娘、アンナの入学した中学校は、
この辺ではかなり評判が悪い中学校。
面白いほど色々な噂がある。



悪い生徒がかなり多い、

先生はみんなやる気なくて腐ってる、

先生は受験の時の内申書を
あまりよく書かない、

親が役員をやると内申書がよくなる、

部活をやらない子は評価が低い、
部活をやれば内申書をよく書いてもらえる、

あちこちの高校から、
その中学の卒業生は嫌われている、

受験の時、
その中学校出身ってだけで不利、



あるわ、あるわ、いろんな噂(笑)

ママ友が言う。
そんなひどい学校だから、
親がしっかりしなくちゃ、
役員やって、部活に入れて続けさせて、
(ウチのは帰宅部)
先生によく思ってもらえるように
しなきゃダメだよ、と。

「別にそんなに心配してないし」

と伝えると、
もっと焦れと言わんばかりに、

「なんでそうなの!?」

彼女の言い分はこうだった。

自分の子供が
ひどい目に遭うのがわかってるんだから、
それを食い止めるために、
必要なことをやってあげなきゃいけない、

うん。
それは、ある意味、わかる。

そんな彼女にこう伝えた。

「もちろん、
 自分が必要だと思ったらするよ。
 でも、そこに行くことになったのも必然。
 それでつらい目にあったら、
 それはそれで、貴重な体験。
 必ずそこから何かをつかむと思ってる。
 親だし、色々心配は心配だけど、
 そういう意味では心配してないんだよね」

そして、

「ねー、ねー、
 ところでそういう噂、
 どこで聞いたの?」

と尋ねると、

「塾の先生や色々なお母さん。
 だから間違いないよ」

と答える。

それを聞いて、
ああ、これって…
と思った。



たまたま誰かが体験した何か、
それを受けて感じた何か、
主観と個人的反応から生まれたものが、
すべてに、そして、真実に、
なってしまっている。

それにとどまらず、
主観と個人的反応によって、
事実が脚色されて、
それがどこまでも転がり続ける。
エゴの脚色がエゴの脚色を呼び、
ゆきだるまみたいに大きくなり続ける。

木を見て森を見ず。

じっと見ているその木も、
もはや違うものになってるような…

そんな思いがよぎった。

それさえも私のエゴだけど。

ああ、昔、シャネルの「egoist」を
愛用してたっけ ( ̄▽ ̄) オマエモ エゴイスト カーッ!!!



これは、
何が正しいとか、何が間違ってるとか、
誰が正しいとか、誰が間違ってるとか、
そういう話じゃないんだ。

同じ状況で、同じ話を聞いて、
彼女と私の反応が、
あまりに違っていて、
これって…と、思ったわけだ。



長くなりそうなので、
タイトルの「しんらい」という言葉が全く出ないまま、
次回に続く(笑)




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