「がっかりだよ!」

桜塚やっくんのごとく言った。

だって、だって、
アイスが…



あるカップアイス、
久々に買ってふたを開けてみると…

いつもなら
おいしそうなアイスが、
こんにちわぁ.。゚+..。゚+.と
ほほえむのに、

今日は、ふたの下に、
また仰々しくビニールで
二重にふたがされていた。
ぴったりとラップしたみたいに。

悲しかった (/´Д`)/イヤァ~

だって
ふたの裏についたアイスを、
スプーンできれぇーに取って、
まず最初に食べるのが
楽しみだったんだもの…

ヨーグルトもそう、
ふたについたのを
最初に食べるのが楽しみなんだ♪



アンナもそんな私に
育てられたせいか、
同じくふたの裏についた
アイス愛好家。

親子でテーブルに並んで座って、
がっくり…



それに

外ぶたとアイスの間に、
ビニールのふたをつけることで、
生産コストも上がるだろうに、

資源もその分
使うことになるだろうに、
と、思ったりもした。

あと、よくさ、
袋のおせんべいを買うと、
後ろに透明のトレイが入ってるでしょ。

中身がぐちゃぐちゃに
なるのを防いで、
見た目をよくするためだと
思うんだけど。

他にも入ってる食品
いっぱいあるな。

あれ、もったいないなぁ、
って思う。

まぁ、あれ入れないと
袋の形が崩れやすくて、
中身が下に集まっちゃって、
袋に厚みが出たりで、
不便なこともあるだろうけど、

コストかかるだろうし、
何より、石油をあんなところに、
使わなくてもいいじゃないかなぁ、
なんて、いつも思うんだぁ。

地球を大切に、
資源を大切にって言うけど、
逆行してねーか、とかね。



ああ、そうそう、
カップアイスの話題だった(笑)

きっと、メーカーは、
お客様のためにと、
やったことなんだろう。

確かにふたの裏に
アイスがつかないし、

そうすると、
手も汚れない、
べたべたしない。

もしかしたら、
クレームや意見があって、
改善策としてそうしたんだろうなぁ。

だよな。

残念に思うのは、
私達親子だけかもしれない(爆)

でも、やっぱりがっかり。



利便性を追求して
失われるものもある。

それは、ちょっと不便だったり、
古くさかったりするけど、
なんだかとても馴染みのある、

まるで、
子供の頃に見た
ふるさとの町並みみたいな、
そんなものなのかもしれない。



4年前に、
20年ぶりに帰ってきたこの町は、
やっぱり、ずいぶんキレイになって、
昔の面影はすっかりなくなっていた。

とても便利で住みやすい、
けれど、ノスタルジーのかけらものない、
きれいな町。

それは、それで、
とても素敵だけど、

やっぱり、どこかで
さびしかったりもする。

そして、それが、
とても自分勝手だと
わかっていても、
やっぱり大切な思いだったりするのだ。

あらゆるものがうつろう中で、
そうした思いさえも、
もしかしたら、とても美しく切ない、
人生の贈り物なのかもしれない。



アイスのふたから、
そんなこと考えたよ。