どうも、みけねこです。
「さて、瑞穂サン」
「今日は変わったゲームをやってもらおうと思うんだけど、どう?」
「変わったゲーム?」
「製作段階で没になった、幻の作品…」
「通称『バイオ3.5』『プロトタイプ・バイオハザード4』『Fog/Hook Man/Hallucinationバージョン』」
「それらを再現した非公式ゲーム『CODE:Madman』よ」
「ほぉ」
「どう?やってみる?」
「いいけど…」
「その前に一つ聞かせてくれ」
「これ、どこで手に入れた?」
「噂程度だが…こいつは『ヤバい代物』だって聞いたぞ?」
「イイ女に秘密はつきものでしょ?」
「………知らないからな」
「そうそう。これは所謂フリーゲームに分類されるものだから…」
「やる場合、何が起きても自己責任でお願いね」
「それとDLサイトは調べれば出てくるから、自分で探してね☆」
「…ま、いいや」
「それじゃやっていこう」
「ここは………」
「DLサイトの解説によると…『スペンサーの城』だって」
「城?…スペンサー邸の間違いじゃ?」
「Wikipediaにはそう書いてあるぞ?」
「それならそれでいいわ」
「ちなみに、作成者曰く…」
「この物語は『CODE:Veronica』の続編、なんですって」
「なるほど(´・ω・`)」
「とりあえず探索してみよう…」
「…画面、かなり暗くない?明るさの設定は無いの??」
「多分無い(´・ω・`)」
「(´・ω・`)」
「だから…編集で明るくしてみたけど、これでもきついなぁ…」
「かといってこれ以上は…雰囲気が粉々に………」
「辛いわねぇ…」
戻る理由はない…。
「逃げたいんだけどな(´・ω・`)」
「レオン様、悪夢から逃げてはダメですよ?」
この扉は内側から押さえられている。
別の道を探そう…。
「だってさ」
「クゥ~ン…」
この扉には鍵がかかっている。
別の道を探そう…。
「いい加減蹴破る事を(ry」
「うん?なんか変な声が聞こえるな…」
「うんこだ捨てーろー!!」
「元は3.5だし、無いと思うよ…」
「構えながら進もう…」
「な、なんだこいつは!?」
「…ゾンビ?」
「なのかなぁ」
「…とりあえず、射撃は通用するみたいだ。倒してしまおう」
「最初の個体が『通常種』ってだけで、優しさを感じちゃうヤバいヤバい…」
「首折れを最初に持ってきたRE4が異常なだけだから…」
「ふぅ…何とかなった」
「リロードは…あれ?」
「どうやってやるんだ??」
「私に聞かれても…」
「仕方ない。先に進もう」
割れた鏡だ…。
何か…こう…象徴的な…ナニカが起こりそうな気がする。
「象徴的なナニカってなぁに?」
「知らねーよ、そんなの」
「死体を調べてみると…」
T-ウィルスの犠牲者か…。
…傷は無いのか?
これは…日記に書いた方が良さそうだ。
「って事は、コイツはゾンビなのね」
「(銃創以外に)傷はないって言ってるし、どうだろうな?」
「ホールに戻ってみると…」
「…なんだアレ?」
「え、どれ?」
「赤丸で囲んだところ」
2階に戻れ。
「…誰が書いたんだ?これは」
これは…俺の日記の………?
「何がどうなってるんや…」
「さ、さぁ…」
「メモに従って、2階に戻ってみよう」
「…あれ?」
「どうしたの?」
「元来た道が『鏡』で塞がれてる…」
「やだ怖いやめてくださいアイアンマン…」
これは…一体何なんだ?
「聞きたいのはこっちなんだよなぁ」
「(´・ω・)(・ω・`)ネー」
おかしいな…。
この鏡はもっと傷んでいると思ったが…?
「…一ついいかしら?」
「何だ?」
「これ、バイオハザードでやる意味ある?」
「無い(断言)」
「だからボツになったんだろ」
「ですよね(´・ω・`)」
「…あの?」
「3.5の要素を持ってきた…」
「ヴィレッジの『ベネヴィエント邸』は人気ですけど、これは何故ですか?」
「意表を突く形で出てきたからじゃない?」
「大筋はいつも通りってのも大きいと思うわ」
「あ、あ~…」
「あれ?ホールの扉が開いてる…」
「これじゃあただのお化け屋敷じゃない…」
月光…思い出せない。
「…レオンで?月光ソナタの話?」
「ファン向けのネタなのか、それとも…?」
「あれ?ここは…」
「暗くて分かり辛いけど…リメイク前4のあの部屋に似てるわね?」
「どこの事ですか?」
「ほら、城序盤~中盤にあったやん。剣を入れ替えるヤツ」
「あぁ…」
「…食堂?」
「そうみたいね」
「どこ行きゃいいんだYO!」
「地図がないのは辛いわね…」
「邪教徒が出てきそうな場所…」
「ノビ太くんの線もあるゾ」
「これは…人形?」
「なのかな」
「…片腕が無い。これを見つければいいのかな」
「…あれ?おかしいな」
「このラジオ、さっきは電源オフに出来たんだが…」
「『何か』が邪魔して、オフにできねぇ」
「………」
「やっぱりこれ、バイオじゃないわね」
「(´・ω・)(・ω・`)ネー」
「道に迷った…」
「後輩の子が笑ってるわよ?」
「う、うるせぇ!」
なんだ…?扉が開かない?
………さっきまでは開いていたのに?
「敵によって封印されている(迫真)」
「そういえば公式の時点で『それ』だったわね」
「扉の近くで、腕を発見」
「戻ろう…」
「むっ…『何か』のせいで来た道の扉が」
私は痛みと死を映し出す…。
「…どういうことだ?」
「周りを調べてみましょ」
真の鏡が映し出される。
「つまりどういう事だってばよ…」
「これを…撃てばいいのか?」
「あっ、ちょっと待っ…」
「あぅぅぅぅぅぅぅぅん………」
「やっぱりな(レ)」
次回はもっと頑張ってネ!
「煽られてて草」
「じゃかあしい!!」
「で、どう思った?」
「この路線のバイオ4を出したとして、だ」
「『ホラーゲームとしては中々面白い。神ゲーになれるポテンシャルはある』『ただバイオらしさは一切無いから、シリーズは終わっていた』だろうな」
「この路線を捨てたのは、マジで正解だと思う」
「なるほど…」
「そうそう」
「開発段階で生まれた…」
「『敵による封印』や『人形』等を上手く再利用したのは、流石カプコンやなって思う訳よ」
「どこに再利用してたっけ?」
- バイオハザードヴィレッジ。
- 4の派生作品である、デビルメイクライシリーズ。
- 戦国バイオの鬼武者シリーズ。