互いに対等なものどうしを生き合う 第88回 アクィナスその二 相手の言葉で導く | 同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

同胞たる、おっとりとした頬を求めて!

世界とは、貴方について書かれた書物である。

 今回は、「相手の言葉で導く」、です。



 貴方を導くには、わたしの言葉でも、誰かの言葉でもありません。



 考えてみると、そうなのではないですか。



 貴方は、貴方自身の言葉によって導かれている。



 貴方が信じているもの、すなわち、貴方自身の言葉が、貴方を導くのです。



 だから、わたしが貴方を導くには、貴方自身の言葉を用いなくてはなりません。



 貴方が信じているものにフォーカスして、貴方が信じるものに基づいて、貴方のうちに語り掛けなくてはならないのです。



 それをわたしの言葉で言おうとするから、無理が生じてしまうのです。



 わたしの言葉にしたがおうとしないので、貴方をさまざまに責めさいなんでしまうのです。



 それは、貴方のことを理解していないからです。


 貴方のことを理解しないで、貴方をしたがわせようとするのは、言葉の暴力です。


 わたしは、貴方の言葉に耳を傾けなくてはなりません。



 貴方がなにを基にして、自分をはぐくんできたかに気づかなくてはなりません。



 貴方が自分自身を導く貴方自身の言葉をおぎなう以上のことをしてはいけません。



 わたしが貴方にすることは、貴方の言葉が、貴方自身に通じやすいようにするだけです。



 貴方はなにを自分に求めていますか。



 貴方はどのように生きようとしていますか。



 そして、わたしに出来ることはなんですか。



 また、もし貴方が、自分の思いを伝えたい人がいたら、その人をはぐくんでいる言葉にフォーカスしてあげてください。



 そして、その人が自分の言葉にしたがって行けるように助けてあげるのです。