↭↭↭ユストクス邸↭↭↭
フェルディナンドの父親はマグダレーナとの婚約話を白紙に戻すために厚生労働大臣に揺さぶりをかけたと話した。
※※※アーテルベルト※※※
兄にカールハイントと母の所業の話をして味方になってもらった。兄は母親とは血が繋がらないので折り合いが悪かったが私のことは弟として可愛がってくれていた。本来なら冷泉家の跡取りだが早々に家を出て実力で日本最高峰の大学病院の院長にまでなった。幼馴染に総理大臣がいてその伝で厚生労働大臣に不正の証拠をちらつかせた。
母の事と不正の証拠を取引としてマグダレーナを引かせる。
厚生労働大臣自身はそれならばフェルディナンドが開発した薬の権利を寄越せと言ってきているらしいが…さて、どうするか?
厚生労働大臣と、ジギスヴァルトの家のつながりをつつくことが先か?それと母の厚生労働大臣の病院への投資も即刻止めなければ!このあたりはユストクスと相談だな。
まぁ厚生労働大臣とマグダレーナの事はどうにかなるとしても…母が脅されて薬の横流しと病院の不正使用をなんとかせねばならんな。
せっかく帰国したのにフェルディナンドとなかなか会えなくなるとセラディーナが寂しがっていたがエグランティーヌを下宿させることで精神的には安定しそうで何よりだ。
そう言えば…長男の事があって病院でのチャリティ演奏会を開いてないが今回は開いてセラディーナの心を癒やすか。
まぁやらなければならないことは沢山あるが…
※※※※ユストクス邸※※※※
「フェルディナンド。今年は病院で演奏会を開こうと思う。」
「まぁ!本当ですの?」
「あぁセラディーナ。長男も呼んでマインも参加してくれるか?」
「私…楽器は出来ないのですが…
」
「大丈夫だ!君は歌が上手いではないか!それで参加すればよろしい。」
「皆も?」
「ハルトムートはずっとヴァイオリンやっていただろ?アンゲリカはフルートをしていたのではなかったか?」
「はい。子供の頃からリーゼレータと一緒にフルートを習ってました。」
「流石フェルディナンド様記憶力がよろしいですね。クラリッサはギターですよね?」
「はい。」
「ギターなら俺もラウレンツも弾けます。」
「エグランティーヌは?」
「わたくしはチェロとピアノが弾けます。」
「わー皆さん楽器ができるのですね羨ましい~」
「マイン…」
「これから何でも習うと良い。因みに何が良いか?」
「そうですね…フルートですかね?」
「まぁ!それならばわたくしとリーゼレータでお教え致します!」
「よろしくね。アンゲリカ。」
子どもたちは演奏会の話で盛り上がっていたが…アーテルベルトはユストクスと別室に向かった。
※※※※別室※※※※
「所で…厚生労働大臣の方はこれからどうする?あまりやりすぎても影響があるのではないか?」
「そうだな…ユストクス何か良い案はあるか?」
「病院の投資は即刻中止に追い込むとして、不正の証拠と香子様の事は相殺。薬の事は…マグダレーナの不正入学を突けばどうにかなるのではないか?それで婚約話に方を付ける。」
「そうだな。それしかないだろう。」
「先ずは不正を犯した教授を締め上げる。」
「よろしく頼む。」
「任せてくれ。フェルディナンド様とローゼマイン様のためだ。」
「頼りにしているユストクス。」
と、ここまで。