セラピストをやってきて
そう、確か、4年近く前だったかな
こう思った。

「なんか疲れちゃった…」

その頃
わけもなくセッションがつらく
気が重く、違和感を感じていた。

そして、セッションの予約が
ぴたっと入らなくなった。

今だから
はっきり言葉にできるけれど
当時は言葉にすることを
避けていたことがある。

それは、こんな言葉なのだ。

「いつまで
 どこまで
 癒せばいいのだろう
 もうイヤだ
 疲れた」

そして、それは、
私自身のことに他ならなかった。

それを口にしてしまったら
私は自分がしていることを
否定することになる。

だから
人前で口にすることはなかったし
ブログに書くこともなかった。



自分をもっと癒さなければ…
そう思わずにはいられない自分

けれど

矛盾して感じるそんな自分への閉塞感。

あんな傷、こんな傷
ほじくればほじくるほど出てくる傷
トラウマのアリ地獄のように感じた。
きっと、やればやっただけ
死ぬまで出てくるのだろう、そう思った。

ぶっちゃけ

「そんなのもうイヤだ、もういい」

そう思った。

けれど、それを認識すればするほど
それまで築き上げた
セラピストとしての在り方が
ぐらぐらと揺れる。

今までの自分じゃもうイヤ
今までやってきたことは
もうやりたくない

切実なその思いを
当時の私はごまかしながら
生きるしかなかった。



つづく。



猛烈にだるく眠くなってきたのよぅ…
おふとんが呼んでいる…

一話完結が基本の私だけど(笑)
今日の眠気とだるさには負けた。