「信じているものから創造されている」。
信じることに重きを置いた中世のベルナルドゥスにしたがうならば、このように表現されるだろう。
あなたは、自分が信じているものから創造されている。
あなたが信じているものは人の信頼だったり、愛する人からの、また愛する人への愛だったりするだろうが、ここでは、あなたをあらかじめ生きる二つのものについて考えたい。
あなたをあらかじめ生きる二つのもの、すなわち、あなたを超えてあなたを生きるものと、互いに対等なものどうしの絆であるもの。
ここで重要なことを繰り返すと、あなたの中では、あなたを超えてあなたを生きるものが、つねに、互いに対等なものどうしの絆であるものよりも優位にあるということである。
それで、あなたを超えてあなたを生きるものを創造主、互いに対等なものどうしの絆であるものを、創造主が人類を生きるために創造した存在と捉えたのである。
あなたは、互いに対等なものどうしの絆であるものを信じることで、互いに対等なものどうしをよりよく生き合うあなたを生きることを通して、あなたを超えてあなたを生きるものから、あなたを超えたあなたであるものを生きる。
ただ、この逆は違うのである。
あなたが、あなたを超えてあなたを生きるものを信じ、それからよりよく生きられることは、互いに対等なものどうしの絆であるものを、あなたを超えてあなたを生きるものからより、あなたを超えたあなたを生きるために創造することになる。
創造は、破壊を伴う。
あなたは、あなたを超えてあなたを生きるものから、あなたを超えたあなたをより生きられるために、互いに対等なものどうしの絆であるものを作り変えなければならないのである。
かくして、よりよく生きられるための社会が想念されつづけた。
そして、互いがよりよく生き合われるために、互いに対等なものどうしの絆であるものは傷つけられ、おびただしい同胞の血が流されたのであった。
わたしがあなたにぜひ語りかけたいことは、あなたが、互いに対等なものどうしの絆を信じ、あなたを超えてあなたを生きようとしないことである。
あなたは、互いに対等なものどうしの絆から、あなたを超えたあなたを生きられる。
しかし、あなたが、あなたを超えてあなたを生きるものから、あなたを超えたあなたを生きられようとすれば、あなたは、互いに対等なものどうしの絆であるものを損なうことがあるかもしれないのである。
※本来、ベルナルドゥスのテーマにしたがって、前回、前々回のブログタイトルも変更したいところですが、タイトルを変更すれば内容も書き直す必要が出てくるので、一応、変更しないままにしておきます。
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