それから程なくしてネット上で日本の有名製薬会社が闇のドラッグを作り巷に広まっているという噂が広まった。
すぐに被害者が名乗りを上げ始めて警察も動かざる得なくなった。
そんな中でマインがストーカーの被害にあった。
相手はヒルデブランド。学校の行き帰りにフェルディナンドと歩いている所を見かけたヒルデブランドが見初めたのだ。
マインは学校ではアンゲリカ達に護衛されているし登下校も学校が隣同士なので常にフェルディナンドがいる。それなのにそれをかいくぐりヒルデブランドがマインに接触を図ってきた。
どこで入手したかスマホに何度もメールを送りつけ自宅には毎日プレゼントが届く。ついには自宅の風呂場を覗いてきたのだ。マインの家は古い日本家屋でわりと簡単に出入りできてしまい護衛のアンゲリカ達が帰った後に庭に入り込み覗いてきたのだ。
マインはすぐにフェルディナンドにテレパシーを送るりヒルデブランドをサイコキネシスで吹き飛ばした。
程なくしてフェルディナンドとエックハルトが駆けつけてヒルデブランドを取り押さえた。
ヒルデブランドは自分の父親は学園の理事長だからフェルディナンドの事を退学にさせるぞ離せと喚き散らした。
すぐにユストクスがやって来てこのまま警察に突き出してもいいがそれだと愛人の子であるヒルデブランドは父親に見放されるぞと脅した。
そしてヒルデブランドの教育係の者を呼び出して引き渡したがユストクスは今後マインには近づかないように釘を指した。
それを守らなければ愛人である母親も無事ではいられないと脅した。
ヒルデブランドはマインを未練たらしく見つめながら渋々と教育係の者と帰って行ったが…
「怖かったです!フェルディナンド。もう離れたくありません!」
「マイン…すまない。守ってやれなくて…」
「姫様、洋館に住まいを移しませんか?エルヴィーラ様いかがでしょう?」
「そうですね。2人は離していてはいけないように思います。マインこのまま洋館に引っ越しなさい。学校の用意だけでいいわ。荷物はおいおい運びましょう。」
「えっ、エルヴィーラ!マインをやってしまうのか?」
「仕方がないではありませんか!この家は古すぎて防衛面では不安だらけですし、どうせ今回の参謀本部は洋館ですし、マインとフェルディナンド様は夫婦なのですよ?」
「しかし…まだ高校生ではないか?」
「何を今更、諦めてください。カルステッド様。18になればすぐに婚姻届を出させますし、ユルゲンだったら星結びする歳でしょうに。」
「ふぇーんマイン。父さんはさみしいぞぉ」
「お父様。いつでも会えるではないですか!わたくしはフェルディナンドの側にいます!」
「ではこのまま洋館に行きましょう。しかしフェルディナンド様、ヒルデブランドはこのまま黙ってはいないでしょう。いかがなさいますか?」
「ふむ。洋館に帰ってから話し合うとするか。ハルトムート達を呼ぼう。」
「御意」
と、ここまで。