今度は女神様15 | エミソナのブログ

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叡智の女神ローゼマインが降臨した。


《貴方に舞ったのは本当にブルーアンファなのかしら?》


女神ローゼマインがジルヴェスターに問うと又天井から光の粒が降ってきて…


《あら?わたくし達はジルヴェスターの前で舞ったことはなくてよ!?》


そこにはブルーアンファ様が降臨された。


《叡智の女神ローゼマインこのジルヴェスターには沢山の混沌の女神に操られた者たちがついているようよ?》

アーデルベルトや、ボニファティウスはいきなりの女神たちの降臨に平伏しました。


「女神様…申し訳ありません。ジルヴェスターが失礼を働きました。」


《そうですね。フェルディナンドとローゼマインを引き離すことは誰であっても許す事はできません。ジルヴェスターはヴェローニカとその配下の者に操られていたようですね。何故ヴェローニカを白の塔に入れないのですか?命を取るまではしませんがあの者は罪を犯しすぎました。離宮で蟄居など甘い罰では済まないのです。それにジルヴェスターを使ってフェルディナンドやローゼマインを害そうなどと到底許せません。》


「申し訳ございません。ヴェローニカは即刻白の塔ヘと送りたいと思います。」


《ジルヴェスター。貴方は本当に愚かに育ちましたね。貴方はいつもそう…貴方は神殿にお行きなさい。そこで真摯に神に祈りを捧げなさい。アーデルベルト、ジルヴェスターの貴族籍を剥奪して青色に落としなさい。》


「それは…」


《アーデルベルトは本当に甘い人ですね。ジルヴェスターを貴族のままにしていても改心はしません。最高神の裁可でこの者の光の女神は取り上げています。2度とジルヴェスターは婚姻することはできません。ジルヴェスターは様々な織地で自覚なくフェルディナンドとローゼマインを苦しめたからです。この者はいつでも己と血を分けた家族が優先されてアウブとして民を慮ることもしませんでした。ひとえにアーデルベルトの教育不足でヴェローニカの醜い欲のせいです。》


「それほどですか…」


「父上!この者たちは本当に神なのですか?信じられません!」


《わたくしは貴方の前ではけして舞いませんよ。神の愛し子だったマインと命の神の愛し子フェルディナンドを苦しめた罰は貴方は今後恋などできない淋しい人生を送ることなんですから。》


《ジルヴェスター。貴方から神の意思を返してもらいます。》


女神ローゼマインが手をかざしました。


すると…ジルヴェスターが蹲ったあと姿が消えました。


「ジルヴェスター!女神様ジルヴェスターはどこに行ったのですか?」

《シュタープを剥奪し身柄を神殿に飛ばしました。彼は最高神の裁可が降りるまで神殿から出る事はできません。祈念式さえもです。》


「最高神様が…それ程お怒りとは…」


《マインは異世界の神よりお借りした大切な人でした。フェルディナンドはそのマインの伴侶。それをユルゲンシュミットの貴族はずっと苦しめてきました。それを最高神だけではなく全ての神がお許しにならないのです。アーデルベルトも改めて思い知りなさい。》


そう言うと女神達は消えていきました。


「アーデルベルト。私はこれからすぐにヴェローニカを捕縛に向かう。」


カルステッドを連れてボニファティウスが部屋を出ていった。


「フェルディナンド…其方達は一体いくつの織地を巡ったのだ?」


「父上…数え切れないほどの織地ですよ…私はいつもいつも力及ばずローゼマインを泣かせてしまいました。私も今世は贖罪の織地です。ローゼマインと離れることなく神に祈りを捧げなければなりません。」


と、その頃ダンケルフェルガーでは…


「父上!マグダレーナとエーレンフェストのフェルディナンドとの婚約はどうなったのですか!?」


「ヴェルデグラフ。アウブエーレンフェストからは正式に断りを入れられたが…」


「複雑な状況の王族や、クラッセンブルグや、ドレヴァンヒェル、アーレンスバッハに嫁に出すことはできませんよ?あの性格です。無理です。その点下位の中領地のエーレンフェストからの婿入りなら丁度いい。それにあの者は貴族院始まって以来の天才と言われている。ディッターにおいても向かうところ敵なしで我が量の騎士見習いたちも彼を婿にと切望しています。」


「それなのだがな…其方は次期アウブなので話すがフェルディナンドは自領で既に婚約が整ってるのだ…」


「そんなもの破棄させればよろしいではないですか!我らは領地順位2位の大領地ですよ!」


「その婚約は王命出そうだ。」


「王命?」


「そうだ。先代ツェントの王命であると。」


「先代ツェントは既に亡くなっておられると言うことは変更できないではありませんか!」


「そうなのだ…それにマグダレーナ自身がフェルディナンドに暴言履き続けているのだ。」


そこにキラキラと天井から光が溢れ出し…


《貴方達がアウブダンケルフェルガーと次期アウブヴェルデグラフね?わたくしは叡智の女神ローゼマインよ。》


と、ここまで。