今度は逆行14 | エミソナのブログ

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などなど書いてます。

さて…


ローゼマインは自室の隠し部屋へと急いだ。


そこで声を上げて泣いた。ローゼマインは日本人の麗乃であった時は本が恋人で恋愛なんか考えたことなかった。


しかし前回ユルゲンシュミットで五歳の時に目覚めてマインになってローゼマインになってフェルディナンドに出会って色々なことを乗り越えて婚約して生まれて初めて口付けをしてその時にフェルディナンドを好きだと思った。


でもそんな事で気づく前に彼と離れる時にどうしょうもない寂しさを感じたし離れたくないと心から思った。そして何を置いても彼を救いたかった。王族に連座にすると脅された時自分を差し出すことに躊躇しなかった。


彼が毒に倒れた時どんな相手を敵に回しても助けに行った。


それだけ彼を愛していた。今思うと分かる。あのときは経験したことがない想いに戸惑っていたのだと分かる。そしてこの世界の異物である自分が彼を愛することに蓋をしていたと。


時を駆けて彼を救いに行った時にヴェローニカが許せなかった!だから…


そしてやり直し。ユルゲンシュミットの礎を満たしてエグランティーヌに渡せば自分は元の世界へ帰らなければならない。それはもう決まっていること。フェルディナンドのそばにはずっとはいられない。


エグランティーヌが子供を産んだらメスティオノーラの書を取得したら自分は元の世界へ帰る。あと数年。


もう側にいることが出来ない。そう思うと涙が止まらない。


彼の横にはきっとシャルロッテが立つことになるだろう。ジブンではない誰かが立つことが悲しくて仕方がない。


そう思っているといつの間にかゲドゥルリーヒにもらった玉を握りしめて泣いていた。


玉はローゼマインの流す涙を取り込んでいった。


この玉の意味するところはわからないがなぜがしばらくすると心が落ち着いてきた。


暫くすると呼び出しのベルが鳴る隠し部屋を出るとひどい顔をしているとアンナカレンが癒やしを送ってくれた。


そしてアンナカレンとグレーティアが黙ったままローゼマインをそっと抱きしめてくれた。


一方フェルディナンドはリングベルク家にやって来ていた。


そこでの話し合い。


カルステッドはジルヴェスターとフロレンツィアの所業が許せずに筆頭護衛騎士を辞任してきたという。


エルヴィーラもフロレンツィアに引導を渡したと。


あまりにじぶんかってな考えにこれ以上はついて行けない。ライゼガンクを蔑ろにしすぎる。これではもうライゼガンクを抑えることは出来ないと。


言うに事欠いてローゼマインを愛妾にするなどと到底許せるものではないと口々に言う。


フェルディナンドも、もうジルヴェスターを支えることは出来ないという。


フェルディナンドはあの話し合いでローゼマインの去っていく後ろ姿を見た時に自分の気持ちがはっきりとわかった。


前アウブエーレンフェストである父の遺言はエーレンフェストを頼む、ジルヴェスターを支えてくれと言われたがそんな遺言はもう自分にとってどうでもいいことのように思えた。


確かにあのアダルジーザ離宮から救い出された恩はある。しかし父はヴェローニカから守ってはくれなかった。兄も守ってはくれず神殿にまで貶された。兄嫁は自分に向けられた義母の害を己に流してきた。


どんなに尽くしても己のことを思い優しい思いで包んでくれたのはたった1人だった。その1人がいつの間にか自分のゲドゥルリーヒになっていたのだ。


カルステッドとエルヴィーラにこのままではエーレンフェストも駄目になると告げると彼らも同意見だと言う。


このままではライゼガンクが暴れ出す。ジルヴェスターにはライゼガンクを抑えることはできないだろう事で一致した。


エルヴィーラはフェルディナンドにあの時ローゼマインは哀しみで一杯だったのではないかと言う。


2人で話し合ったのかと問う。


フェルディナンドは自分にはローゼマインしかいないがローゼマインは何かを隠している気がしてならないと。そしていつか何処かに消えてしまうのではないかと恐れていると言う。


エルヴィーラは自分も同じように感じていると。ユレーヴェから目覚めたローゼマインは以前のような天真爛漫な笑顔を向けてくれなくなった。何かをこらえているような苦しい表情を見せることがあると伝えた。


ジルヴェスターや、フロレンツィアがまた自分もしてしまったローゼマインに対する仕打ちが引っかかっているのかと思っていたがそれだけではないと言う。


何か一線を引かれているような気がしてならないと。


フェルディナンドはユレーヴェから上がったローゼマインにずっと違和感があった。そしてそれがずっと警鐘を鳴らしている。頭の中で彼女を離すなとずっと言われているような気がするのだ。


フェルディナンドは彼女を守るためならジルヴェスターからアウブの座を奪ってもいいとさえ2人に話した。


とりあえず先ずはレーベリヒトをフェルディナンドにヴェローニカの害を流していた罪で捕縛することにした。フロレンツィアの片腕を切り落とすのだ。


リングベルク家とフェルディナンドは静かに始動した。


と、ここまで。