人は、自分のものであれ、人のものであれ、
つらい感情を感じるのを避けたがる生き物だと思う。

自分のものであれば、
感じないようにしたり、
違う感情に置き換えたり、
無意識に代替行為で紛らわせてしまうこともある。

人のものであれば、
否定したり、
理解、共感を飛び越えて、違う見方を強要したり、
理論や方法論にに走ったり、
無意識に相手の感情を
感じずに済むようにしてしまうこともある。



それをどこかでわかっておく。

感じずに済むように逃げてしまう自分さえ、
オッケーしちゃう。
それは、わかっているからこそできることであり。



そして、本当はそこにある自分の気持ち、感情、
しっかり受け止めて感じていくと、
時にはそれができなくても、
時々でもそうしていくと…

春になって、冬の眠りの間、
地面の中で青い芽を出す準備をしていた種が、
芽吹くように、
人生にも、かわいらしい青い芽が、
固く冷たい場所から、
ひょっこり顔を出すんです。



人生は思ったよりシンプルよ。
難しくなってしまうのは、
本当はそこにあるものを、
そこにあると認めなかったり、
認めても意味づけをしたり、
こねこねしちゃうからなんだよね。

ただただそれはそこにある、
それでいいと思うんだ。

どんな出来事も。
どんな体験も。
どんな感情も。

そこからこそ、始まるものがある。