さて、今日は…
二人組の男達に襲われた麗乃。
間一髪でフェルディナンドに助けられて…
家にそのまま帰るのを拒絶した麗乃を連れて自分の部屋に連れ帰ったフェルディナンド。
自分の上着を着せていましたが服は裂かれて泥だらけ。ストッキングも破られ素足がさらされています。
こんな姿を誰の目にも勿論フェルディナンドにも見せたくなかった麗乃です。涙が止まらずに流れています。
フェルディナンドはただ、黙って彼女を抱きしめます。どれくらい時間が経ったのかようやく涙が止まりました。
麗乃はフェルディナンドに掠れた声でどうしてあそこにいたのか尋ねます。
フェルディナンドは正直にたとえシュウと婚約したとしても自分が麗乃を諦めることはないと言います。そして毎日麗乃の部屋の下で見守っていたと。
麗乃はフェルディナンドがローゼマインに言った事を忘れてはいないと告げます。
そして、自分はもう汚れてしまったからフェルディナンドを受け入れられないと。
フェルディナンドは麗乃が汚れているなどと思っていません。確かに唇は奪われてしまったかもしれませんが、それで汚れてしまったとか穢れてしまった等とは思わないと断言します。
そして…あの初夜の日に言ってしまったことは自分が弱かったからだと。ずっと懸想してないと言われていたしたとえ男として見られてなくとも家族として側に居たかったのだと。
歳もかなり上でそれまで保護者として接していた自分に恋情を向けてくれなどと言えば離れていくだろうと予想していた。自分は魔石になるために生まれたのだからこれ以上の幸せを望んではいけないと思ったこと。
ローゼマインにはきっとこれこら愛する男が現れる。その時には自分は身を引かなくてはいけないと。思っていたことを正直に告げました。
それを聞いたローゼマインは確かに自分は懸想とか恋情などという可愛らしいホンワカな気持ちは分からないし持ってないだろうが自分はフェルディナンドが本当に大切で幸せにしたい唯一無二の人である。自分に触れてほしいのはフェルディナンドだけでキスしたいのも素肌に触れたいのもフェルディナンドだけ。
自分が初夜をどれだけ楽しみにしていたか切々と訴えました。
フェルディナンドの隣に自分以外の女性が立つのも嫌だし、自分以外の女性が彼に触れるのはもっと嫌。こんな醜い感情を懸想とは呼ばないと考えていたこと。そんな麗乃の告白にフェルディナンドはしばしばローゼマインの言う所の処理落ちをしていました。
そして、清い身体で、フェルディナンドに抱かれたかったが今はもうそれは叶わない。ここでお別れだと告げます。
フェルディナンドはその言葉に勿論納得はしません。
自分たちはお互いに愛し合っている。君に汚れなんか穢なんかないと必死に言います。
しかし麗乃は下を向いて唇を擦り続けます。
フェルディナンドはそんな麗乃を横抱きにして立ち上がり浴室に連れていきます。
シャワーを出してふたりで浴びます。いきなり服のままシャワーを浴びる麗乃はビックリしてフェルディナンドを見ます。
そこには切羽詰まって取り繕えなくなっているフェルディナンドが。
濡れる服を剥ぎ取られて気がつけばふたりとも裸になっていました。
フェルディナンドは麗乃には汚れなんかないと言いながらそれなら自分が消毒してやる。きれいにしてやると。
シャワーを流しながらも麗乃の顔中、身体中に唇を寄せます。
最初は抵抗していた麗乃ですがいつしかフェルディナンドの唇を受け入れ彼の全ても受け入れていました。
初夜の日にはできなかった事がこの日…
ふたりは抱き合ったまま朝を迎えました。
麗乃にはもうあの日の悲しみは消えていました。
もう一度だけ彼をフェルディナンドを信じて愛してみたいと思いました。自分にはフェルディナンドしかいないのだと。
フェルディナンドにも自分にはローゼマインしかいないのだと魂に刻まれた気がしていました。そしてもう二度と彼女を手放す事はないと彼の嫌いな神たちに心のなかで誓いました。
その時ふたりは虹色の光に包まれました。
眩しい光に目を思わず瞑ったその時に二人に女神の声が…
「もう手の掛かる子達ねぇ。あなた達は一本の糸なのだから離れられないのよ?離れればどちらも生きていけないの。いい加減自覚してね。次は手を貸さないわよ」そんな声が二人を包み…気がついたら…
そこはアレキサンドリアのアウブ夫妻の寝室の寝台の上でした。窓のカーテンの隙間から明るい光が差し込む中ふたりは目覚めました。
気がついたらあの初夜の日の翌日の朝にいたのでした。
ふたりはフェルディナンドとローゼマインの姿で裸で抱き合いながらいたのです。
フェルディナンドはローゼマインはお互いに「愛している」と伝えて…口付けをしてました。
と、これで終了です。
私はフェルマイ至上主義なのでどんなに拗れても絶対に最後はハピエンにします!