小説「あらかじめなる女」(仮題)の第8節のテーマは、「あらかじめ存在の根底の愛を生きている」です。
主人公のあなたは、自分自身を振り返り、どうしてこうも誰かを求めずにはおかないかを考える。
サイトの相手は、あなたにこう語りかける。
「人はみな孤独ということから逃れ出ることはできず、また人が人を求めるのも自分の孤独から出ていることなのではないかと思う。」
あなたは、自分がいかに孤独であったかを思う。
それは、いつも、あなたの存在の根底としてあなたに働きかけてきた。
そして、あなたを今突き動かしているものは、自分の存在の根底であるものの愛なのだ。
それは、あなたの対話者においても同じことが言えるのではないか。
あなたは、サイトの相手に対して、自分の存在の根底であるものを語りかける。
「あなたは、わたしとまったく無関係なのではない。
わたしは、あなたの孤独の声が聞こえる。
あなたは、わたしの存在の根底が求めた存在なのです。」
※このテーマの元は、中世の神学者ドゥンス・スコトゥス。普遍的なものは存在しないというものたちに対して、普遍的なものが存在していることを主張し、一切の原理である愛を説いて、愛の神学者と呼ばれた。
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