あらかじめ熱く創られている(続)~孤独が恋人を創造する | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

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世界とは、貴方について書かれた書物である。

 ひきつづいて第1章「あらかじめなる女」(仮題)の第1節「あらかじめ熱く創られている」について書きたいと思います。



 孤独が自分を創っている。



 エリウゲナ(中世のカロリング・ルネサンス期の神学者)的にいうなら、それは「創造されるが自らは創造しない自然」としての自分です。



 被造物としての自分。



 だが、この自分はまた世界の創造主としても存在している。



 あなたがこの世界が寂しい場所であると感じるとき、それは、あなたがこの世界を寂しい場所に創造しているからなのです。



 自分が創造した寂しい場所で、あなたは自分の孤独を生きている。



 そのあなたは、世界を創造する自然です。



 恋人と別れたあなたは、新たに自分が生きる場所を創造する。



 そこは、あなたの孤独の心を穴埋めしてくれる存在が待っている場所。



 あなたの孤独の心を癒してくれる存在もまた、あなたが創造したものです。



 そして恋人によって、あなたはより生きようとする。



 それは、世界を創造しつつ世界から創造される自分です。

 あなたの胸苦しさ、それはあなたの恋人のために設けられた祭壇です。



 しかし、あなたはまた、なにものをも創造しないし、なにものからも創造されない自然なのです。



 恋人など関係なく、あなたは存在しているのです。



 すなわち、恋人はもちろんのこと、恋人を創造するあなたもまた、あなたが自らあるために創造したものだとも言えるのです。


 と、この続きは、また次回をお楽しみください。


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