今度は女神様17 | エミソナのブログ

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などなど書いてます。

ヴェローニカを捕縛に向かったボニファティウスとカルステッド。


蟄居しているはずのヴェローニカは派閥の貴族を招いてお茶会中だった。


「ヴェローニカ様ジルヴェスター様は上手く事を運べましたかしら?」

「ジルヴェスター様の事ですから間違いございませんでしょう?首尾よくローゼマイン様の婚約者になれましたらすぐにでもこの離宮から城に移動になられますわよね?ヴェローニカ様?」


「フェルディナンドを他領に追い出せば必然的にローゼマインが手に入れられるわ。次期アウブの座はあの娘が握っているのですもの。相手はダンケルフェルガーですからねフェルディナンドとて袖にはできないはず。」


「でも、あのやる気のないジルヴェスター様をよくあんなお子様のローゼマイン様にブルーアンファが舞ったなどと言わせることができましたね?何か秘訣がお有りなのですか?」


部屋の中は甘い香りが漂って…


「ええ。それは秘密ですわ。うふふ。」


「それにしても忌々しいのはイルムヒルデ様ですわ。お子様が産めないからずっと独身を貫くなんて仰っていらしたのにどこからか連れてきたフェルディナンド様をご自分の実子にしてアウブの第一夫人の座をヴェローニカ様から奪い取るなんて!毒をどれだけ仕掛けてもあの病弱だった方が倒れもしないなんて一体何が起こっているのかしら?」


「まぁあなた達それは声を大きく言ってはだめよ。わたくしは何も知りませんからね。」


「ええもちろんですわ。わたくし達は何も知りません。ですわよね?」


と、そこへボニファティウス達が入ってきた!


「今のはどう言うことだ?それに蟄居中の身なのに何故お茶会などしている!ヴェローニカ!」


「まぁボニファティウス様!一体何のようです!無作法な!」


「ヴェローニカ!其方を領主候補生を害した罪で捕縛する!」


「何を!証拠もないのに!」


「証拠などなくとも関係ない!女神様の命令だ!」


「女神様?なんですそれは!」

と、その時天井からキラキラと光の粒が溢れていて…


ヴェローニカにはその粒を浴びると…光の帯に巻かれていた。


そして…

《ヴェローニカの神の意志は剥奪しました。そのまま白の塔ヘ。光の帯は白の塔に入れば解かれます。》


と、女神ローゼマインの声が響きました。


その場にいたヴェローニカ派の貴族たちはカルステッドに捕縛され、ヴェローニカと一緒に白の塔へと連れて行かれた。


一方神殿に飛ばされたジルヴェスターは何がなんだかわからないうちに青の衣に変わっていてヴェローニカの弟の神殿長の前にいた。


そこにアーデルベルトとフェルディナンドがやって来た。


「ジルヴェスター!一体どうしたのだ!いきなり現れて!それにその青の衣はどうしたのだ?」


「私にも何がなんだか。父上たちと話をしていて…いきなり女神が現れて…!そうだシュタープ!」


ジルヴェスターはシュタープを出そうとしたが出なかった。


「どうして!シュタープが出ない!」


「ジルヴェスター。其方のシュタープは女神様により剥奪された。貴族籍も剥奪だ。これより青色神官になり魔力を神に領地に奉納せよ。」


「何故だ!私は次期アウブだぞ!」

「そうだ!そんな事姉上が許すはずないではないか!?」


「フェルディナンド。ベーゼヴァンスを縛れ。」

「はい。父上。」


フェルディナンドはシュタープを出すと光の帯で縛り上げた。


「何を!」

「ベーゼヴァンス。其方は姉の威光を傘に来てやりすぎた。副団長!ベーゼヴァンスを牢に入れろ!」

「はっ!」


「ジルヴェスター。これより其方は青色神官だ。神殿長ベーゼヴァンスは更迭。私が神殿長に就任する。そこで其方を1から教育することにした。人として育て直しだ。」


「私は貴族です!こんな穢らわしい場所にいていい人間ではありません!」


「兄上…そんな風に神殿を思っていたのですか?」

「フェルディナンド!何を言ってる!神殿は汚れきっているではないか!貴族が入るところではない!貴族にとっては墓場と一緒ではないか!」


「はぁ…私は一体…何を守ってきたのだろう…」


「フェルディナンド。ジルヴェスターは他の織地でもこんなだったのか?」


「私は全ての織地で何の瑕疵もないのに神殿に入れられました。私を守るためだと言われて…」


「その時私は…」

「父上は病床に…」


「そうか…私がヴェローニカを好き勝手にさせ過ぎた弊害だな。それを全て其方が被ったのだな。済まなかった。不甲斐ない父親で。女神様が怒るわけだな。」


「父上…でも神殿に入ったからこその出会いがありました。」


「そうか…私はこれより神殿長になる。アウブは中継ぎでボニファティウスに譲ることとする。次期アウブは其方で良いか?」


「いえ、私は補佐の方が向いています。」


「そうか…ではローゼマインが次期アウブで其方がアウブ配と言うことで良いな?カルステッドの息子たちを領主候補生とする。良いな?」


「はい。父上。」


「父上!何を言っているのです!私が次期アウブです!ローゼマインが次期アウブになるなら私がアウブ配です!」


「ジルヴェスター。其方はジュタープが剥奪された以上既に貴族ではない。しばらく反省室に入っていろ!」


ジルヴェスターは護衛騎士に反省室に連れて行かれた。


と、ここまで。