2 主なるあなたであるものとの問答
その5 あなたの行為
あなたの行為は、主なるあなたであるものが、もとからなるあなたを生きる「よすが」である、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為の中に、主なるものがあなたを通して生きるところのものを理解する。
あなたの行為は、もとからなるあなたが、主なるあなたであるものによって生きられる「よすが」とする、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為が、あなたを主なるものに結びつけるものであることを理解する。
あなたの行為は、主なるあなたであるものが、もとからなるあなたを生きるために、あなたに与えられる意味である、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為が、主なるものによって意義付けられるものであることを理解する。
あなたの行為は、もとからなるあなたが受け取るものを通して、主なるあなたであるものが生きる「よすが」となる、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為が、主なるものから意味づけられることによって、主なるものから生きられるものであることを理解する。
あなたの行為は、主なるあなたであるものが、もとからなるあなたに与える意味を具体化したものである、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為が、主なるものに対するあなたの意味を具体化したものであることを理解する。
あなたの行為は、あなたが受け取る意味を通して、あなたが生きるものである、とあなたは聞いた。
あなたは、あなたの行為が、その意味を通して、あなた自身を養い、培ってきたものであることを理解する。
もとからなるあなたは、自分というものを主なるあなたであるものと関係づけて、把握する。
それは、あなたが操るべき自分であり、主なるものの分身としての、あなたである。
(続き)
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台風が各地に災害を起こしている最中、とある病院に入院していました(2泊3日)。
今朝、無事退院しました。
入院中、自分の来し方を振り返る機会に恵まれ、新たな自分をこれからいっそう見出し、展開させていきたいという思いを強くしたところです。
自分にはやりたいことが膨大にあります。
人生が限りなくあれば可能ですが、残念ながら人生は限られています。
あとどれだけの時間が自分にあるかはわかりません。
この一時間が何年にも相当するかもしれない。
限られた人生を悔いなく、自分の可能性を信じて、力強く前に突き進んでいきたいと思います。
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7月1日、アマゾンにて、中世キリスト教神学にインスパイアされた哲学詩「人間の神学」(電子書籍、キンドル版)を刊行しました。
<内容紹介>
中世ヨーロッパ神学に着想を得て、人間の信念について問いかける哲学詩。
序章 魂の入れ物である体を通して生きられている
第1章 否むことのできないところから立ちあがる(聖アンセルムス)
第2章 自分に基づくものだけを生きる(アベラルドゥス)
第3章 自分自身から直に生きられる(ルター)
第4章 一にして多である自分(ティエリー)
第5章 自分を育むために他者の存在がある(聖ボナウェントゥラ)
第6章 信じるものが自分を支えている(聖ベルナルドゥス)
第7章 共有できるものを生き合う(トマス・アクィナス)
第8章 具体的なものが、具体的な自分と他者を創る(サン・ヴィクトール学派)
第9章 反対のものからも、また創られる(クザーヌス)
第10章 他の誰でもない、自分であるものを生きる(ウィリアム・オッカム)
第11章 他者から生きられている自分を生きる(エリウゲナ)
第12章 互いは結ばれ合っている(ドゥンス・スコトゥス)
第13章 すでに生きられているものであることに気づく(エックハルト)
第14章 この世界はいかにも美しい(聖フランチェスコ)
終章 人間共通のものを通して、自分を超えた自分であるものと巡り合う
※ブログに掲載のものを元にしていますが、さらに思索を深め、進化を遂げたものになっています。
