今度は女神様21 | エミソナのブログ

エミソナのブログ

日々の出来事に対しての感想。
韓流ドラマの感想。

韓流スターの事。

今、感じている事。

「本好きの下剋上」にハマっているのでそれ関連の事。

カウンセリングとかのことなど。

政治の理不尽さとか

などなど書いてます。

ユストクスは貴族院に残しスチュワートと情報収集させる。


フェルディナンドとローゼマインはハルトムートを伴い帰領した。


先ずは神殿に向かいアーデルベルト神殿長と、イルムヒルデ孤児院長にリンクベルク家の状況を確認した。


ボニファティウスが中継ぎアウブとなったことでエックハルトとランプレヒトがとりあえず領主候補生になった事でリンクベルク家を取り巻く状況が一変していた。


蟄居になりつつも権勢を誇っていたヴェローニカが白の塔に行き、旗頭と目されていたジルヴェスターが貴族ではなくなり青色神官になった事でと急激にヴェローニカ派が瓦解したことでライゼガングがのさばり出していた。


エックハルトとランプレヒトが領主候補生となったことでライゼガング系の女子を娶らせようと躍起になっていた。


エックハルトは未だにフェルディナンドの側近に未練を残し模索しているようでイライラが募りフェルディナンドの側近の下級貴族に八つ当たりしていた。


ハイデマリーはフェルディナンドの側近になれないのならフェルディナンドの第二夫人を目指していてなんとかローゼマインを貶めないかとローゼマインの側近に嫌がらせをし続けていた。


それが見て取れたのでカルステッドとエルヴィーラがなんとかしようと動くもランプレヒトまでもが領主候補生になった事で

カルステッドの弟が自分の息子も領主候補生にとライゼガング二根回しを始めた事でエルヴィーラの動きが止まってしまった。


ボニファティウスはそういう細かいことが苦手なため何もできずにいた。


さて、どうするべきかとアーデルベルトもイルムヒルデも考えあぐねていたところだった。


「フェルディナンド様先ずはエックハルトをどうにかしないと眷属にはなっていない下級貴族の側近が潰されてしまいますね。」


「そうだな。眷属になっているグレーティア達は大丈夫だろうが…」


「それにハイデマリーは許せません!フェルディナンド様の第二夫人などありえません!」


「それはもちろんだ。私は君以外娶るつもりはないし、神に認められるには他の女性など邪魔なだけだ。」


「では、他の織地のようにエックハルトとハイデマリーを結びつけますか?」


「そうだが…ライゼガングが増長するのではないか?」


「そうですね…確かにハイデマリーもライゼガングの一員ですし…ではハイデマリーには貴族員で他領の者にブルーアンファ様に踊っていただきましょう。」


「神に頼むのか?」


「わたくしブルーアンファ様とは仲良しですのよ!?」


「エックハルトはどうする!?」


「そうですね…あまりにフェルディナンド様に執着しすぎているので…こちらも他領の者にブルーアンファに踊っていただきましょう!だって恋すると周りが見えなくなるではありませんか!」


「まぁ執着が他に移るのなら良いと思うが…」


「ローゼマイン…そんなに神様を簡単に使っても良いのか?」


「神殿長。大丈夫ですわ。わたくし本当にブルーアンファ様と仲が良いのですよ。うふふ。」


「では、私もよく祈っておくとする。」

「お願いしますね。フェルディナンド様。」


「では…カルステッドの弟のことだが…」


「彼にはギーベになってもらいましょう。ヴェローニカ派で不正をしていた者が処罰を受けて空いたギーベ領があると思いますがそちらに移ってもらいましょう。その時にはグードルーンとは離縁してもらって。」


「そうだな。父上ボニファティウス様に進言してもらえますか?」


「あぁいい考えかもしれんな。領都を離れれば冷静になれるかもしれんが…離縁は受けるかのう?」


「グードルーンは側仕えとして領都にいなくては駄目ですからね。若いギーベ領の貴族の娘を見繕いましょう。」


「母上に心当たりが?」


「ええ。そこは任せて頂戴。」


「トラウゴットはどうするのですか?」


「彼はまだ洗礼前だが跡取りとしてギーベについていかせれば良い。グードルーンが苦労するからなあの性格だ。」


「そうですね。それがいいでしょう。」


エックハルトとハイデマリーはボニファティウスに呼ばれ帰領してかなりの叱責を受けたあと貴族院に帰った。


後にエックハルトはプレーベルタークのフロレンツィアにブルーアンファが舞った。この織地ではフロレンツィアはエックハルトと同い年として生まれていた。


ハイデマリーはダンケルフェルガーのハイスヒッチェにブルーアンファが舞った。


これによりフェルディナンドへの執着心がなくなりそれぞれのお相手を追いかけ回すことになった。


そしてユストクスはスチュワートと情報収集を精力的に行った。


と、ここまで。