今朝の父からの電話で、余計疲れている
掻き乱されている
そばにいないのが、唯一の救い…
これならやって行けそうな気がする


母に今朝の件を聞いて欲しい!と思って
しまった
ほんと嫌だね…
バカだから…
気にしないで良いよ、無視しなよ
と先日言われたっけ
そんな無責任な!とは思ったけど、
あいつはあいつだから、無理なんだね
ようやく分かったよ…
きちんと理解してあげてなくてごめんね
それだけは、また伝えよう


こうやって一つ一つ、母の思いを理解する
そのための時間なんだろうな…


もう今日は話せないかもしれないな


また父から連絡が入ると思うと、気が滅入る
電話は無視しよう
こっちも忙しいんだ
バカなやつの話し方は分かりにくいし、
バカなやつは所詮バカな考えしかしてない
そんなやつの話を聞くための耳じゃ無いわ…


さて、昨日の面会について記録


昨日は家の仕事をある程度してから、
息子が帰宅
行きたくないな…疲れたな…と思いつつも、
マッシュポテトを持って行く約束がある!
その使命感に駆られ、行くと決意


学校での出来事を聞きながら、準備
16:00出発
向こうでは、10分も待たずにバスにも乗れた
久々のバス
乗客は私1人だけ
そのうちバスも無くなるだろうね


16:50施設着
疲れているから、余計気持ちが滅入る
少し目眩を起こしながら、エレベーターへ


部屋に入ると真っ暗
カーテンも締め切り電気も付いていない
こちらを向いた母の顔
動いているから生きている
顔は死人


手を振られた
来たよーと言うとありがとうと言われた


この時点で、もう帰りたくなった


とりあえず、
持って行ったマッシュポテトを冷蔵庫へ
食べるはずがない
それなら、なぜ作らせた?
いつもそう
あれもいるこれ欲しいと言って、
全く手をつけずのものが冷蔵庫に多数


いい加減にしてほしいと思うけど、
最後のわがままだと我慢


冷蔵庫内の兄が持ってきてくれた伊達巻を
持ち帰る
一切れ置いておいたけれど、それも食べず


おそらく、
イメージしている自分と実際の自分は
乖離しているんだろう
持ってくると大体いつもこう言う
"食べて吐いたら嫌だから…
固形物はもう少し後に食べようと思ってる"


日に日に悪化していくのに?
もう少し後って?
冷蔵庫の中のものは永遠と思っているタイプ
なので、いつまでも入れておくつもり?
今までいくつも捨ててるんだよ?


間に受けずに持って来ないという手もあるが
もし本当に食べようとしてたら…と思うと、
持っていかない選択肢はないんだよね


難しいな


洗濯物をまとめたりしていたら、兄が来た
兄は30分ほどしか滞在できない
男は物静かなもので、一言も発せず
私が質問したことに答えるぐらい
母はありがとうや大変よねとしか言えず、
目を閉じたまま


首元を冷やしている保冷剤を交換
私はボディウエットシートで足を拭くと、
冷たくて気持ち良いーと発した
足かと思ったら首元のことだった…
そのうち、足もスッキリするーと言っていた
気を遣わせたようだ


手と首元、頭を拭く
シートはすぐに汚れる
そりゃ最後にお風呂に入ったのが先週木曜
だから、当たり前
というか、
入院中20日間はお風呂に入れずにいたから、
さぞ気持ち悪かっただろうと思ったが、
本人はそんなのはもうどうでも良いところに
達してしまっているとのこと


生きるだけで精一杯


結局、
それ以外にやれることは水を渡すことぐらい
幸い、
まだ水を自分で飲める状態だから良い…と
言えるんだろう
もう30キロもない体なのに、まだ生きている
横向きになることもできず、
ベッドの柵に手をかけても力が入らない
毎日出来ることが少なくなっていく
明日はどうなっているのか…
もう、本当に死なせてあげたい
なんで日本は安楽死が認められないのだろう


母は真っ暗闇で過ごしているため、
時間の感覚も無くなってしまっていた
夜の薬が来ないと何度も不貞腐れる
それなら、ナースコールを押そうよ…
それだけはしない母
来るのを待つ
だから、幸せだって自分で掴み取れなかった
この生き様は…教えてくれているのか?


兄が帰り、私もしばらくして帰ることに


寂しいなんて言われない
良いよ、帰って
もう、いてもいなくてもどうでも良さそうだ
むしろ邪魔になっている気もした


ハグをした
また泣きそうになったけれど、
小さな体を抱きしめると冷静になった
さようなら
もうきっとさようなら、なんだ
手を振る母に振り返す
またねと言う私に頷いた


またねがあるのかな…と思ったけれど、
酸素97
血圧108-68
胸の音はきれい
腸があまり動いていない(腸閉塞悪化?)
この状態は、まだ先かもしれない?
下顎呼吸は突然やってくるものなのか?
死斑はいつから?出ない人もいるんだっけ?


何度考えてもキリがない
考えるのをやめた


バスの時間を見て出たつもりだが、
なんとなく外気に当たりたくて歩いて帰った


そしたら、父からメッセージ
施設を出たことを連絡すると、電話が来た


そして、電話に出たら嗚咽の父
泣き出されて苦笑の私
サイゼでたらふく食べてたらふく飲んで、
想いに耽っていたのだろうか…
くだらない泣き言に付き合うつもりはない



今日はたくさん水分を摂ったという父に、

炭酸は腸閉塞に悪いから、お腹が張る覚悟、

痛みが出る覚悟をしないとね…

さっきも痛いって言ってたから…と伝えた

すると、責められたのかと思ったのだろう

いや!あれを飲んでから元気になった!

と、ムキになる父

わかるよ、美味しいって言ってるもの

おまえだけが飲ませているわけじゃ無い

兄も私も飲ませてる

でも、お腹が張って苦しんでいる

それなら、本人が覚悟の上じゃ無いとダメ

そう言うことを言っているだけだが…



好きなように好きなものを

それは私もそう思ってる

けれど、

母は基本的に右から左に受け流す人だから、

何もかも忘れている

そこは、こちらで冷静に対応することも必要

それも良いけど、こちらもどう?と

声かけしたって良いのでは?

言われた通りにするのも良いが、

その後のことを考えると"飲め飲め!"とも

言えない

本人が張るのを覚悟でそれでも飲みたければ

飲ませれば良い



だって、意識があるから苦しいんだもの



まぁ、それも父

自分は悪く無い!と言いたい父

いつでも責任逃れする父だから、

この話は終わりにした



するとまた、

手を取り合ったとか帰らないでの話になり、

うんざり

結局楽しんでるだけ



昨日はそんな面会だった



その後兄とメッセージのやりとり



父の話で呆れる2人

厄介なやつ

ある意味、あいつってすごいねって話…