あつめ。この世界のあまたから集め始める処のものに定めなく零れ来たる魂~実践形而上学的言霊学21 | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

後な真実のどこかに突き刺さればくらいの軽い気持ちで書かせてもらっています。


根拠的にどうかはともかく、あなたがここで感じることができたものが良ければそれでいいかと思います。


今回のお題目は「あつめ」です。

 

ヲシテ - Wikipedia をご参照ください。

 

「あつめ」(集め)は、散らばっているものをひとつに寄せるの意です。

言霊の第一規則に照らして直訳すると、以下のようになります。
「なにものかを生きるあなたは、この世界のあまたから集めようとする処のものに、自身を定めなく天から零れ落ちる処のものに生きている」

また、言霊の第二規則に即して訳すると、
「なにものかを生きる天は、あなたをこの世界のあまたから集めようとする処のものに、地を定めなく天から零れ落ちる処のものに生きている」
となります。

この世界のあまたから集めようとする処のものと、定めなく天から零れ落ちる処のものに生きているのとが連動しているのが、とても美しく思われます。


ふと松尾芭蕉が「奥の細道」で詠んだ句、

「さみだれを あつめてはやし もがみがわ」

を思い浮かべました。


定めなく天から零れ落ちるのが、ここでは地に澎湃として降り注ぐ雨で、

この世界のあまたから集めようとする処のものが最上川です。


天から澎湃として降る雨と、最上川の雄大な流れに、自然の人知を超えた力がいかんとなく感じられるのを禁じ得ません。



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