今度は逆行29 | エミソナのブログ

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さて…ハルトムートと、クラリッサはローゼマインが嫁盗りディッターで命を落とす織地に降り立った。


ローゼマイン3年生。フェルディナンドはアーレンスバッハにディートリンデの婚約者として旅立った後である。


この時ローゼマインは既に疲れていた。


フェルディナンドが居なくなったエーレンフェストを支えていたのはローゼマインだけ。


フェルディナンドが行っていた執務が全て回ってきていた。貴族院にいる限りはまだ気が抜けるがそれでも彼女の寂しさや、異世界との齟齬を埋めてくれる存在が居なくなったことにより彼女の心は悲鳴を上げていた。


そんなギリギリの状態の彼女のことを気に掛ける人はいない。アウブのジルヴェスターはローゼマインが成人した記憶を持つことにより彼女を子供だとは思っておらず有能さからフェルディナンドの代りをさせるべく動いていた。


ハルトムートはクラリッサと連携してローゼマインの心を守るべく動くことを決めた。


先ずはクラリッサがアウブダンケルフェルガーに接触を図る。思い込みの激しいダンケルフェルガー人には何を言っても自分の都合の良いようにしか判断しない。


アウブダンケルフェルガー夫妻もローゼマインの有能さを買っており領地に取り込みたいと思っていた。


クラリッサは普通に接してもたかだか上級貴族の子女の言う事などハナにもかけないと思いシュラートラウムに祈り幾つかの織地の悪夢を見させることにした。


毎夜、嫁盗りディッターでローゼマインを殺してしまったあと魔王フェルディナンドにダンケルフェルガーの地が更地にされる所、ローゼマインが死ぬと、途端にフェアドレンナの雷がレスティラウトとハンネローレに落ちて黒焦げになる所、ローゼマインが死ぬと一瞬にしてユルゲンシュミットが白の砂になる所、次々と悲惨な状況になる所を繰り返して見せた。


日に日に病み衰えるアウブダンケルフェルガー。

一巡りたった頃レスティラウトとハンネローレを領地に呼び戻す。


レスティラウトにローゼマインのことは諦めるように諭すがきかないレスティラウト。


妹ハンネローレのためにもローゼマインを娶りたいという。友達がいないハンネローレにできた初めての本好きの友達を自分が娶れば領地で心穏やかに過ごせると言って譲らない。


ハルトムートはクラリッサにレスティラウトにトルークを使用するように指示を出す。


アウブダンケルフェルガーはレスティラウトとハンネローレにエーレンフェストとのディッターを禁じて貴族院に送り出した。


そして運命の嫁盗りディッターを申し込むお茶会。


ハルトムートはまずヴィルフリートに軽い毒をもり病欠させる。


そしてローゼマインとハンネローレ、レスティラウトの3人でお茶会が始まった。


そこでレスティラウトはローゼマインに求婚はしたがローゼマインに断られるとディッターとは言わなかった。


あっさりと引いたのだ。


トルークが効いたようでディッターをローゼマインに仕掛けるとよくないことが起きると囁やき続けた。


求婚も儀礼的なものでローゼマインに対しての恋慕の芽は摘んでおいた。


どうにかローゼマインの嫁盗りディッターは回避できた。


3年生の領地対抗戦のときに寮に帰ってきたフェルディナンドとユストクスに接触したハルトムート。


この先の記憶を語って聞かせた。


翌日の卒業式。エーレンフェストの寮からアーレンスバッハの寮にディートリンデのエスコートに向かうフェルディナンドの姿はアーレンスバッハの寮に入ることはなかった。


フェルディナンドはアーレンスバッハ寮に向かう途中で襲撃を受けユレーヴェに浸かることになった。


襲撃を受けて傷を受けたがユレーヴェはエーレンフェストの神殿の隠し部屋にしかないとユストクスが主張して傷を負ったフェルディナンドがエーレンフェストに帰還した。


卒業式のディートリンデのエスコートは急遽姉のアルステーデの夫が務めた。そして髪飾り5つのモリモリスタイルで奉納舞でローゼマインの真似をしてピカピカひかり一瞬の選別の魔法陣を浮かび上がらせた。


その事でディートリンデが増長して自分が次期ツェントだと名乗りを上げそれを中央神殿の聖典原理主義者の神官が支持した。それからユレーヴェに浸かっていていつどうなるか分からない下位領地の領主候補生のフェルディナンドとの婚約を次期ツェント配としてふさわしくないと一方的に破棄した。


そして、魔法陣を見たジギスヴァルトがディートリンデの事を第一夫人に据えると言い出した。


このあとの領主会議でアドルフィーネと星を結ぶことが決まっていたが急遽相手をディートリンデに代えると言い出したのだ。


グルトリスハイトに近いのはローゼマインではなくディートリンデであると、ハルトムートがトルーク漬になっているジギスヴァルトにこの織地に来たときから囁やき続けたのだ。


