前日の睡眠時間、2時間。
きっとよく眠れるよな
と思った
いや
相当長いであろうと
推測される
来賓祝辞あたりで
寝ようと思った
(大人はそういうこと言わない)
アンナぽの中学校の卒業式
3月12日。
眠さ炸裂で
もさーっと、受付を済ませると
卒業式のプログラムと
それに添えられた封筒が。
表書きには
「ema様」
とあった。
「ema」は、あぶと私が
写真撮影の活動で使っている屋号。
私と、あぶと、アンナぽの
イニシャル
「e」「m」「a」を使って
作ったのだった。
あぶはそれを見て言った。
「アンナぽからの手紙じゃないの?」
イヤな予感がした。
そう、涙腺決壊の予感…
「えええええ!?」
ドキドキしながら
封筒を開けると
やっぱり、アンナぽからの
手紙が出てきた。
そこにはこう書いてあった。
案の定、涙腺決壊…
もうじゅうぶん
支えられとるわー!!!
いつもは何も言わないのに
こんなこと思ってたんだー
こんなこと書く
おねーちゃんになったんだー
うわーーーん
。・゚・(ノД`)・゚・。
ありがとうね
本当にありがとうね…
私は、世間で言う
いい親では決してなかった。
むしろ
やゔぁいお母さんの
見本のような
ヤツだったように思う。
ただ、ひとつだけ
決めていたことは
自分が悪い、間違ってた、と思うことは
必ず謝る、ということだった。
だから、私は
いつも謝ってばかりだった。
さっきは
ぎゃー!って怒って
言い過ぎて
ごめんね
さっきは
感情的になって
心にもないこと言って
ごめんね
さっきは
アンナぽの気持ち
考えてあげられなくて
あんなこと言って
ごめんね
さっきは
自分のイライラで八つ当たりして
ごめんね
仕事で
留守にしてばかりで
ごめんね
(親いないとうれしいかも?・笑)
朝寝坊して
ひとりで起きて学校行かせちゃって
ごめんね
(そんな日はケロッグのブランフレークばっかり食べてたね・汗)
洗濯し忘れて
学校に着ていく体操服がなくて
前の日と同じの着せちゃって
ごめんね
そして、それでも
一緒にいてくれて
ありがとね、って。
アンナぽ大好き、って言うと
ママ大好き、って
返してきた小さい頃。
今は
アンナぽ大好き、って言うと
あはは…と去ってゆく(笑)
それも成長の証だと思ってた。
ちとさびしいけど、うれしかった。
泣いてばかりの
小さかったアンナぽも
私が何か言うと
逆ギレするようになり
時に取っ組み合いのケンカになり
これまた成長の証だと思ってた。
ムカつくけど、うれしかった。
ママね
結局、あんたが何やってても
可愛くてしかたないんだよ。
ママ、よく言うじゃん?
死なないから、って。
失敗しても
間違っても
何かあっても
死なないから、って。
死なないならいいじゃん、って。
生きててさえくれれば
いいんだから。
まぁ、ブチキレてる時は
きーっ!!!って
色々言ってるけど
とどのつまり
なんだっていいんだよ
あんたがいてくれれば。
何があっても
結局最後は大丈夫なように
生んどいた、ってさ
ママ言うじゃん?
だから
大丈夫なんだよ
何があっても。
とことこ、歩いて行きな
自分の道を。
たぶん
すっげーつらいことも
いっぱいある。
でも、大丈夫だから。
ママ、知ってるもん。
だって、ママもそうだったから。
あんたもそうなんだもん。
卒業おめでとう。
おっきくなったね。
ありがとう。
本当にありがとう。
幸せをくれて、ありがとう。
パパとママは
とってもうれしい。
そして、あぶ。
本当のパパよりも
ずっとずっと
本当のパパになってくれて
心からありがとう。
アンナぽの笑顔は
あなたのおかげで
ここにあります。