あなたによって踏み治められる大地の謂われ | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

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足の言葉




 その2 踏み治められる大地の謂われ



 大地は、足を持てるあなたを通して、主なるあなたであるものから生きられている、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地が、足を持つあなたを通して、主なるものから生きられるものであることを理解する。


 大地は、あなたの足によって踏まれることで、主なるものから生きられている、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地が、あなたの足から踏まれることで、主なるものから生きられるものであることを理解する。


 大地は、あなたの足によって踏まれることで、もとからなるあなたから生きられる、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地が、あなたの足を通して、あなたから生きられるものであることを理解する。


 大地は、足を持てるあなたを通して、もとからなるあなたであるものから生きられる、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地が、足を持つあなたを通して、あなたから生きられるものであることを理解する。


 大地は、主なるあなたであるものを通して、もとからなるあなたであるものに生きられる、とあなたは聞いた。


 あなたは、大地が、主なるものを介して、あなたから生きられるものであることを理解する。


 大地は、主なるあなたであるものを通して、大地を踏み治める足を、もとからなるあなたに与える、とあなたは聞いた。

 あなたは、主なるものを介して、大地から、大地を踏み治める足を与えられると理解する。


 大地は、主なるあなたであるものを通して、もとからなるあなたに踏み治められる、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地が、主なるものを介して、あなたから踏み治められるものであると理解する。


 大地は、もとからなるあなたに、大地を踏み治める足を与える、とあなたは聞いた。

 あなたは、大地から、大地を踏み治める足を与えられると理解する。


 大地は、主なるあなたであるものと、もとからなるあなたとの契約によって踏み治められることになったのである。

 もし、主なるあなたであるものが、もとからなるあなたに、大地の主となることを命じなかったら、あなたは、大地に仕えるものとして、大地から命じられるままに生きるものとなったであろう。

 しかし、あなたは自分を持つ以前のあなたではなかった。

 あなたは、自分自身に対する主人とならなくてはならないのである。


(続き)



     *


 7月1日、アマゾンにて、中世キリスト教神学にインスパイアされた哲学詩「人間の神学」(電子書籍、キンドル版)を刊行しました。


(第3章より抜粋)

 自分が他のものを介さず、直に自分自身と交わるということは、なにが自分であるかを確認しつつ、自分らしく生きるということである。

 それは、また、他のものから捻じ曲げられたりせずに、直に自分であるものから生きられるということである。






定価507円(USドル5ドルの円換算額)
こちらよりご購入いただけます。



<内容紹介>

中世ヨーロッパ神学に着想を得て、人間の信念について問いかける哲学詩。

序章 魂の入れ物である体を通して生きられている
第1章 否むことのできないところから立ちあがる(聖アンセルムス)
第2章 自分に基づくものだけを生きる(アベラルドゥス)
第3章 自分自身から直に生きられる(ルター)
第4章 一にして多である自分(ティエリー)
第5章 自分を育むために他者の存在がある(聖ボナウェントゥラ)
第6章 信じるものが自分を支えている(聖ベルナルドゥス)
第7章 共有できるものを生き合う(トマス・アクィナス)
第8章 具体的なものが、具体的な自分と他者を創る(サン・ヴィクトール学派)
第9章 反対のものからも、また創られる(クザーヌス)
第10章 他の誰でもない、自分であるものを生きる(ウィリアム・オッカム)
第11章 他者から生きられている自分を生きる(エリウゲナ)
第12章 互いは結ばれ合っている(ドゥンス・スコトゥス)
第13章 すでに生きられているものであることに気づく(エックハルト)
第14章 この世界はいかにも美しい(聖フランチェスコ)
終章 人間共通のものを通して、自分を超えた自分であるものと巡り合う

※ブログに掲載のものを元にしていますが、さらに思索を深め、進化を遂げたものになっています。


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