そのためにジギスヴァルトはディートリンデをフェルディナンドから奪うためにエーレンフェスト寮から出た所を襲撃させた。


前夜ハルトムートからジギスヴァルトがトルークに侵されているのを利用してフェルディナンドに対しての襲撃をけしかけたのでそのつもりで軽い傷を受けて欲しいと、それを大ケガに見せかけてユレーヴェに浸かるためにエーレンフェストに帰還する事に持っていくと話し合った。


そしてフェルディナンドが居なくなってからのエーレンフェストのローゼマインに対しての非道をあげつらうとフェルディナンドは瞳を虹色にさせて憤った。


この時のフェルディナンドは既にローゼマインに対しての想いを懸想と自覚していた。数々の織地の記憶からもあるが何よりもフェルディナンドとローゼマインは唯一無二の一対だから。


そして大切なものは離してはいけないとたったひと季節で思い知ったのでハルトムートの策に乗った。


ジギスヴァルトの言い分を飲んだ父親のトラオクヴァールはアドルフィーネにアナスタージウスの第二夫人へと打診した。


ドレヴァンヒェルは土壇場での婚約破棄に納得せず、ましてや第二夫人などとは言語道断として代わりにトラオクヴァールと養子縁組して王女させることを迫った。


そしてフェルディナンドの婚約破棄は成立して晴れてフェルディナンドはエーレンフェストに帰還が認められた。襲撃で負った傷などフェルディナンドにとっては蚊に刺された位の傷であるから勿論ユレーヴェなどには浸かっていない。ユストクスの癒しで綺麗に治っている。


心配して神殿に帰ってきたローゼマインに無事な姿を見せ隠し部屋で彼女に対しての想いを伝えた。


ローゼマインもフェルディナンドが居なくなってから彼が彼女にとっていかに大事な人だったかを思い知り彼が居なければこの世界で生きていけないと縋り付いた。


そこでフェルディナンドはローゼマインのヴィルフリートとの婚約を破棄して自分と星を結んでほしいとプロポーズする。ジルヴェスターや、ライゼガングのことは自分が方を付けるから心配するなと告げた。


ローゼマインは嬉しさで涙が止まらない。


このあとフェルディナンドはジルヴェスターになぜローゼマインに女医を付けていないか詰め寄る。フェルディナンドがヒルシュールの伝で用意した女医をフロレンツィアに付けたとハルトムートに聞き許せなかった。


ジルヴェスターはフロレンツィアが懐妊したためにそれまでの主治医をシャルロッテに回し優秀な新しい女医をフロレンツィアに回したと言う。


ローゼマインにはハルトムートとクラリッサが回復薬等が調合できたのだから問題ないと悪びれもなく語った。ローゼマインは2度目のユレーヴェで健康になったのだろう?優秀な女医は必要なかろうと言い切った。


フェルディナンドはアーレンスバッハに旅立つときにジルヴェスターにローゼマインの事をくれぐれも頼むと何度も頭を下げていた。自分達がローゼマインの意思を無視して貴族にしてしまったのだから彼女を守ってほしいと懇願していたのだ。


考えなしのところがあるジルヴェスターだが性根は腐っていない優しい男だと思っていたのだが実際はローゼマインの事を所詮は平民と侮っていた。本当に優しい男ならフェルディナンドがヴェローニカに毒を盛られていたり刺客を送られていたりしたら神殿に逃げろと言う前に排除したであろう。けれど切り捨てられるのはいつもフェルディナンドだった。それをローゼマインにも行っていたのだ。フェルディナンドの心はもうジルヴェスターにはない。彼がどうなろうとどうでも良くなった。


フェルディナンドはジルヴェスターにローゼマインとヴィルフリートとの婚約破棄を伝える。


ジルヴェスターはそれではヴィルフリートが次期アウブになれないとごねるが、ボニファティウスとカルステッドも婚約破棄に同意して認めないならジルヴェスターをアウブから引きずり下ろすと告げる。


ハルトムートとクラリッサはこのあとゲオルギーネがエーレンフェストに侵攻、ユルゲンシュミットを裏切りランツェナーベからジェルヴァージオを引き入れメスティオノーラの書を得て外患誘致を行うとフェルディナンドに告げる。


それを聞いたフェルディナンドは残りのメスティオノーラの書を始まりの庭で受け取りアーレンスバッハの国境門を閉める。


その時に幾つかの織地の記憶を一緒に授けられローゼマインがフェルディナンドを庇って女神を降臨させその力に押しつぶされ亡くなる織地や、自分がディートリンデに毒殺されてその後にジギスヴァルトによってローゼマインがアダルジーザ離宮に押し込められて姫花として娼婦に貶される織地等を見せられた。許せない記憶を見たフェルディナンドは神も王族もエーレンフェストもダンケルフェルガー、ドレヴァンヒェルも許せない。


