今日はプチおでかけ。

帰りに家族で
外食をしようと話がまとまる。

お昼を軽く済ませいていたので
全員レベルマックスの腹ぺこ。

そんな時に限って
大渋滞で車はほとんど動かない。

みんなおなかと背中の皮が
くっつきそう。

口々に訴える。


「おなか減ったー」

「ひもじー」

「ぺこぺこー」



急に前の車の
運転席のドアが開き
おじいちゃんが降りてきた。

???と思っていると
こちらに「ども」みたいな
感じのゼスチャーをし
トランクを開けた。

「どうしたんだろ?」

一瞬、全員でどよめいた。

「腹減ったんじゃね?
 おにぎり
 なんか取り出したりしたら
 おもしろいよね」

腹ぺこな私が
腹減りネタをかますと

そのおじいちゃんは
トランクから、まさに
おにぎり
の2個入ったビニール袋を取り出し
運転席に戻っていった。

絶妙だ!
絶妙過ぎる!

全員大爆笑。

今日の私は冴えていた。

思いついて口走ったことが
面白いほど的中したのだ。

ということで
思いつく楽しい素晴らしいことを
片っ端から口走った。

これで未来は安泰だぜ(笑)

「アンナは?
 ねー、アンナのことはーっ?」

そう娘がせがむので

「チョーイケメンで
 ないすばでーで
 性格もよくて
 最高の彼氏」

そう言ったら
後部座席で大喜びしていた。

安心しろ、娘。
今日のママは冴えてるぞ。