xeno: ではSLへ感じている魅力を教えてください。


Ichigo Mayo: やっぱり人の繋がりというのが大きいです。
ここまで来れたのはいずみ学園をはじめとする友人たちのおかげでもありますし
何よりもうちのBaseを元にそれぞれ個性的なアバターにしてくださっている、
みなさまのおかげです。




emo8889 Xeno: 最後に読者の方にメッセージをお願いします。


Ichigo Mayo: Kawaiiは正義!!


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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確かにIchigoさんのおっしゃるように、アニメ調のアバターのような造形は
Sculpted Primの使い方が非常に重要で、その技術が商品に反映されます。
しかしそんな技術がない方の為に、Ichigoさんは

「Unreal Avatar Base」を販売されたんじゃないでしょうか。


この種類の商品は確かに趣味が分かれるかもしれません、
しかしこの造形への考え方、そしてその手法は、
SLの世界でクリエイターを目指す方にとっては参考になる部分は沢山あると思います。


是非みなさんもその世界観と技術をチェックしに
Ichigo Mayoさんのお店「苺屋」に行ってみてください!