ダンケルフェルガーはフェルディナンドからローゼマインを引き離し、自領に取り込み妹マグダレーナの息子のためにアーレンスバッハの領政を優秀なフェルディナンドに整えさせようと企んでいた。ドレヴァンヒェルもまた自領から養女に出したレティーツイアのためにアーレンスバッハを上手く回せるようにフェルディナンドを駒にしていた。勿論そんな事は到底許せない。フェルディナンドはドレヴァンヒェルには傀儡のツェントにアドルフィーネを立てることにする。ダンケルフェルガーはレスティラウトにエグランティーヌを充てがいアナスタージウスに復讐する事にした。ローゼマインに対して行ったアナスタージウスとエグランティーヌの行為は許されるものではない。


対立しているクラッセンブルグの姫であるエグランティーヌをアナスタージウスから取り上げレスティラウトに娶らせることでダンケルフェルガーの領政が混乱を招くことが罰になる。


ハルトムートもクラリッサも王族でジギスヴァルトだけは許せなくフェルディナンドに言われるまでもなく排除に動いた。


ジギスヴァルトはラオブルートによって既にトルーク漬になっていたがさらにトルーク漬にしてディートリンデと星結びをさせてからアダルジーザ離宮に男娼として在籍させる様に動いた。


ユストクスをアウブドレヴァンヒェルに接触させてアドルフィーネが養子縁組で養女となったら彼女に1代限りのグルトリスハイトを授けるといい彼女にそれまでに祠を廻り全属性になれと命じる。


時間はかかったがアドルフィーネは全属性になった。フェルディナンドは始まりの庭で女神に頼みアドルフィーネのシュタープを成長させてもらい、傀儡のツェントにたてた。自分は影のツェントとして国の礎に魔力を注ぐ。そして次代から正式にメスティオノーラの書を取得させると約束すると女神はフェルディナンドに協力すると言った。


アドルフィーネはローゼマインが4年生の年の卒業式で皆の前でグルトリスハイトを顕現させた。


トラオクヴァールは次期ツェントをアドルフィーネだと宣言する。


そこで騒いだジギスヴァルトとディートリンデを捕縛してアダルジーザ離宮に男娼と娼婦として送り込んだ。ハルトムートとクラリッサの計画は上手く行った。


それから領主会議でアドルフィーネのツェント就任式が行われるとゲオルギーネがエーレンフェストに侵攻した。


待ち構えていたフェルディナンドや、ボニファティウスにあっけなく返り討ちにあい高みに上った。


グラオザムは息子マティアスに弱点をつかれあっけなく高みに上った。


廃領地になったアーレンスバッハにフェルディナンドはアドルフィーネに裏から指示してローゼマインをアウブとして就任させることを告げさせた。


前ツェントのトラオクヴァールは旧ベルケシュトックを与えられそこを治めるようにと王命が下る。第3王子だったヒルデブランドは教育不足を指摘されレティーツイアとの王命の婚約は破棄されてマグダレーナとの接見禁止を受ける。


レティーツイアはドレヴァンヒェルに帰領させる。


アナスタージウスとエグランティーヌは離縁させられてアナスタージウスは元中央を統治するように新しく領地コリンツダウムのアウブになる。そしてジギスヴァルトの第二夫人だったナーラエラッヒェと再婚させられる。


エグランティーヌはダンケルフェルガーのレスティラウトに嫁ぐように王命が下る。しかしレスティラウトは廃嫡上級へと落ちることが決定した。


アナスタージウスは不服としてエグランティーヌを取り返すべくダンケルフェルガーにディッターを仕掛けるが返り討ちに合う。


コリンツダウムはナーラエラッヒェがドレヴァンヒェルの養子の領主候補生と星を結びアウブとなることで決着する。


エーレンフェストではヴィルフリートが廃嫡、教育不足を理由にジルヴェスターとフロレンツィアは白の塔に入ることとなる。


次期アウブはメルヒオールがなり彼が成人するまではボニファティウスとシャルロッテが中継ぎアウブとなる事が決まる。


ローゼマインが5年生になる時に元アーレンスバッハの新しくアレキサンドリアになった地にフェルディナンドと共に旅立つ。


ローゼマインはフェルディナンドが女神に依頼して激痛を伴わない成長をしてゆっくりと大きくなっていた。


ハルトムートとクラリッサはフェルディナンドとローゼマインの幸せをアレキサンドリアで見ることができてその後幸せな一生を送った。